イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

断崖に木の影踊るオルヴィエート

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_8352727.jpg
 おとといはオルヴィエート(Orvieto)郊外の日本料理店で昼食を食べたあと、凝灰石の岩壁の上に立つ中心街を訪ねました。

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_745577.jpg
Orvieto (TR) 14/2/2020

 車は、いつもの駐車場、凝灰石の十字架のエトルリア墳墓遺跡(記事はこちら)前の無料駐車場に置き、いつものように写真右手に見える石段を登っていきます。

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_7574281.jpg

 少し登ると、左手に花粉を飛ばす準備が整いつつあるハシバミの木(nocciolo)が見えます。このハシバミの花粉は、花粉症を引き起こすのですが、幸いこの日は、特に問題なくそばを通ることができました。

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_804538.jpg

 長い階段を、さらにどんどん登っていきます。問題は、この階段には街灯が設置されているのに、夜真っ暗になっても、街灯が消えたままであることです。携帯電話の懐中電灯を頼りに、真っ暗な階段を下ったことが、わたしたちは2度あるのですが、いろんな意味で危険の可能性もあるため、暗くなってから降りるのは、おすすめしません。

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_843573.jpg

 しばらく登ると、岩壁の下に出ます。夫は、夕日を見送るにはまだ早いから、左に曲がって中心街に入ろうと言います。わたしたちがいたのは日陰ですが、右手奥、オルヴィエートの西には日が当たっています。

 せっかくなので日なたを歩きましょうと、崖下周遊コース(Anello della Rupe)を、反時計回りに歩くことにしました。

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_813636.jpg

 ようやく日なたに出ると、歩く道も眺めも、すべてが日の光に包まれています。

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_815437.jpg

 まだ日が高いように見えますが、木の柵が落とす影は、もうかなり長くなっています。

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_819832.jpg

 さらにしばらく進むと、岩壁に映る木の影に躍動感があり、踊っているようにさえ見えます。

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_821184.jpg

 歩くにつれて、影の形やその色の深さが変わっていくのも、おもしろいです。

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_8221924.jpg

 木のそばを通り過ぎてから、後ろをふり返ると、今度はこんな影を落としています。ここだけ、岩壁の色が他と違うのが興味深いです。

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_8241327.jpg
15:25

さらに歩いて、かなり離れた位置から見ると、木がかなりの高さであることが分かります。右手には、2枚上の写真で奥に見えていた教会の壁が写り、左手には花が咲くミモザの木が見えるのですが、この約1時間半後に、

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_829429.jpg
16:46

岩壁の上からこの教会を見下ろし、

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_833513.jpg

ミモザの花を愛でることができて、うれしかったです。

断崖に木の影踊るオルヴィエート_f0234936_17395076.jpg
Percorso fin qui segnalato sulla mappa della bacheca turistica

 観光案内看板の地図の写真を利用して、崖下を歩いたここまでの道のりを示してみました。紫色で示されているのが、崖下周遊コース(Anello della Rupe)で、通った道が分かりやすいように、その左にオレンジ色の矢印で、歩いた方向を示しています。

**************************************************************************************************
Dolce il panorama della pianura verde
,
danzano le ombre degli alberi sulla parete di roccia
mentre si cammina sull'Anello della Rupe.
Bello vedere dall'alto il sentiero appena percorso,
grande mimosa fiorito, panorama e Orvieto con luce di tramonto.
Orvieto (TR) 14/2/2020
*************************************************************************************************

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 花彩る崖下周遊トレッキング、オルヴィエート / Anello della Rupe di Orvieto (3/5/2019)
- 行きはよいよい下りはこわい 断崖わき階段、オルヴィエート / Avventura intorno alla Rupe di Orvieto (1/12/2018)
- 寿司と刺身のバレンタイン、夕日あかあかオルヴィエート / Sushi & rupe al tramonto a Orvieto (14/2/2020)

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 応援クリックを二ついただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

トラックバックURL : https://cuoreverde.exblog.jp/tb/31059521
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by 3841arischan at 2020-02-17 09:04
なおこさん、オルヴィエ―トの街への階段、かなりな角度で大変そうですが、途中の景色も素晴らしく、がんばってのぼるの解る気がします(*^_^*)
私たちは、ツアーで、乗り物でのぼりましたが、こうして徒歩で行くのが良いとお写真拝見していたら思います~
夕日を見送るまでのお散歩も、ミモザのお花を観察したり、木の影を追ってみたりと楽しいことがたくさんですね~♡
何か世界遺産を見るとかそういうのではなくて、自分が感じたままの素晴らしい世界を楽しむという時間がとてもすばらしく感じるなおこさんのお写真です(*^_^*)
Commented by ciao66 at 2020-02-18 07:55
崖下周遊コース、なかなかいいところですね!
緑で覆われた階段も雰囲気が有り、ウンブリアの平野の眺めはもちろん素晴らしく、崖に映った木の陰がとても巨大で面白いし、ミモザの黄色い木が楽しめるし、歩いて崖の下から上に行くまでにいろんなものが見られて、変化に富んでいるところが素晴らしいです。
ハシバミの木はヘーゼルナッツの実が生る木ですね。仙台の青葉山にも生えていますよ。
歩いたルートが地図に有るのも、とても分かりやすかったです。

Commented by milletti_naoko at 2020-02-18 13:17
アリスさん、日が暮れると帰り道は真っ暗になるのが難点ですが、この駐車場なら、オルヴィエートの住民でなくても無料で駐車し、比較的楽に中心街まで登ることができ、風情があって眺めもいいので、たいていはここに駐車して登っています。

近いのでたびたび尋ねられるので、こういう散歩も楽しめて、ありがたいです♪ 
Commented by milletti_naoko at 2020-02-18 13:34
ciao66さん、春は野の花が美しく、暑く日ざしの強い夏は、断崖が影になってくれるので、時計回りに回るのですが、こんなふうに反時計回りに回ると、すぐに眼下にエトルリア墳墓遺跡や平野の眺めが広がって、眺めがすばらしいです♪ この木の影、見るたびにおもしろいなあと思うので、共感してくださったと知って、うれしいです。崖の下も上も歩くことができるので、同じ場所を違う角度から眺めることができるのも楽しいです。

仙台の山にもハシバミの木があるとは驚きました! イタリアでは庭にハシバミを植えてある家があり、またオルヴィエートからそう遠くないラッツィオ州ボルセーナ湖の近くには、ヘーゼルナッツ栽培のために、ハシバミが植えてある果樹園がたくさんあります。2月3月の晴れた日は、花粉がたくさん飛ぶので、好きなのですが訪問を避けたい地域です。
by milletti_naoko | 2020-02-17 08:35 | Umbria | Trackback | Comments(4)