2019年 11月 02日
ペルージャ行きホームの遠さにひた走る、ローマ・テルミニ駅
すでに歩き疲れていたわたしは、今回は宿泊のためにミニスーツケースも持って移動しなければいけないこともあって、バスでテルミニ駅まで行こうと言いました。ホテルのすぐ近くから、一度乗ったらそのままテルミニ駅まで行けるバスがあり、そのバスを利用すれば、歩く距離が少なくて済むからです。
けれども、そのバスで、テルミニ駅までは40分近くかかり、途中で多くの人の乗り降りもあったので、夫は地下鉄の方が快適なのにとぼやいていました。帰宅後に調べて、わたしも、ホテルから最寄りの地下鉄駅までバスで行って、そこから地下鉄でテルミニ駅に行く方法もあったと反省しました。わたしにとってはバスのみで行くのが一番楽だったのですが、わたしがバスに乗り込んですぐに空席に座ったのに対し、夫は移動にそんなに長い時間がかかると思わなかったからか、最初のうちは空席があったにも関わらず、途中からぎゅうぎゅう詰めになったバスに、ずっと立ったまま乗っていたのです。
余裕を持ってホテルを出たので、わたしたちが乗る電車が出発する40分前に、テルミニ駅に到着することができました。3月に教え子とテルミニ駅で待ち合わせたとき、最初に電光掲示板に出ていた到着ホームが、電車の到着直前に変更になったということがあったので、わたしは今回は、しばらくの間は店を見るか、何か飲んだり食べたりして休んで、掲示板は出発(partenza)の時刻がもっと近づいてから見たらいいのではないかと考えていました。実際、わたしがオンラインで切符を予約・購入した電車が出るのは17時58分の予定だったのですが、わたしたちが駅に着いたときには、まだ5時半過ぎに出る電車までしか、出発するホーム(binario)が掲示板に出ていませんでした。
けれども夫が、「他のことをするのはホームが分かってからにしよう」と言うので、写真に写るホームの右端、22〜29番ホームの前の掲示板を見つめながら、出発ホームの案内が出るのをじっと待ちました。
5時35分になって、ようやくペルージャ行きの電車の案内が掲示されたのですが、なんとホームが、2番東(2EST)となっています。
ということは、わたしたちがいる場所から、まずは反対の端にある1番ホームまで行って、さらに歩かなければいけないのだということで、案内表示に従いながら、夫と共に急ぎ足で歩きました。
驚いたことに、駅の構内の端まで行ったあと、さらにかなり先へと歩かなければならず、もう着いたかと思ったら、「あと280m」の表示があります。途中で、切符の提示を求められたので、スマートフォンにダウンロードしてあった切符を示して、さらにホームへと急ぎました。
上の地図にピンクのアステリスクで示した場所に、2番東ホーム(binario 2est)があり、この写真を撮った時点で、出発ホームを掲示板で確認してから、すでに9分が経過していました。
Ieri sera, Roma Termini: rielaborazione artistica di me che corro dal binario 28 al binario 2 est per prendere l'ultima coincidenza (con 2 minuti di scarto). pic.twitter.com/39yrJtQvxi
— Ringmaster¹³ ✵ ?? ?? (@PieraPi) June 19, 2018
わたしたちは、それでも出発の10分以上前に乗車することができたからいいのですが、このツイートを書いた人のように、他のホームに着いた電車からの乗り換えに2分しかないので、超人のようなスピードで走ることを余儀なくされる人もいて、インターネットで検索すると、このホームの遠さのために、電車に乗り遅れた人のSNS投稿も見つかります。この東の端のホームは、もっぱらウンブリアとローマを結ぶ電車の発着に利用されるようで、荷物が多い人や高齢者、障害を持つ方に対して不親切で、ウンブリアに不利益だという意見を載せている記事もあります。(例えばこちらの記事)
出発前に無事に乗り込むことができた車内で、携帯電話を充電しようとしたら、電車に備えつけの乗客用のコンセントをいくつか試しても、充電ができなかったので困りました。ローマからの出発当日になって、電車でペルージャに戻ることを決め、切符をオンライン予約・購入したために、紙の切符は持ち合わせておらず、検札の際には、わたしのスマートフォンにダウンロードしてある切符を見せなければならないのですが、電池残量が少なくなっていたからです。夫にも切符をメールで送付したものの、買ってまもないスマートフォンでは、どうやって機内に保存していいのかが分からないとのことで、ペルージャに向かう間じゅう、電源が切れたらどうしよう、検札係がそのあとに来たらどうしようと、はらはらしました。幸い、2番東ホームに入る前に、切符を提示していたからか、検札係が回ってくることはなく、問題なしに旅を終えることができたので、ほっとしました。
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E' così lontano il binario 2est, abbiamo quasi corso
per prendere il treno per Perugia alla stazione di Roma Termini.
Secondo molti dista 1km dalla stazione e
ci vogliono 15 minuti a piedi per arrivarci.
Meno male, comunque siamo riusciti a salire in treno in tempo.
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列車のホームの位置、遠いと大変ですよね!
京都線では、嵐山や亀岡へ向かう山陰線が遠くて、日常的に使う人は大変だなぁ~と感じます!
やっぱり、ちょっと地方へ向かう線は、不公平感有りますね!!
日本でも、イタリアでも同じなのがおもしろいですね!!
なおこさん、間に合って良かったです❤
スマホに入れた切符は確かに電源がアウトになれば危ないですね。せっかく切符を買ったのに罰金になっては困りますね。
やっぱり紙は有ったほうがいいのかとも思いましたが、旅先でネット予約した場合、印刷もできず、スマホの予備バッテリーが頼りかも・・・
無事に間に合って、電池が持ってよかったですね!
とにもかくにも、間に合ってほっとしました。
スマホに入れた切符、インターネットにさえ接続できれば、夫の買ったばかりの携帯電話はまだまだ電池が長持ちするので、時間がかかっても夫の電話から切符を見せることはできたのですが、まだ夫が使い慣れぬもので、それも面倒なので、問題なく旅を終えられて本当によかったです!
それでも乗り遅れたことがあります。
日本では古い駅で ホーム移動するには 長い階段しかなくて
重いスーツケースをどっこらしょと持ち上げながら 泣く泣く
階段を上ったことも。
国内一人旅のときに特急電車などを予約する際には
エレベーターに近い席を予約するようにしています。
naokoさん達は早めに駅に着かれたので
無事予定通り帰宅できて 良かったですね。
ローマの市内バスは循環するため、時間どおりに来るとは限らず、また渋滞で遅れる可能性もあるので、ホテルを早めに出たのですが、幸いすぐにバスが来て乗れたこともあり、余裕を持って到着できて、本当によかったです。
早めに行っていて、良かったですね。
私もフランクフルトの空港で端まで走ったことがありますよ。
幸い、飛行機の出発時刻が遅れたので、間に合いましたが、間に合わなかったらと必死に走りました。
スマホに入れていると、もしも電池切れしたらと心配ですね。
私たちは、コンセントがなくても、充電できる機器をいつも持ち歩いています。
これ、便利ですよ。
コンセントなしに充電できる機器、便利ですよね。そう言えば、友人が持っているのを見ていいなと思ったことがありました。ありがとうございます。情報を調べてみます。