イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

情熱はわたしだけに、ドン・マッテーオと十戒とチョコレート

 昨年末、フィオンキ山へと歩いた帰りに、スポレート(Spoleto)の近くを車で通ると、たそがれの青い空の下、城塞と橋が照明に浮かび上がって見えて、きれいでした。

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Rocca Albornoziana & Ponte delle Torri, Spoleto (PG) 27/12/2019

  先週始まった、イタリアの人気推理ドラマ、『ドン・マッテーオ12』(Don Matteo 12)は、スポレートが舞台です。写真左手の丘の上に見えるアルボルノス城塞(Rocca Albornoziana)が、舞台では刑務所という設定になっていて、右手に見える歴史ある塔の橋、Ponte delle Torriは、前シーズンで、主人公のドン・マッテーオが、自転車でしばしば駆け抜けていました。

 日本では、『マッテオ神父の事件簿』という題で、AXNミステリーで放映されたドン・マッテーオは、長寿番組で、今年で20周年を迎えるのですが、わたしたちがテレビでドラマを見始めたのは、シーズン7からです。


 先週放映された第一話は、題が"Non avrai altro Dio all'infuori di me"「わたしのほかに神があってはならない」でした。この言葉は、モーセの十戒(Dieci comandamenti)第一の戒めで、ドラマの中で、ドン・マッテーオも口にしていました。上の映像の最初の方で、その言葉を聞くことができます。今シリーズでは、20周年を記念して、モーセの十戒の一つひとつの戒めを、各エピソードの主題にしているそうです。

 昨夜のブログ記事に添えるために、2014年10月のサンティアゴ巡礼の写真を探していたら、たまたま同じ月にあったチョコレート祭りの次の写真が目に入ったのは、ひょっとしたら偶然ではないのかもしれません。

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Eurochocolate - Festa del Cioccolato, Perugia 22/10/2014

 十戒の一つひとつの戒めの言葉のパロディーが、板チョコレートの箱に書かれていたのですが、わたしが買ったチョコレートには、ちょうど先述の第一の戒めをもじった言葉が書かれていました。

"Non avrai altra passione all'infuori di me"
「わたしのほか何ものにも情熱を持ってはならない」


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 パロディーはさらに続きます。「すべての祭りの際に、わたしを食べなさい」、「ミルクとブラックチョコレートを敬いなさい」、「チョコレートが好きでないと言ってはならない」、「他人のチョコレートを欲してはならない」、……

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 クリスマスの贈り物としていただいたものの中には、写真はその一部なのですが、チョコレートがたくさんあり、上のチョコレートの十戒を守ろうとしているわけではないのですが、ついチョコレートやパンドーロに手が伸びる日が続いています。

 年末も新年も、会食の機会が時々あり、体重は増えてしまったのですが、上のチョコレートの第七の戒めには、「後悔に駆られてはならない」("Non farti prendere dal rimorso")とありますし、おいしいものは幸せに味わって余韻も楽しみ、ただししっかり歯を磨いて、運動もすればよしということにしておきたいと思います。

- 関連記事へのリンク
チョコレート祭り、ペルージャ2014

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by coimbra at 2020-01-17 12:08 x
なおこさん、こんにちは。
ドンマッテーオ観たいです!でも今は日本では放送していないのでとても残念です。
このチョコレートの文章を読んでみるのも勉強になります。
昨日の記事に書いていらしたように、私も少し文法から離れて先生と一緒に本を読んでいます。なんだか簡単なように見えて、この目的語は何を指しているのか?とか単語の意味の取り方を1対1で取ってしまい変な訳になったり。。辞書はすべて読みましょう!と先生に言われました。
まとまった文章を読むことがこんなに大変だったとは!と
少々落ち込んでいますが頑張ります。
美味しそうなお菓子たちですね。。。(^_^;)
Commented by sunandshadows2020 at 2020-01-17 12:45
楽しい10戒のパロディーチョコレートですね。私も「後悔に駆られてはいけない」と書いてあるチョコレート買いたいです(笑)

Commented by 3841arischan at 2020-01-17 16:34
なおこさん、チョコレートに書いてあるパロディーではあっても、なかなかおもしろいですね~
チョコレート祭りは、そういえば10月でした!
甘い物は、ついつい誘惑に負けて食べてしまうけれども、
「後悔に駆られてはいけない」などと書いていれば、なるほど、そういう解釈で食べたら良さそうです~♡
クリスマスの贈りもの、チョコレートが食べたら無くなるものだから良いと思います~(^-^)
Commented by u831203 at 2020-01-17 20:03
映画「十戒」を思い出しました
米国映画でセシル・B・デミル監督最後の作品だったと思います。チャールトン・ヘストンなどが好演していましたが、詳しいストーリーは忘れましたが、モーセが祈ると紅海が真っ二つに割れるシーンを今でも覚えています
チョコレートに書いた十戒のパロディ? 面白そうですね
日本語に翻訳したのはありませんか(笑) masa
Commented by milletti_naoko at 2020-01-19 00:42
coimbraさん、こんにちは。
どうかまた、ドン・マッテーオとウンブリアの風景が、放映を通して日本にも届きますように。

外国語学習も、自動車学校の教習と同じで、机上の学習で車の構造や道路交通法を学ぶだけではなく、実際に乗ってみる、その言語を使って、読んだり書いたり話したり聞いたりしてみることが、本当に使えるものにするためにも、楽しんで学習するためにも大切だと信じています。読まれている本が何か気になります。勉強されればされるだけ前に着実に進まれるので、すばらしいなと、フランス語を怠けているわたしは思いながら拝読しています。

おいしいお菓子たちで、写真にあるものはもうとっくに食べ終えて、今は別のチョコレート菓子なども、クリスマスの贈り物を食べ終えようとしているところです♪
Commented by milletti_naoko at 2020-01-19 01:06
お転婆シニアさん、チョコレートを食べる楽しみが、パロディー十戒でさらに大きくなりそうです♪ せっかく食べるなら、「ああ、……」などと考えず、楽しんで味わいたいものですね。
Commented by milletti_naoko at 2020-01-19 01:12
アリスさん、食べながら、つい「ダイエットしなければいけないのに、歯に悪いのに」と思ってしまうのですが、せっかく食べるなら、食べると決めたら、食べることを存分に楽しむために、呵責の念はどこかに追いやってしまうことが大切だなと、この十戒を機に思いました。

なくなってもまた追加補充してしまうような気がしますが、とりあえずはまだまだクリスマスの余韻を、贈り物のお菓子で楽しんでいます♪
Commented by milletti_naoko at 2020-01-19 01:18
masaさん、十戒も映画になっていたのですね。チャールトン・ヘストンというと、わたしはベン・ハーがすぐに思い浮かぶのですが、いろいろな歴史映画で演じているのですね。

日本語や英語に訳したら、世界中でチョコレートを食べるときのニヤリ・クスリが増えそうですね♪
by milletti_naoko | 2020-01-17 09:12 | Film, Libri & Musica | Trackback | Comments(8)