イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

研究のための州庁・アグリトゥリズモ訪問での通訳、ウンブリア

 今日は朝から、約半年前から話をいただいていた通訳の仕事がありました。

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 日本の大学から研究のためにイタリア各地を訪問されている先生からのご依頼による仕事です。イタリアに数ある州の中から、鉄道の本線から外れているために、訪問に足を伸ばさないといけないウンブリアにわざわざ足を運んでくださったこと、このブログを機に、わたしにお声をかけていただいたことに、心から感謝しています。写真は、夕方最後のインタビューのあと、会場となったアグリトゥリズモで、先生といっしょに写してもらった写真です。アグリトゥリズモが人里から離れたところにあるため、運転手役を務めてくれた夫が、撮影してくれました。

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 最初の会場は、ペルージャ鉄道駅の前にあるウンブリア州庁(Regione dell'Umbria)です。黄葉が美しい菩提樹の下を通って、写真の左手に見える州庁に向かいます。

 ウンブリア州庁や企業などに訪問される日本の方の同行通訳を務めたことは、これまでにも何度もあるのですが、たいていの場合、イタリアや日本の仲介企業を通して依頼があるため、わたしの仕事はもっぱら当日の通訳でした。今回は、研究のためのインタビュー依頼とその日時の確定も含めて、お引き受けし、夫がちょうどウンブリア州庁に勤めているので、あらかじめどの課のどなたに尋ねればいいかを調べてくれて、実際に主として対応してくれそうな方とも、話をつけておいてくれました。

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 公式の返事がなかったため、わたしの方から担当課長に直接電話をしてみて、前課長がつい最近退職したこと、そして、訪問の2週間前の時点で、新しい課長がインタビューについてまったく聞いていなかったことが分かりました。訪問の際に担当する方が、すでに夫と話をして事情を知っているのだから大丈夫だろうと思いつつ、このとき不安になったのですが、今日、先生と共に、ウンブリア州庁を訪ねると、ウンブリアの農業・農村開発に携わる担当者の方はもとより、課長さんも同席してくださり、さらに他のお二人も同席してくださり、非常に詳しく質問に答えてくださって、とても内容の濃いインタビューとなり、はるばるウンブリアまでお越しになった先生が満足してくださって、いえ、感激さえしてくださったので、ほっとしました。

 州庁や企業への訪問の際は、一人ひとりが順に話をしていくことが多いのですが、今日の場合は、おそらく課長さんが新しい方であり、かつ、円卓で皆が発言しやすい状況であり、どの方もそれぞれの見地から、自らこうと思われることをどんどん発言されていったため、イタリアでは、特に日常の会話やテレビ番組の討論番組ではよくありがちな、一人が話し終えないうちに、他の人が口を挟んで、別の観点から話し始めるということが、今日はたびたびあり、話の流れを切らないために、自分が頭で記憶できる範囲までは複数の方の話を聞いてから日本語で先生の方にお伝えはしたのですが、そういう意味で、皆さんが、インタビューにとても熱心に答えてくださるばかりに、舵取りと記憶が大変でした。それだけ皆さんが、先生の研究の役に立てる発言を、それぞれに精一杯しようとしてくださったということだと思います。

 州庁の皆さんも、アグリトゥリズモの方もとても親切で、それぞれの仕事が忙しいでしょうに、時間の枠にとらわれず、しっかり向き合って応じてくださり、単に仕事でというのではなく、そこに人としての温かさや好意も見えて、イタリアのそういうところも、すばらしいなと思います。

 日本で熱意を持って研究をされている先生と、その熱意にしっかりと誠意で応えてくれるイタリアの方たち、ブログのおかげで、そうしたすてきな方たちの仲立ちことができたことを、ありがたく、そして、うれしく感じています。

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Missione compiuta!

Foto ricordo con il professore giapponese
che è venuto in Italia per la ricerca universitaria.
Alla sede della Regione dell'Umbria e all'agriturismo sono stati
tutti molto gentili, disponibili e il professore si è commosso
dalla loro generosità e da molte informazioni offerte
le quali dimostrano chiaramente l'importanza data all'agricoltura
da parte dell'Unione Europea, dell'Italia e della Regione dell'Umbria.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by u831203 at 2019-11-09 09:06
なおこさんは、ずいぶんお若いですね なかなかチャーミング
な方だとお見受けいたします
日本とイタリアの梯としてご活躍されておられる様子が伺えます イタリアも寒くなったでしょう ご自愛のうえ、ますますのご活躍をお祈りいたします masa
Commented by 3841arischan at 2019-11-09 15:16
日本の大学からの研究者の方の通訳、なおこさんに適役のお仕事でしたね(*^_^*)
州庁の方たちのあたたかい対応も嬉しい事でしたね♡
こういうお仕事で、お互いの人間性が出ると思います。
お仕事熱心な方同士が集まれば、おのずと熱い言葉を交わすことが出来て有意義な時間となると思いました♫
黄葉が美しい時期に来られて、この美しい風景がこころに残るであろうとも感じるお写真ですね~(^-^)
Commented by nonkonogoro at 2019-11-09 17:49
観光ではない通訳は 本当に神経を使われて
大変だったことと思います。
お疲れ様でした。

そちらは もう寒いのですね~
赤いダウン?コートがお似合いですね。(^^)/

Commented by milletti_naoko at 2019-11-10 05:41
masaさん、未年の50代なのですが、最近はブログで交流があったりコメントをかわしたりするお友達に人生の先輩も多く、80代の義父母も元気なので、今日より若い日はないという心持ちで過ごしていきたいと考えています。

温かいお言葉をありがとうございます。masaさんもがちゃぴん秀子さんも、季節の変わり目ですが、どうかお体を大切にお過ごしくださいませ。

Commented by milletti_naoko at 2019-11-10 05:46
アリスさん、今回は初めてわたしの方で訪問の日取りを決めて、大丈夫だろうかとどきどきしたのですが、イタリアの方の「何とかしてしまう力」(だから土壇場になって動くのかしら)に驚きつつ、懇切丁寧に、親切に対応してくださって、わたしもせっかく日本から来てくださったお客様のためにも、うれしかったです。夫から、担当者の方は、こういう訪問には慣れているとは聞いていたのですが、課長さんが他の職員さん二人と共に同席までしてくださって、ありがたいことだなと思いました。温かいお言葉をいつもありがとうございます♪
Commented by milletti_naoko at 2019-11-10 05:54
のんさん、ふだんは、役所にしても企業にしても、イタリア側も日本側も責任ある職に就かれている方がいる上に、仲介企業の方がいて指揮をとられる場合も多く、わたしはひたすら通訳に務めるのですが、今回はある意味、訪問日時を決めたり、インタビューの舵をとったりする大役もあったため、いろいろな意味で緊張しました。それだけに、皆さんに満足していただけたようで、ほっとしています。

雨が続いて急激に気温が下がり、昨日も今日も最高気温が12、13度、最低気温は約5度とかなり低い、寒い日が続いています。ありがとうございます。赤やワインカラー、ピンクなど、そういう色が好きで、ついつい選んでしまうので、うれしいです♪
by milletti_naoko | 2019-11-09 07:53 | Inteprete Traduzioni | Trackback | Comments(6)