イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

コルバーラ湖眺めきれいな高台の村、チヴィテッラ・デル・ラーゴ

 先日、ウンブリアの趣ある小さな村、イッザリーニとアックワロレートを訪ねたあとは、オルヴィエート郊外の日本料理店で昼食を楽しみ、帰りにテベレ川のダム湖であるコルバーラ湖(Lago di Corbara)を見晴らせるチヴィテッラ・デル・ラーゴ(Civitella del Lago)を訪ねました。

コルバーラ湖眺めきれいな高台の村、チヴィテッラ・デル・ラーゴ_f0234936_819358.jpg
Lago di Corbara visto da Civitella del Lago, Baschi (TR) 6/3/2020

 天気がよければ、この方向にオルヴィエート、そして別の方角にはラッツィオ州ボルセーナ湖の湖畔にあるモンテフィアスコーネやチヴィタ・ディ・バンニョレージョまで見えるそうなのですが、この日は空が曇っていて、

コルバーラ湖眺めきれいな高台の村、チヴィテッラ・デル・ラーゴ_f0234936_8263347.jpg

そう遠くないはずのオルヴィエート(Orvieto)の町を頂く断崖も、この写真の中央付近に霞んで見えるばかりです。

コルバーラ湖眺めきれいな高台の村、チヴィテッラ・デル・ラーゴ_f0234936_8352364.jpg

 中心街を歩くと、もう赤いナデシコの花が咲いています。

コルバーラ湖眺めきれいな高台の村、チヴィテッラ・デル・ラーゴ_f0234936_8371549.jpg

 冒険気分で、一つまた一つとアーチをくぐって歩いて行きます。

コルバーラ湖眺めきれいな高台の村、チヴィテッラ・デル・ラーゴ_f0234936_8381276.jpg

「今でなければ…いつ?」

 今このとき、今ここにいてくれる人の大切さ、ありがたさ、かけがえのなさを思います。与えられた時間が今だけだとしたら、するべきことは何でしょう。

コルバーラ湖眺めきれいな高台の村、チヴィテッラ・デル・ラーゴ_f0234936_8462950.jpg
 
 この日夫は、せっかくだからオルヴィエートの崖下をめぐって歩こうと言っていたのですが、夕方は雨の予報が出ていたので、わたしが早めに帰ろうと言い、代わりに湖の眺めがすばらしいこの村に立ち寄ったのでありました。

コルバーラ湖眺めきれいな高台の村、チヴィテッラ・デル・ラーゴ_f0234936_927852.jpg
Da Google Maps


******************************************************************************
"Se non ora... quando?"

Panorama del Lago di Corbara,
begli angoli con fiori nel borgo medievale,
e anche una domanda filosofica
mentre passeggiavamo a Civitella del Lago.
Baschi (TR), Umbria 6/3/2020
******************************************************************************

関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 野も村も花咲き彩るアックワロレート / Paese fiorito, Acqualoreto (6/3/2020)
- 中世の村・古城ゆかしイッザリーニ、トーディ / Izzalini, bel borgo medievale di Todi (6/3/2020)
- 嵐近づくオルヴィエート、チヴィテッラ / Acquazzoni su Orvieto, Civitella (23/8/2019)
- 見晴らし 黄葉 湖の向こうにオルヴィエート / Civitella del Lago & colori d'autunno (16/12/2017)

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

Commented by 3841arischan at 2020-03-17 12:11
なおこさん、コルバーラ湖を見渡せる街からの眺め
最高に美しいですね☆
ちょっと霞んでますが、それもまた出会いのような(^-^)
街中のサボテンに書いてある言葉が
今の自分たちに向けられているみたいで考えさせられますね!!
マーガレットのような赤い花にとても癒やされます❤
早く、また、このように、普通にお散歩出来る日が来てほしいですね!!
Commented by ciao66 at 2020-03-17 19:02
山の上から見える田園風景や湖が美しいこと!
オリビエ―トの断崖も見えるとはいいところですね。霞んだ眺めもいい雰囲気に思えます。

山や野を自由に歩けるイタリアが早く戻ってきますように!どうぞご自愛ください。
Commented by sunandshadows2020 at 2020-03-18 04:23
If not now then when?
現在ではやはりコロナウィルスが一番に浮かびますが、深い言葉ですね。様々に受け止められます。
イタリアに何故そんなに多く感染者が多いのか気になっていましたが、やはり中国人が多く住んでいるのですね。繊維の関係者か輸出入の関係者でしょうか?
ある街では中国人が2万人も住んでいると知りました。
だからどうって事ではないですが、何となく理解できたような!?
Commented by milletti_naoko at 2020-03-18 22:24
アリスさん、ありがとうございます。霞がかかっているのもまた風情があるのですが、いつかまたラッツィオ州の町やオルヴィエートがよく見える日に撮影ができたらと思います。その日が早く来ますように♪
Commented by milletti_naoko at 2020-03-18 22:26
ciao66さん、ありがとうございます。テベレ川が流れる平野や湖が見張らせて、眺めがすばらしかったです♪

そちらでもどうかお体を大切にお過ごしくださいませ。
Commented by milletti_naoko at 2020-03-18 22:31
お転婆シニアさん、本でも言葉でも、出会うとき、人によってまた受け取り方が様々なのだと思いますが、この言葉、おっしゃるように奥が深いですよね。

 ミラノには観光やショッピングに訪れた中国の方も多いことと思うのですが、それはパリなど他の欧州の都市にも言えそうで、確かに縫製業などに関わる大勢の中国からの移民の方がいるということもあるのだろうかとは思うのですが、感染源についてはけれども、こちらではむしろドイツ経由で広がったと聞いています。
by milletti_naoko | 2020-03-17 09:00 | Umbria | Comments(6)