2020年 02月 12日
陶器彩る町と式典思い出写真、デルータで女性写真展
歴史的中心街の入り口の門の外にも、陶器でつくられたベンチや、デルータの紋章が描かれた古文書の表紙を陶器で再現したモニュメントがあり、
町名、デルータも紋章と共に、陶板に記されています。
2月8日土曜日に、女性写真展を紹介する式典のために、村役場に向かうと、通りの建物のあちこちを、
美しい陶器が彩っています。
式典は、このデルータの町役場で午後4時半から行われました。役場の窓ガラスに、青い空と
向かいに立つ教会の鐘楼が映っています。
伝統の陶器づくりの町では、役場の内部にも、床に陶器の装飾が施され、階段からも見ることができるようになっています。
この階段の踊り場の壁にも、聖ジョルジョの竜退治を、色鮮やかかつ緻密に描いた、立体感ある陶器の作品がありました。
式典の会場となる広間に着くと、その隅に置かれた青い壺が「幸せを呼ぶ壺なのよ。」と、皆が写真を撮っていたので、わたしも近くにいた知り合いの女性写真家に、夫との記念写真を撮影してもらいました。
広間の床の一部がガラス張りになっていて、下方には、遠い昔に描かれたであろう壁画があります。
さて、わたしも俳句で参加した女性写真展、Donna vede Donna「女が見る女」を紹介する式典が、デルータの町役場で行われ、関係者のあいさつの後、写真に添えられた詩の朗読があったこと、その際に、大きな画面に写真と詩が映し出され、わたしの俳句とイタリア語訳が映し出されたとき、司会のマルコに手招きされて、俳句を日本語で読み上げたことについては、先日の記事でもお話ししました。
これは、そのときに女性写真家、アントネッラ・ピゼッリが撮ってくれた写真です。
この日に写真展の写真集が受け取れるという話を、以前から聞いていて楽しみにしていました。けれども、写真と詩の紹介の後で、ちょうど卒業証書授与のような形で、名前を呼んで前に呼び出されて、受け取ることになるとは思いもしなかったので、驚きました。
前夜、写真展の会場準備のあと、真夜中までサンレモ音楽祭を見て、それからブログの記事を書いていたら、寝るのが遅くなり、寝不足だった上に、この日の朝は夫とトスカーナの町を訪ねたあと、そのまま会場に向かいました。そのため、化粧もしていない上に髪も乱れているだろうと焦りながらも、写真集を手にできて、うれしかったです。
時間が遡りますが、先の青い壺が幸せを運んでくれると教えてくれたのは、上の写真を撮った女性写真家で、夫がそのリータとの写真を、壺といっしょに撮影してくれました。
俳句を読むところを撮ってくれたアントネッラ・ピゼッリについては、町役場から写真展会場に移動して、上階から撮影したこちらの写真を、最後に添えておきます。夫から見て左手に立つのがアントネッラで、右手には写真でモデルをした若い女性が写っています。
この写真展会場にある16世紀の陶芸窯や建物の構造がとても興味深いので、また別の機会にご紹介できたらと考えています。
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Foto ricordo personali dell'inaugurazione "Donna vede Donna"
& il centro storico e il municipio decorati con le ceramiche
Deruta (PG) 8-9 febbraio 2020
Grazie per le foto, Simonetta Bartolucci, Rita, Antonella Piselli & Luigi.
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ありがとうございます♪ まさか皆の前に呼び出されて読むことになるとは思わなかったので、驚きましたが、より多くの方に興味を持ってもらえたのではないかと思います。