2019年 10月 30日
エトルリアの美ヴィラ・ジュリア博物館、ローマ
2千年以上も前に、こんなにも美しいものが、そして趣向を凝らした繊細なものが、つくられていたのだと、感嘆し、展示パネルの説明も読みながら訪ねていたら、あっという間に時間が経ったので、後半は急ぎ足で回ったのですが、それでも、ヴィッラ・ジュリアを出たのは、入館の4時間後でした。
最も魅かれたのは、やはりこの夫婦の寝棺(sarcofago degli sposi)です。紀元前530年〜紀元前520年の作と推定されるテラコッタの夫婦像の、ただそこにいっしょにいられる幸せと喜び、互いへの慈しみと、いついつまでも共にありたいという思いが、見ているだけで感じられて、見る者を包み込みさえするような、すばらしい作品だと思います。
当時すでにおたまがあったのだと、そんなことに妙に感心して、うれしくなったりもしました。
昨年夏にマレンマやラッツィオのエトルリア文明の遺跡や博物館を、いくつか訪ねたのですが、中には見ることができなかった重要な墳墓もあり、その墳墓の中で発見された出土品を、多数見ることができたのも、興味深かったです。今夜は、と言っても、もう真夜中を過ぎているのですが、遅くなりましたので、展示品について詳しくは、また後日ご紹介するつもりでいます。
このエトルリア博物館を擁する館、ヴィッラ・ジュリア(Villa Giulia)は、ローマ教皇ユリウス3世(Papa Giulio III、1487-1555)のルネサンス様式の邸宅で、この写真に見える天井画や壁画、そして、床のモザイクなどが素晴らしく、館そのものもまた、芸術作品です。
博物館を出たあとは、ボルゲーゼ公園を散歩して、途中で遅くかつ軽い昼食を食べてから、ブーゲンビリアが彩る階段を下って、ポポロ広場(Piazza del Popolo)を通り、宿泊していたホテルに戻りました。
それから、ホテルに預かってもらっていた荷物を受け取り、バス停からバスでローマ・テルミニ駅まで行き、そこから電車でペルージャに戻り、ペルージャ鉄道駅近くから、ミニメトロで、出発前に車を駐車していたピアン・ディ・マッシアーノの駐車場に行き、車でうちに戻りました。
あんなにも仲睦まじいエトルリアの夫婦像を見たあとではありますが、どの道を通るか、どういう交通手段で移動するかなど、そんなことで何かともめながら、ペルージャの自宅に戻りました。無事に旅を終えて、ペルージャのうちに戻ることができて、ほっとしています。
Museo Nazionale Etrusco di Villa Giulia
Piazzale di Villa Giulia, 9 - 00196 Roma, Italia
tel. : +39 06 3226571
Email: mn-etru@beniculturali.it
Sito : ETRU Museo Nazionale etrusco di Villa Giulia
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Incantevole la scultura del sarcofago degli sposi,
sempre insieme con la stessa tenerezza i due coniugi
si amano e si onorano tutti i giorni anche dopo la morte.
Gli etruschi già fabbricavano e utilizzavano i ramaioli.
Belli e interessanti anche altri reperti numerosi
del Museo Nazionale Etrusco di Villa Giulia.
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美術館や博物館は、じっくりと見ると時間が足りませんよね^^;
それだけ、内容が濃いというか・・・
イタリア語を解するなおこさんだから、じっくりと書いてある事も読まれたらそうなんだろうなあ~と想像しました!
いつも、ツアーで駆け足で、美術館や博物館を巡っているので、羨ましくも感じました♡
御夫婦2人で、楽しまれて何よりでした(*^_^*)
国立ヴィラ・ジュリア エトルリア博物館夫婦の寝棺、見惚れますね。
二人の顔がいいですね。うっとりと引き込まれそうです。
この二人が醸し出す雰囲気、そして二人の目に魅了されます。
サンタルカンジェロ城、バチカン、テベレ川、テルミニ駅、ポポロ広場、
真実の口等々、懐かしく、写真を見せてもらっています。
コロッセオの中に入り、見学したのも今は懐かし思い出です。
ローマはもう一度ゆっくりと訪れたいなぁと思いますが…。
ダン・ブラウンの『天使と悪魔』をローマの地図を片手にワクワクしながら
読んだことを思い出していました。
無事に新しいパスポートも手に入り、帰宅でき、よかったですね。
仲睦まじい夫婦像を見た後でご主人とどの道を通るか揉めたとのくだりで笑いました。
ケンカしながらも、できる相手がいることは、ありがたいのだなとは思うのですけれども。
おなかの具合はいかがですか?
エトルリア文明というのは 初めて知ったように思います。
本当に素敵なテラコッタですね。
二人のすがすがしい目の表情が たまりません。
そして建物自体もとても古いものなのに
こうして残されて活用されてるのですね。