イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

寿司と刺身のバレンタイン、夕日あかあかオルヴィエート

 イタリアではバレンタインには、男性が女性に花などを贈ったり食事に招待することが多く、我が家では夫が、一泊旅行や食事に誘ってくれたり、チョコレートを贈ってくれたり、わたしが夫の好きな料理を作ったりして、互いに何か贈り合うことが多いように思います。(記事はこちら

 いっしょに楽しく過ごせることが、何よりもの贈り物だろうと、今日は二人とも休みを取り、わたしの希望で、オルヴィエート(Orvieto)の日本料理店、Nihoriで、いっしょに昼食を食べて祝いました。

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Nihori Ristorante Sushi Giapponese, Orvieto (TR)

 ランチセットで、手軽な値段でおいしい寿司や刺身を食べられて、うれしかったです。ランチセットは、前菜・プリモ・セコンドを、それぞれメニュー一覧(リンクはこちら)から一品ずつ選び、さらに水500mlと食後のコーヒー、サービス料込みで12ユーロです。わたしは今回も、プリモには寿司・刺身盛り合わせ(sushi sashimi mix)を頼みました。今回は酢飯もおいしかったです。

 夫は、おそらく生魚と肉を避けようという意図からでしょう、今回はセコンドとして、ツナとアボカドの裏巻き(uramaki maguro)を頼んでいました。

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 前菜には、夫は前回同様ギョウザ(gyoza)を注文したのですが、わたしは春巻き(harumaki)にしました。ギョウザや天ぷらが、日本の料理店で一般に出されるものとは異なるので、春巻きも、若干違うものであることは予想していました。見かけは日本で見かける春巻きとは違いますが、おいしかったです。

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 前回食べておいしかったので、前回と同様に、夫はプリモに野菜入り焼き飯(yakimeshi verdure)を、わたしはセコンドに鮭の串焼き料理(spiedini di salmone)を注文しました。夫の焼き飯は、今回もおいしかったのですが、わたしの頼んだ鮭の串焼きは、前回と違って、脂があまりのっていなかったので今ひとつで、次回は何か別の料理を頼もうかと、考えています。

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 これまでは、外に面したテーブルに通されて食べていたのですが、今日はバレンタインデーなので、二人で、あるいは家族でおいしい日本料理をと考える人が、他にも大勢いたようで、外に面したテーブルは満席でした。そこで、今回は店の奥のテーブルで食べました。

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 せっかくだから、どこか遠くに旅行して、温泉やおいしい食事を楽しんで宿泊するという選択肢もありました。1月末から、わたしは自分がすでに知っている場所や知っている人とでなければ、できるだけ外出を避けるようにしているので、そのためもあってか、新型コロナウイルスの感染拡大による東洋人差別を、わが身に感じたのは、キウーシのレストランで、一人の店員が失礼な皿の下げ方をしたときだけです。

 それでも、そういう差別を見聞きして、普通のインフルエンザがはやる時期でもあり、また、ふだんから、わたしを見かけて、遠くから「中国人」と言ったり、背後で話したりする失礼な輩もたまにいるので、人の不安をかき立てるのもどうかと、最近は、外出を控えていました。そして、アッシジやペルージャ外国人大学のあるウンブリアでは、差別する人がおそらく大きな町に比べて少ないであろうに、わざわざ遠くまで出かけて、知らない店でせっかくのバレンタインの食事で嫌な思いをするのも避けたいという思いから、近くの知っている店で食べることにしました。夫がピザに目がないので、ふだんは外食と言うと、たいていはピザはとびきりおいしいけれども、メニューがピザしかなかったり、他のものが食べられても、その数が限られていたりする店で食べることが多いため、今日は、わたしの食べたい日本料理を食べましょうと提案して、勘定はわたしが払いました。

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Rupe al tramonto, Orvieto (TR)

 オルヴィエートを訪ねるたびに、夕日を見送りたいと思いつつ、見送れずにいたのですが、今日はようやく、凝灰石の岩壁と町をあかあかと染めながら、夕日が山の向こうに沈むのを、見送ることができました。

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 雲一つないので、空は青いまま、日の光は白いままでしたが、遠くまで続く断崖や風景を眺めることができて、うれしかったです。

 昨晩雨が降り、足元が滑りやすいため、今日はこの後すぐに坂道を下り、暗くなる前に、崖下周遊トレッキングコースを通って駐車場に戻りました。また1日、二人いっしょに楽しくおいしいときを過ごすことができて、うれしかったです。

Nihori Ristorante Sushi Giapponese a Orvieto
Via Angelo Costanzi, 102 - 05018 Orvieto
Tel. : 0763 450593
Sito : NIHORI - Ristorante Giapponese Sushi a Orvieto e Fabro Scalo - HOME
FB : Facebook - Nihori - Informazioni

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Buon pranzo al ristorante giapponese,
Orvieto con la luce di tramonto,
un altro bel giorno trascorso insieme a te.
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- たそがれに魔法がかかる断崖の町、オルヴィエート / Magica Orvieto al crepuscolo (1/12/2018)
- 花彩る崖下周遊トレッキング、オルヴィエート / Anello della Rupe di Orvieto (3/5/2019)
- 新春にお寿司おいしいオルヴィエート / Buono ed economico il menù pranzo @ Nihori Ristorante Sushi Giapponese, Orvieto (3/1/2020)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by 3841arischan at 2020-02-15 10:52
なおこさん、新型コロナの感染はないけれど、差別を避けるというのも大変ですね~
なおこさんを知ってる人が居る場所では、なるほど~です(*^_^*)
オルビエ―トの日本料理屋さんのメニュー拝見しましたが、プリモに、焼きうどんや、焼きそば、ラーメンなんかもあって面白いです♫
Commented by sunandshadows2020 at 2020-02-15 13:49
素敵なバレンタインデーの過ごし方ですね。
西洋人には日本人、中国人、韓国人と見分けられない人が多いですね。でもだからと言って失礼な皿の下げ方は許せませんが。イタリアで自転車で走っていると良く中国人と言っているのが聞こえたりしました。日本人よ!と言い返すと次にはヨーコ。オノなどと言ったり、たわいない事ですが何かなあとおもったのでした。日本に対する知識が少ない田舎では偏見もあるかもしれませんね。
Commented at 2020-02-15 19:35
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2020-02-15 23:09
アリスさん、わたし自身は、日本に戻っていないし、感染源になるような人との接触はないはずなのですが、高齢の方や幼いお子さんがいる方は、東洋の顔立ちを見ると、せっかく出かけた先でも不安になろうかという思いもあり、嫌な思いを自分がするのも避けたいので、いつにも増して出不精になっています。まあ、2月はただでさえインフルエンザが猛威を振るう月ですし、花粉も飛び始めていて、寒いのでいいでしょう。

料理人が日本の方ではないので、頼んでみないとどういう料理が出るか見当がつかないところがあります。昨日運ばれているのを見たら、焼きそばは日本のものとは違うように見えたのですが、ラーメンが気になっています。
Commented by milletti_naoko at 2020-02-15 23:14
お転婆シニアさん、わたしも、イタリアの人かスペインの人か見分けがつかないことがありますし、中国か韓国か、はたまた日本の人か分からずに困ることもありますので、それは仕方ないと思うのです。日本人だと分かってというよりは思って、「ありがとう」とか「さようなら」とか遠くから、あるいはすれ違いざまにわたしを見るでもなく言う人は、これまでにもまれにいたのですが、中国の人だと思う場合には、一言「中国人」と言うのが、それが店の人であれ子供であれ、中高生であれ大人であれ、失礼だなあと感じていて、そういわれると、たいていの場合「日本人よ」と言っておきます。

逆にお転婆シニアさんがそう感じられるということは、アメリカではそういうことはないんですね。やはり移民が多い、移民でできた国であるためでしょうか。
Commented by milletti_naoko at 2020-02-15 23:19
鍵コメントの方、ありがとうございます。

わたしも、日本のニュースはこちらでは全貌をつかむのが難しいので、日本のオンラインニュースなどで確認しています。感染を防ぐことと同時に、乗客の方や内部で働く方の健康も、まずはその命と健康を守ることを第一に考えてほしいものだと切に思っています。

ありがとうございます。すてきな夕焼けとおいしいごはん、いい思い出ができて、うれしかったです♪ こちらこそ、ご訪問とイイネをありがとうございます。
Commented by AU3OGR at 2020-02-16 09:09
なおこさん

はじめまして!
中国、韓国人と見分けはつかないでしょうから
東洋人を見てビクビクするのはわかりますけど
イヤな態度を取られるとは悲しいですね😢

私はイタリア在住ですと書いたTシャツを
作って着てみたらいかがですか?
イヤな態度を取られたらTシャツを指差して
これを読め!といえば
ごめんなさいと言うかもしれませんよ。
Commented by milletti_naoko at 2020-02-17 05:08
AU30GRさん、ありがとうございます。
わたし自身、隣人の犬に噛まれて、特に、放し飼いすべきではない公の場所や公園で、放し飼いの犬を見ると身構えたり、おそらくは嫌な顔をしてしまったりしていると思うので、危険を感じ取って警戒する人の気持ちも分かるのですが、背を向けて、乱暴な皿の下げ方をされたときは、そんなに嫌なら、わたしたちが立ち去ってから片づければいいのにというか、早く帰れと言いたいのかしらというか、夫はそうは感じなかったようなのですが、そう思いました。

実際には、イタリアに長く暮らしている中国の人で、ずっとイタリアにいる人、中国の人だけれども、出身地が離れていて、この冬は帰っていない人に比べれば、イタリア人や他の国籍の人で、中国に旅行や出張に行った人、感染者の多い他のアジアの国に行った人の方が感染の可能性が高いわけで、単に中国人だからと一律に規制を設けてしまうのはどうなのかと感じています。もしTシャツを着るとしたら、「気持ち的に、中国の方、早く病気から国が解放されますように、差別で嫌な思いをするかもしれませんが、わたしもいっしょにいます、味方です」というTシャツを気持ち的には着たい心でいます。
by milletti_naoko | 2020-02-15 08:52 | Umbria | Trackback | Comments(8)