2020年 04月 12日
寿司と春の花となでなで記念日


ランチメニューがお手頃価格でおいしいのですが、オルヴィエートはペルージャから遠く、食事のためだけに行くわけにも行きません。散歩をした村からオルヴィエートまではそれほど距離がなかったので、絶好の機会だと思ったのです。

ひな祭りと3月8日だった女性の日を、寿司を食べて祝おうという、そんな気持ちで、二人で和食を楽しみました。

てんぷらの衣は見かけはどうかなあという感じでしたが、からりと揚がり、さくさくとしておいしかったです。前菜、プリモ、セコンドを一品ずつ、さらに水半リットルと食後のコーヒーで、サービス料込みで12ユーロというのが、ありがたいです。

3時まで営業の店に午後2時頃到着したため、昼食時間には遅かったためでもあるでしょうが、広い店内で食事をしていたのは、わたしたちと、4人家族だけでした。新型コロナウイルス感染がニュースで報じられ、このときには、わずか数人ではありましたが、ウンブリア州にも感染者が出ていました。
だから逆に人が少ないだろうとも思い、また、この店であれば東洋人だからと言って嫌な思いをすることもなかろうと思って食べたのですが、

おかげでおいしい食事を、心軽やかに食べることができました。会計のときに尋ねると、客数がかなり減っているとのことでした。店を出たとき、夫がこちらの盆栽に気づいて教えてくれたので、店も入るように撮影してみました。
このあと、夫はオルヴィエートに行きたいと行っていたのですが、夕方から雨の予報が出ているからと、

ペルージャへの帰り道にあるチヴィテッラ・デル・ラーゴを散歩したのですが、そのときに、こんな言葉が書かれているのを見つけました。
「今でなければ…いつ?」
この日、日本料理店で食べておいて、本当によかったです。今度はいったいいつ食べられるのか、今はまだ予測もつきません。同時に、オルヴィエートで、2月23日の催しに北部から来た客が感染源となり、新型コロナウイルスの感染が広がり、4月7日の時点で感染者50名、死者が6名ということでしたから、オルヴィエートに行かず、引き返したのも幸いでした。

さて、このオルヴィエートの店で、夫が2度立て続けに裏巻きを頼んでいたので、好きなのかしらと思い、聖金曜日で肉食は断たなければならないとされていた10日、昼食に裏巻きを作ってみました。
急に思い立ったので、レタスもアボカドもキュウリもありません。そこで代わりに、ゆでたニンジンを、卵焼きとツナマヨネーズと共に、具にしました。一つ目がうまく巻けなかったので、二つ目はきれいに巻けるようにしようとはりきっていたのに、ふだんの習慣で、寿司飯を載せた海苔を裏返すのを忘れて、ふつうに巻いてしまいました。ニンジンを細く切りすぎた上に、裏巻きの方は、ニンジンが変なところに動いてしまっている上、海苔も何だかなあという巻き方になっていて、ゴマも均等についていません。
ただ、肝心の夫が、裏巻きもゴマの味がしないので、いつもの巻き寿司と同じような味がして、どちらも同じようにおいしいと言っていたので、今後は、特別の機会でない限り、手間がずっとかからないふつうの巻き寿司にしようと考えています。寿司飯がピンクがかっているのは、リンゴ酢を切らしてしまったので、用量のうち半分は、赤ワインから作った自家製の酢を使っているためです。

この日も夕方、日が傾き始めた頃に、庭と畑の7周を始めました。

最初のうちは、わたしを2、3メートル先から見かけただけで、逃げたり隠れたりしていた三毛の子猫が、慣れてきたためか、近くからカメラを向けても、じっと見つめ返してきます。

ひょっとしたらと思って、なでられるかしらと近寄ると、すくっと立ち上がり、

手を頭に近づけると、なでられるのが気持ちよいのか、とてもうれしそうな顔をしていました。首がひどく細いので驚きました。

この後も、毎回そばを通り過ぎるたびに、しばらく子猫をなでなでして、交友を深めました。
かわいらしいピンク色のリンゴの花が咲き始めました。右手奥に写っているのは、養蜂箱です。義父がミツバチ数匹に刺されてしまったそうで、近くで蜂を観察していた夫に、養蜂箱に近づかないようにと言われました。

こんな顔をしていますが、なでてもらえる態勢がばっちり整っていますという表情で、その思いが全身に表れていて、かわいらしかったです。

今日の夕方は、掃除と夕食のしたくとで、散歩の時間がなくなってしまい、上から見下ろすと、子猫が首を左右に動かして、何だかわたしを探しているようにも見えました。
明日は会いに行けますように。晴れた日が続き、少しずつ暖かくなって、春の訪れはうれしいのですが、花粉症がつらい今日この頃です。
Nihori Ristorante Sushi Giapponese a Orvieto
Via Angelo Costanzi, 102 - 05018 Orvieto
Tel. : 0763 450593
Sito : NIHORI - Ristorante Giapponese Sushi a Orvieto e Fabro Scalo - HOME
FB : Facebook - Nihori - Informazioni
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Il 6 marzo il pranzo sushi a Orvieto
per festeggiare Hinamatsuri & Festa della Donna.
"Se non adesso... allora quando?"
Per fortuna sono riuscita a mangiarlo prima del 9 marzo.
E ora #iorestoacasa.
I miei primi uramaki, è stata assai difficile farli ma erano buoni.
Nel giardino fioriscono i ciliegi e i meli.
Per la prima volta ho accarezzato il gattino simpatico.
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イタリアの地方ということを考えたら本格的に見えます♡
海老天も、サクサクと揚がり美味しかったとのこと☆
美味しい和食を堪能出来て良かったです~
地方の街にも、ウィルスはやって来てたのですね!
愛媛県でも、日々、増加しているようで、私の街近辺でも、皆さん外出しないように工夫しだしたようです!
道後や大街道の繁華街も閑散としていて厳しいようです(>_<)
ちなみに、まだ愛媛県内は、外出制限があるわけではありません!
可愛い三毛の子猫ちゃんに癒されますね♡
本当に良かったですね。
三毛の子猫ちゃん
かなりシリアスなお顔ですが
ようやく慣れてきたのですね。
巻き寿司の裏巻き~
難しそうですね。
私は節分の日しか 作らないので
何年経っても うまくお寿司が巻けません。
可愛いねこちゃん達に朝から癒されました♬
それにしても、本当に日本料理店に行っておいて良かったですよね、、、今は本当に次いつ外食出来るか全く分かりませんものね。。
最後のカフェまで込みでこのお値段は安いですね!!
なおこさんの巻き寿司、旦那さんにとってはサプライズランチになったのでは💓
旦那さん思いの優しいなおこさんの愛情こもった巻き寿司、さぞかし美味しかったでしょうね!
またリクエストがあるかもしれませんね。
我が家は海苔を切らしていてしばらくお預けです。涙
賞味期限が1年くらい切れているちらし寿司の素を見つけて、先日食べましたが例の息子からは五つ星...🤣
写真を拝見して、天ぷらが食べたくなりました!
よいパスクワをお過ごし下さい!
しょうゆや豆腐は、最近ペルージャのスーパーでも手に入るようになりましたが、日本の食品店はローマまで行かないとないように思います。巻き簾は幸い、日本で買って持ってきてありました。
愛媛の状況を詳しく教えてくださって、ありがとうございます。どうかくれぐれもお気をつけて、お大事にお過ごしくださいね。三毛の子猫、とってもかわいらしいです♪
そうなんです。よくよく見ると、歌舞伎役者のような顔にも見えるのですが、思いを全身で表現していて、愛嬌があって、かわいらしいです。
裏巻き、YouTube映像で確認してから挑戦したのですが、難しかったです。わたしも日本に住んでいた頃は、手軽に手に入るので、自分でお寿司を作ろうと思ったこともありませんでした。
海苔は実は最近、日本からのお客さまや読者の方、元教え子が贈り物として持ってきてくださることが多く、在庫があるので、ありがたいです。息子さん、かわいらしいですね。お宅でよく、レストランなどを評価するグルメ番組をご覧になっているからでしょうか。それとも息子さんの独創的発想かしら。
みかさんは作られるてんぷらも、おいしいでしょうね。そのうちお子さんたちが、喜んで料理をしてくれるようになるのではないでしょうか。ありがとうございます。お宅でもどうかよい復活祭の1日を、そして、くれぐれもお大事にお過ごしくださいね。