2019年 11月 16日
荒波を越えるか通関可か化粧品、日本から取り寄せようとするけれど

その業者の商品を扱う店がウンブリア州にないわけではないのですが、遠方だったので、何度かオンラインで購入したものの、近年、シミが目立ち始めたのが気になって、石油由来成分など、肌に有害な物質を含まない、よりよい美白化粧品がないだろうかと、日本でも販売されていて評価が高いとあるフランスの業者の基礎化粧品を1、2年試してみたのですが、効果があまり感じられませんでした。夏の最も日の高い時間に山を歩いたり、汗が流れても、日焼け止めクリームを塗るひまなく、夫や友人たちを追って急がなければならなかったりすることが少なくなかった上に、夜更かしのための睡眠不足も肌に悪いのだと思います。さらに50代に入ったので、時の流れには逆らえないということもあろうと思いつつ、いつだったかイタリアの皮膚科医に、「そのシミはあなたのDNAで決まっているのだから、レーザーで取ることはできても、クリームなどではなくならない」と言われて、落ち込みました。そのときに、ひょっとしたらこのシミは、東洋人特有のものかもしれないと考えたこともあって、最近、アマゾン日本でよさそうな基礎化粧品を探していたら、これがよいのではないかと思うものが見つかり、料金を見てみると、イタリアまでの配送・手数料と輸入に必要な料金の合計が、同種の商品をイタリアで購入した場合の料金と、それほど違いません。イタリアに輸入できるだろうかと、郵便局のサイトで確認して、アルコールが成分に含まれているとできないようだけれども、わたしが取り寄せたいものは、すべてノンアルコールと書かれているので大丈夫だろうと、注文しました。

昔むかし、2002年の春、イタリア留学のために日本を出発する前に、日本の郵便局から国際スピード郵便で送った荷物が、頭痛薬と花粉症による結膜炎のための目薬を入れていたばかりに、長い間税関で差し止められたことがあります。差し止めた旨を告げる文書が、ミラノからわたしが留学していたマルケ州の小さな村に到着するまでに、ひどく日数がかかったためではないかと記憶しているのですが、そのとき、学校からファックスで薬の説明を書いた文書を送付すると、荷物は幸い、まもなくわたしの手元に届きました。そのとき、薬は二度と送らないようにしようと考えていたのですが、まさか基礎化粧品まで差し止められる可能性があるとは、思いも寄りませんでした。
今日、午後6時半頃に帰宅してメールを確認すると、配送業者のDHLからイタリア語でメールが来ていました。わたしが注文した商品は、空港検疫所による検査を受けなければいけないので、輸入品の個人使用申告書に、必要事項をすべて書き込み、署名をして、身分証明書と税務番号のコピーと共に、ファックスかメールで送るようにと書かれています。
金曜の夕方なので、すぐに書き上げようと思ったのですが、倉庫についての情報を書かなければいけない欄があるのに、そこに何と書けばよいかが、メールのどこを見ても分かりません。また、個人使用申告書には、請求書か領収書を添付するように書かれているのですが、わたしがアマゾン日本からメールで受け取った領収書の記載は日本語で、たとえ設定言語を英語に変更しても、肝心の商品明細が日本語のままです。ただ、配送状況を見ると、すでに香港の税関を通っているので、英語で内容を説明した請求書・領収書が荷物には添付されていて、そのためにわたしが送る必要がないので、DHL側は、わたしに添付するように言わなかったのだと思われますが、ひょっとしたら必要があるかもしれません。

以上2点について、DHLに質問しようと思ったのですが、そう思ったときには、もう午後7時直前でした。かなり高い通話料を取られるDHLの電話受付は月曜から金曜の午後7時までで、チャットなら無料ですが、そのサービスも金曜の午後6時半までで週末はなしということなので、おそらく、来週月曜までは返事が得られないのではないかという気がします。それでも、とりあえず、申告書と身分証明書のコピーを送るようにと、DHLがメールを送って来たアドレスに、上記の質問をイタリア語で書いて、送っておきました。DHLから催促メールを受け取ったのがヤフー日本のアドレスなので、そのメールアドレスから質問を書いて送ったのですが、ヤフーメールがDHLのメールからはじかれず、月曜の午前中には返事が届くことを願っています。でないと、火曜に届くはずだった基礎化粧品が届かないばかりか、日本に戻ってしまう可能性があるかもしれないと心配しています。
こんなことになるのであれば、おとなしく同種のイタリアの商品を購入しておくのだったと思うのですが、どうか無事に、注文した品が手元に届きますように。
購入した商品が国境を越えて、海外に暮らすわたしのもとに、無事届くかどうかということで、いつ雷雨になるかもしれない11月のアドリア海岸で、荒波に挑む人々を撮影した写真を、記事に添えておきます。
昨日から、数時間かけて、集中して一気に仕上げたい文書があるのですが、昨日は方々から様々な依頼や連絡が絶えず、今日も帰ってすぐに、この個人使用申告書を仕上げるのに時間を取られて、するべきことがまたもや翌日に持ち越されてしまいます。わたし自身ができるだけ早く仕上げたいだけで、特に締め切りがあるわけではないのですけれど、気になります。明日は午後から、遠方の友人の誕生祝いに、夫や義弟夫婦と共に出かけて、日曜の晩戻りますので、明日の朝にでも、何とか仕上げられるといいのですけれども。
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E' arrivata una email da DHL, mi dice di inviare
la dichiarazione al Ministero della Salute!
Ho ordinato i cosmetici dal Giappone per la prima volta.
Spero che essi mi arrivino.
Foto: coloro che sfidano le onde al mare di novembre.
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大変なのですね。
ちゃんと化粧品がnaokoさんの手元に届いて
そして しみ取り効果が現れるといいですね。
日本では レーザーによるシミ取りが 流行っているようです。我が家の近くには 健康保険がきくシミ取りをしてくれる皮膚科があるので 連日大にぎわいしています。
たしかに 一旦は シミが取れるようです。
私は もう年だし~ あまり気にならない程度なので
もっぱら コンシーラーで隠すことで 乗り切っていますが 化粧品で改善するのは いいですね。
レーザーのような外科的処置に頼ることはしないつもりなので、クリームや食事療法で無理なら、わたしの顔だものとこころ穏やかに共存していこうと思うのですが、しばらくはあれこれ方法を変えて、悪あがきをしてみるつもりでいます。
お化粧も控えめな人が日本よりは多いと思っていたのですが…
インドア派のsnowdropですが、サンルームにいる時間が長いので、顔の片側に、シミがより多いんです。私たちが若いころは、紫外線がガラスを透過することはあまり知らされていなかったですよね…
わたしも、おそらくは夫の車の助手席に座って、日に照らされることが多いからか、顔の右側にシミが多いし、大きめなのです。だから単にDNAとは言えないような。やはり海外在住の日本の方から、SNSや非公開・公開コメントで、やはりシミに困っているというコメントをたくさんいただき、皆さん同じように困っていらっしゃるのだな、ふだんコメントをくださらなくとも読んでくださっている方がいらっしゃるのだなと、心強かったりうれしかったりして、極めて個人的なことではありますが、こういうことも書いてよかったと思いました。帰国時に日本の化粧品や内服薬を購入されている方が多いようで、参考になりました。
仕事でこういうことに直接関わっている方のご苦労、日本とイタリア、様々な業者の板挟みになって、大変そうだなと思います。
私も、日焼けのせいか、顔や手の腕にシミが多く、悩みです。
若い頃から、スキーやテニスをして日焼けヲしてきたせいかと思っています。
美白化粧品を使ってみようかと思ったこともありますが、
それは、シミが出来難くなるのであって、出来てしまったシミには
効果がないのかな?と思ってみたり・・・
なので、未だに使ったことがありません。
初めて個人輸入をしたのは、今から20年以上も前で、その頃は、Amazonなどあったのかもわかりませんが・・・
アメリカのLLbeanというアウトドア用品の会社から直接輸入しました。
無事に届いた時には、感激してしまいましたが、
商品によっては、郵便局から直接届いた時と、
税関に留まってから届いた時とありましたね。
化粧品、無事に届くと良いですね。
わたしは日本でアメリカやイタリアから本を注文していたときは、かなりの数を注文したにも関わらず、一度も問題となったことがないのですが、なるほど日本でも税関で商品が差し止められることがあるんですね。ありがとうございます。思いがけず、今日の夕方、予定より1日遅れで無事自宅に届きました。