イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

梨すもも花に雪降る春のペルージャ

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 早朝は気温が氷点下で、ほぼ1日中激しい北風が吹き荒れていた今日、ウンブリアでもスペッロやグワルド・タディーノでは雪が降ったらしいことを、電話やSNSの投稿で知っていました。けれども、ペルージャでは降る気配はないと思っていたら、

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Perugia. 24/3/2020

気づくと、窓の外に大ひらの雪が降りしきっていたので驚きました。

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 ブドウ棚のすぐ向こうに見えるはずのスモモの白い花が、白い雪に紛れています。

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 道路標識や電柱、電線や鉄柵があるために、ふだんは風情に欠ける庭の一角も、雪のおかげで趣があります。

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 横からなぐりつけるように降る雪とスモモの花を、立つ位置や角度を変えて撮影してみたのですが、こんなふうに雪が光の玉と紛れてしまいやすいので、

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 大きな緑の木が背景にあるこの写真の方が、どんなに雪が降っていたかが、分かりやすいかと思います。

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 風に揺れる枝と花、流れるように舞う雪がきれいで、

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着の身着のままで外に出たというのに、寒がりのわたしも夢中になって、

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今日は雪が降るたび、こうしてカメラを手にテラスや庭を歩いては、撮影しました。

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 花に焦点を当てて、降る雪も撮ろうと考えたこの写真では、雪は写っていないのですが、今写真をよく見ると、育ちつつあるローズマリーの枝先の葉に愛嬌があり、つぼみや満開の花、しおれた花がいっしょに並んでいる様子が、花の家族が老いも若きも赤ちゃんも身を寄せ合って暮らしているようでいいなあと思いました。

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 梨のつぼみに舞い降りた雪が溶けて、透きとおるしずくと雪が並んでいます。

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 日中はこんなふうに、雪が降りしきったかと思えばやみ、晴れたかと思えば、いつの間にかまた空が曇って降り始めたりして、雪が積もることはなかったのですが、天気予報では、今夜は夜遅くから一晩中雪が降り続けるとのことなので、明日の朝は一面の銀世界が見られるかもしれません。

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 珍しい雪に驚き、また寒いためか、今日は何度もミミが屋内で過ごしたのですが、わたしがこうして写真を撮っている間は、テラスの壁と椅子の間、テーブルの下の、比較的寒さをしのげる場所で、丸くなっていました。

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 雪は、ブドウ棚の下に植わる花盛りのローズマリーの上にも、降り注ぎます。

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 梨の花も、スモモに遅れ、けれども桜には先駆けて、少しずつ咲き始めています。

 昼食後は、日が差して暖かくなったので、午後の日本語の授業では迷うことなく、以前から予定していた『はるがきた』を、教え子といっしょに歌ったのですが、今になって思うと、春が来た喜びを歌うには今ひとつの天気でした。スカイプでの授業は、外の景色を見やることなく、パソコン画面の向こうにいる教え子や教科書などに視線も集中しがちなのだなと、今記事を書きながら、そんなことを思いました。

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Nevica sulla vigna, sugli olivi, sui fiori di prugno e pero.

tramontana con la neve, fa freddo ma suggestivo.
Nonostante ciò oggi durante lezione via Skype abbiamo cantato
la canzone, "Haru ga kita" che parla dell'arrivo della primavera.
Avevo già preparato lezione qualche giorno fa.
Spero che la canzone riporti il clima primaverile.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by JNPMI at 2020-03-25 11:09
海外なのに、まさに日本の早春賦。
♪春は名のみの風の寒さよ~♪
Commented by 3841arischan at 2020-03-25 14:51
なおこさん、イタリアでは、季節外れの雪が舞い、景色が美しいですね♡
スモモの花やナシの白い花は可憐で、雪が似合います(^^♪
オンラインでの授業をされるなおこさん、時代の先端をいってると感じます♡
日本では、なおこさんおような授業が出来る小学校が少ないとニュースで聴きました!
こんな事になると想定はしてなかったとは思いますが、これからは、オンラインの授業も考えなくてはいけない時代ですね!
Commented by ciao66 at 2020-03-25 20:51
花の家族が老いも若きも赤ちゃんも身を寄せ合って、というローズマリーの花、なるほどね!と思って感心して拝見しました。愛らしく、美しいですね♪
Commented by yuki0901671 at 2020-03-26 08:54
おはようございます。
スカイプでの授業ですか。便利な世の中になりました。日本語に興味を持っている人がけっこういるのですか。日本語とイタリア語ではかなり発音の根っこが違うように思いますが、教えるのに難しさはありますか。
Commented by milletti_naoko at 2020-03-26 19:27
Densukeさん、春が来る前の三寒四温は、イタリアでも同じなのですが、ここまで気温が急激に下がるとはと驚きました。幸いすぐ溶けたので、作物などに被害が出ないことを祈っています。今日も朝から激しい北風が吹き荒れています。春よ来い♪
Commented by milletti_naoko at 2020-03-26 19:54
アリスさん、翌朝はテラス前の庭や屋根に雪が積もり、銀世界になっていてさらにきれいでした♪ 果実の白い花、可憐という言葉、まさにそのとおりですね。
パソコン画面で、ワードやビデオを生徒と共に見るすべがないものかと検討中です。パソコンを通して生徒から見られるようなちょうどよい大きさのホワイトボードがほしいところですが、移動規制が緩和されるまでは、うちにあるもので対処していかなければいけません。イタリアでも学校の先生方、それぞれに工夫をされているようで、その様子がニュースで報道されています。
Commented by milletti_naoko at 2020-03-26 23:32
ciao66さん、ありがとうございます。たまたま写真に撮ったおかげで気づいたのですが、それぞれに趣があってきれいな花を咲かせ、緑がきれいなのだなあと、改めて感じました♪
Commented by milletti_naoko at 2020-03-26 23:40
Niku0901さん、こんにちは。そうなんです。発音の根本が、特にアクセントや文の抑揚などのイントネーションなどが異なるので、意外と難しいのですが、皆、アニメなどを字幕つき日本語音声で聞いて耳を慣らしているからか、聴き取りと発音は意外と身につきやすく、漢字や文法、語彙で苦労する生徒が多いように思います。
Commented at 2020-03-28 15:36
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2020-03-29 06:00
鍵コメントの方へ

この日は積もるほどは降らなかったのですが、翌朝わたしは久しぶりの雪を見てうれしくなり、天気もいいし、花粉もこれなら飛ぶまいと、カメラ片手に登山靴で庭と畑を歩こうと考えていたのですが、夫に果樹や畑の作物にとっては大変なことだと言うのを聞いて、浮かれていてはいけないかと思いとどまりました。歩いていれば、雪をかぶったスモモ、きっと見られたでしょうに残念です。

ダンテの日は、ご存じなかったのも当然で、祝うのは今年が初めてとのことです。わたしはこの数日、イタリアではテレビやSNSで繰り返し伝えていたので知ったのです。
by milletti_naoko | 2020-03-25 09:58 | Umbria | Trackback | Comments(10)