イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

鳥とベヴァンニャと聖フランチェスコ

f0234936_874319.jpg
 ベヴァンニャ(Bevagna)では、遅い昼食のあと、まず中心広場にあるサン・ミケーレ・アルカンジェロ教会(Chiesa di San Michele Arcangelo)、「大天使ミカエル教会」を訪ねました。

f0234936_7453850.jpg
Chiesa di San Michele Arcangelo, Bevagna (PG) 30/11/2019

 教会に近づくと、ハトたちの鳴き声が聞こえたのですが、夫に言われて、上を見上げて驚きました。

f0234936_7502752.jpg

 正面の壁のあちこちにハトたちがいて、二つの穴から2羽のハトたちがこちらを見やっています。

f0234936_7551023.jpg

 この写真でも、7羽のハトたちが、それぞれ好きな場所を見つけて、くつろいでいます。

f0234936_756836.jpg

 広場にある観光案内所で村の地図をもらい、城壁の外をめぐる散歩道を歩いていると、

f0234936_7582736.jpg

 城壁の窓の周囲にも、ハトたちがいて、うち2羽がこちらをじっと見つめていました。

f0234936_7595475.jpg

 そして、この窓の近く、反対側の道端では、こちらのガチョウたち2羽が、

f0234936_82276.jpg

にぎやかな鳴き声を立てています。おしゃべりしているのかな、それともケンカしているのかしらとわたしが言うと、夫は、ぼくたちが近づいたからと警戒するように呼びかけているんじゃないかなと言います。

f0234936_852111.jpg

 こんなふうに、気になる鳥との出会いの多い散歩となったのですが、城壁の中に入り、聖フランチェスコ教会(Chiesa di San Francesco)を訪ねて、その理由が分かったような気がしました。

f0234936_874319.jpg

 アッシジからリエーティの聖なる渓谷に行く最短距離の道沿いに、ベヴァンニャがあったので、アッシジの聖フランチェスコは、しばしばこの村を訪ねたそうです。そうして、ある日ベヴァンニャに到着し、ハトやカラスをはじめ、ありとあらゆる鳥たちがたくさん集まっているのを見て、説教をし、聖人の言葉を聞いて喜ぶ鳥たちに、祝福を施したのだそうです。

 教会の高みにあるステンドグラスには、その逸話が描かれているのでしょう。

f0234936_8202052.jpg

 わたしと夫はこの話を、教会に掲示された説明を読んで、初めて知りました。言い伝えによると、鳥たちに説教をしたときに、聖人が足をのせていたという石、聖フランチェスコの石(Pietra di San Francesco)が、

f0234936_8254317.jpg

この写真の礼拝堂の左手の壁に、はめ込まれているのだそうです。正方形の形をして、格子に覆われているのが、聖フランチェスコの石です。

f0234936_8281474.jpg

 このあと村を歩いていたら、こんなところにも聖フランチェスコの絵が描かれています。

 わたしたちが出会ったハトやガチョウたちは、聖フランチェスコの説教を聞いた鳥たちの子孫かもしれないね。そんなふうにおしゃべりしながら、趣ある村の散歩を続けました。

********************************************************************************
San Francesco fu più volte a Bevagna
,
dove un giorno predicò agli uccelli.
Ecco perché! Tanti piccioni sulla facciata della chiesa
e alla finestra delle mura di cinta,
oche allegre lungo il sentiero lungo le mura.
Bevagna (PG) 30/11/2019
********************************************************************************

関連記事へのリンク / Link all'articolo correlato
- 紅葉の美しい村の城壁めぐり、ベヴァンニャ / colori d'autunno a Bevagna (30/11/2019)

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

トラックバックURL : https://cuoreverde.exblog.jp/tb/30948207
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by 3841arischan at 2019-12-02 10:02
なおこさん、1枚目の大天使ミカエル教会、青空が素敵なお写真ですね(^_-)-☆
建物の壁の穴のあいた部分に鳩さんたちがいて、寛ぐ姿になんとも癒しをいただける気がします~♡
聖フランチェスコが説教をした鳥たちの子孫だと考えると、興味深いですし、たくさんの鳥たちがいることもわかりますね(*^_^*)
ガチョウは、ヨ―ロッパでは渡り鳥として見かけますが、こちら(愛媛)では、あまり見かけない珍しい鳥です。
ところ変わればですね!
Commented by milletti_naoko at 2019-12-02 22:43
アリスさん、久しぶりの青空に中世の教会と建物が映えて、きれいでした♪ あちらにもこちらにもハトがいて、さらにいつまでもいつまでもい続けるのに驚きました。ひょっとしたら、聖フランチェスコの教えのおかげで、鳥が多いのかもしれませんね。

このガチョウたちは、おそらく飼われているのだと思うのですが、愛媛では珍しいんですね。
Commented by hanashigai at 2019-12-03 18:56
ステンドグラスの絵を見て、もう「12月なんだ」とハッと改めて思いました。
とうにカレンダーもめくったしスケジュール帳も日々更新してるのに面白いですね(笑)
教会の壁を染める光が穏やかに季節感をかもし出してキレイです。
 
Commented by milletti_naoko at 2019-12-03 21:51
放し飼いさん、師走はやはり日本もイタリアも何かと慌ただしいですよね。イタリアでは本来12月8日から始まるべきクリスマスの飾りつけが、11月からもう始まっている店もあり、夫が眉をひそめていました。

ステンドグラス、教会の高みにあるパイプオルガンのさらに上の、とても高いところにあるのですが、だからでしょう、ズームで撮影した写真を切り取ったら、張った蜘蛛の巣が見えてしまっているのに、後になって気づきました。
by milletti_naoko | 2019-12-02 08:34 | Umbria | Trackback | Comments(4)