イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

免許証早く届いてあらびっくり、イタリアで運転免許更新

 わたしのイタリアの運転免許証は、有効期限が今年12月24日だったのですが、たまたま夫の免許も、有効期限が先月まででした。夫は、親しい友人の一人が、免許更新にかかる費用を抑えるために、医師の診断の予約から収入印紙等支払いまで、すべて自分で行ったことを聞いていて、自分もそうしたいと最初は考えていたようです。

 けれども、夫は、結局は有効期限が迫ったため、また、時間と手間がかかる手続きをすべて自分で行っても、約60ユーロかかることを知って、ペルージャで更新手続きを代行してくれる業者をインターネットで探し、そのうちの一つで更新しました。代行業者に頼めば、指定された時間に行けば医師がいて診断書を発行してもらうことができるため、免許証を持参し、料金を払いさえすれば、めんどうな更新手続きは大半を業者が引き受けてくれて、わたしたちがすべきことはすぐに終わるからです。夫が上述の業者を選んだのは、平日であれば毎日、医師の診断を受け、更新手続きを依頼できる時間帯が設定されていて、予約も不要だったためなのです。ただその業者は、手続き料が88ユーロと、他のところに比べて高めですし、うちから若干遠くもあります。

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Raduno di macchine d'epoca, Perugia 12/4/2014

 夫があちこちに電話をかけるのを聞いていたわたしは、そのときから、10年前にわたしの日本の運転免許をイタリアの免許に書き換えてくれた自動車学校に依頼することに決めていました。当時あちこちに電話して料金を比べた際に、他に比べて安かった上、うちから車で約10分で、そうして、問題が発生してかなり手間がかかったにも関わらず、忍耐強く親切に、書き換えのために動いてくれたからです。

 その自動車学校、Autoscuola Cortoneseに電話して尋ねると、毎週水曜の午後7時に、免許証を持って行けば、医師の診断を受けて、79ユーロで更新手続きをすることができ、証明写真を持参しなくても、その場でウェブカムで無料で証明写真を撮ってくれるとのことでした。

 水曜の晩は、午後7時から8時にかけての気温が、約1度という予報が出ていて、北風も吹いて寒かったのですが、夫が心配して自動車学校まで車で送ってくれました。学校付近に駐車できそうなところが見当たらなかったこともあり、夫は学校内で待つ代わりに、近くのスーパーに買い物に行きました。

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 11月中に電話して、手続きに必要な情報と、予約の必要はないことは、すでに聞いていました。更新の当日、水曜日も、念のため午前中に電話をして、7時前に行ったほうがいいかどうか尋ねると、「医師が来るのが7時15分頃なので、7時に来てくれればいい」とのことです。そこで、夫に送ってもらって、午後7時数分前に学校に着きました。わたしの前にすでに一人、免許更新の受付を待っている若者がいました。ところが、学校の受付にいる男性は、新たに免許を取得するために書類に記入する女性を手伝ったり、免許の学科試験の模擬問題について質問する生徒に答えたり、一人で二つも三つもの仕事を同時に行っていて、ひどく忙しそうです。待ち順としては2番目だったわたしが、ようやく受け付けてもらい、手続きが始まったときには、7時15分を過ぎていたように思います。ウェブカムで写真を撮ってくれることになったのですが、スイッチが入ってから、写真が撮れるようになるまでに時間がかかり、カメラの前でしばらく待たなければいけませんでした。そうして、ようやく写真を撮影してもらい、その写真を確認しようとしたら、他の人が質問をするので、受付の男性が立ち上がってどこかに行ってしまい、結局パソコン画面にある自分の写真を遠目に見ただけで、その写真でいいと言ってしまいました。わたしのあとの男性が、撮った写真を間近から見て、もう一度撮り直してもらっていたので、下から見上げて緊張して、おかしな顔で写っているわたしは、自分もしっかり写真を見て、撮影し直してもらえばよかったと思いました。と言うのも、7時半近くになっても、まだ医師が来ていなかったので、時間はあったからです。そうして、わたしの前に更新を依頼した若者は、自分で証明写真を、印刷はせずに携帯電話の中に用意してあったのですが、学校では、メールでそれを受け取ることで、その写真を利用して申請をしていましたので、そういう形で、写真を事前に準備することもできたわけです。

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 さて、7時25分頃に医師が来て、すぐに診断が始まりました。ただ、パソコンが不調であったために、最初の人に続いてわたしが呼ばれるまでに、少し時間がかかりました。視力検査はすぐに終わり、受付の男性が、わたしが更新を申請したことを証明する文書を渡してくれました。医師が診断書を発行するのに使っていたパソコンでは作業ができないからと、受付の男性のパソコンを使って印刷したりしたこともあり、時間がかかったために、更新手続きの申請を終えて、料金を払ったら、もう午後8時になっていました。

 医師の診断を受ける前に、受付の男性が申請書を印刷して、わたしに手渡し、問題がないかどうか確認して、署名をするように言いました。実は一つ間違いがあり、わたしが住んでいる通りの名前の語尾が一字違っていたのですが、免許を発行する機関のデータベースがそうなってしまっている上に、今回からは免許証には住所を記載しないため、問題がないと言われました。そうして、その会話をはたで聞いていた医師も、法外な料金がかかり、手続きがめんどうで時間がかかるだけだから、気にせずにそのままでよしとした方がいいと言いました。

 この自動車学校での免許更新申請料は、免許証を自宅で受け取るなら79ユーロ、受け取り場所を学校にし、免許が届いたら電話連絡をもらって取りに行くなら86ユーロです。免許証の受け取りは着払いで、その料金が6.86ユーロだからです。学校の人に、新しい免許が学校に届くのは、たいてい月曜日ですと聞いたこともあり、二世代住宅の我が家の場合は、わたしがうちにいなくても、義父母や義弟など、誰かがうちにいるだろうと考えて、わたしは自宅で受け取ることにしました。先月免許申請を業者に依頼した夫は、新しい免許が業者の事務所に届くように希望したため、申請料88ユーロと郵便料金7ユーロで、合計95ユーロを業者に支払い、免許が来たと業者から電話があって、取りに行ったのは申請から1週間後だったそうです。

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 夫自身が手続きをした業者では、15分か20分で、申請手続きが終わってしまったそうです。そのため夫は、わたしの手続きもすぐに終わるだろうと、買い物を終えたあと、車の中で待っていてくれたようなのですが、先述のように、この晩は凍てつくように寒い夜だったので、申しわけなかったです。

 さて、水曜の晩は、受付の男性が、あまりにも多くのことを一人で処理しようとしていたため、また学校のパソコンやインターネット接続に、しばしば問題が生じていたために、午後8時にようやく更新申請手続きの依頼が終わりました。受付の男性からは、学校には月曜に届くと聞いていたものの、夫が業者から免許が届いたという連絡を受けたのが1週間後でした。そのため、後になってから、「やはり学校に届くようにしてもらうべきだった。でないと届くのがひどく遅くなった場合、もし日中うちに誰もいない日があって、その日に届いたら手続きがひどくめんどうになる。」と、後悔しました。

 ところが何ということでしょう。今日金曜日の午後、どしゃ降りの雨が降っていたときに呼び鈴が鳴り、午後2時半過ぎには、新しい免許証が届いたのです。免許の発行にも郵便配達にも時間を要するだろうと考えていたため、水曜の晩にわたしから学校への申請手続きの依頼が終わった免許証が、金曜の午後に届くとは予想もしていませんでした。証明写真のわたしは、どうもなあという顔をしていますが、とりあえず無事に新しい運転免許証を受け取ることができて、ほっとしています。

 自動車の運転免許証の話ということで、2014年4月12日にペルージャ中心街に並んでいたクラシックカーの写真を、記事に添えてみました。

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Sorpresa! Mi è arrivata la nuova patente a casa venerdì alle 14.30
,
ma ho finito la richiesta di rinnovo a scuola guida mercoledì alle 20.
Velocissimi sia il rilascio della patente sia la consegna!
Foto: macchine d'epoca nel centro storico di Perugia 12/4/2012
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- イタリア運転免許への書き換え
- ペルージャ花めぐり1

参照リンク / Riferimenti web
- Patentati.it - Rinnovo patente di guida 2019: costi, documenti e scadenze
- The Italian Times - Rinnovo patente di guida 2019: costi, documenti e ogni quanto tempo?
- Patente.it - Rinnovo della patente

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ciao66 at 2019-12-14 19:26
ペルージャの11月4日広場の懐かしい写真だ!と思ったら、以前に有ったクラシックカーの集まりだったのですね。いつもは車はいない広場に珍しい車が集まった、珍しい写真!

それはともかく、免許更新がイタリアでは大変な作業なのですね!お疲れさまでした。無事終わった晴れやかな感じがピッタリと思われる車たちの写真ですね。もっとも、免許証の写真のほうは残念だったかもしれませんが・・・
Commented by milletti_naoko at 2019-12-15 05:38
ciao66さんも訪ねられたことがある広場なのですよね。この広場にクラシックカーがそろっているのを見たのは、今までこの一度きりだったので、やはり珍しい機会だったのだと思います。

行く場所や方法が決まっていれば、それに従えばいいのですが、いろいろ選択肢があるために、かえってどうしようか迷ってしまったようにも思います。ありがとうございます。どなたか他の方に参考になれば、そして、自分が後日更新するときの覚え書きにしようと思って書いてみました。
Commented by hanashigai at 2019-12-20 13:45
イタリアの免許更新は手間が多そうですね!
今までは日本の自動車免許更新が凄く面倒と感じていましたが、日本のお役所仕事にしては以外に合理的なのかも知れないと思わせられました。
広場に集まったフィアット500たちに混じってx1/9、新旧スパイダーなど往年の名車もちらほら。真ん中の赤いクーペが124っぽいけど、何なのか気になります。
Commented by milletti_naoko at 2019-12-20 23:06
放し飼いさん、イタリアでは免許更新の方法がいくつかあり、どこでするには何が必要でいつ行けばよくていくらするかが分かりにくいので、まずは情報収集が大変ですが、一度決めてしまえば、比較的楽です。ちょうど同じ時期に、義父も別の自動車学校、Autoscuola Elceで更新をしたのですが、やはり学校に免許が着くように頼んで、料金を93ユーロ払ったようです。自宅に着くようにしていれば、料金86ユーロで、受け取りの際に、郵便配達員に送料を6.86€払ったことでしょう。場所によって料金がまちまちなのもおもしろいといえばおもしろいです。

さすが放し飼いさん、こんなふうに撮った写真でも、車についての詳しい情報がさっとお分かりになるんですね。この日の散歩は藤の花目当てで、車の写真はたまたま見かけて撮っただけなので、数がないので、ご質問に答えられないのが残念です。
Commented by ponkichi at 2019-12-22 02:13 x
9月に免許を取ったら有効期限が2030年でびっくりw でもそれも束の間、今C1免許のために教習所通ってて学科は自力でパスしてあとは実技試験のみ。有効期限が5年になってしまうのがちと残念です。
Commented by milletti_naoko at 2019-12-22 23:00
ponkichiさん、有効期限10年は長いですよね。わたしも最初は驚きました。50代はまだまだ判断力もあり、瞬発力や体力もあるのにと、更新が5年ごとになってしまうことには、つい不満が残ります。
by milletti_naoko | 2019-12-14 09:29 | Sistemi & procedure | Trackback | Comments(6)