2009年 08月 21日
「宿題 ベニーニの被災地訪問記事を読もう」

もっと知りたい! イタリアの言葉と文化 「ベニーニの被災地訪問」 2009年8月21日
・休刊のお知らせ
突然ですが、今週は休刊とします。 楽しみにしていただいた方には本当に申し訳ありません。
「休みだから頑張ろう!」とはりきっている方のために、次号で扱う記事へのリンクと「次号までに宿題として取り組むべき箇所」をお知らせします。
・夏休みの宿題のご案内: 「ベニーニの被災地訪問」を語った記事を読もう
Benigni tra i terremotati di Onna
«Le promesse vengano mantenute» (Corriere della sera, 17 agosto 2009)
http://www.corriere.it/cronache/09_agosto_16/benigni_onna_04cfb91e-8a7b-11de-b377-00144f02aabc.shtml
この記事は、Roberto Benigniが被災地ラクイラを訪れ、ダンテの『神曲』の公演を行ったりして被災者を激励した際の様子を語っています。
記事の中には数箇所、Benigniが言ったことを、そのまま会話の引用符で囲んで紹介している部分があります。どの言葉も、ユーモアと風刺に富んでいておもしろいので、初級・中級の方は、このBenigniの言葉だけでも理解するべく、まずは大意をとらえるつもりで何度か読み、次に辞書を引きながら読んでみてください。上級の方は(中級でもやる気と時間のある方も)まずは見出しを手がかりに概要を理解するために2、3回本文を読み、それからよく分からなかった箇所について、語句を辞書で調べたりして確認してみてください。

(*2020年4月追記: 以下に記しているニュース映像が現在見つからないのですが、ひょっとしたら今後見つかる可能性もあると思い、ここではとりあえず、このメルマガ発行当時の本文をそのまま掲載しておきます。)リンク先のページ上で、CORRIERE TVという言葉とBenigniの写真があるところの三角マークをクリックすると、この記事のニュースを語った映像も視聴できます。Benigniがかなりくだけた口調で早口で話している上に、アナウンサーの解説がBenigniの言葉と重複しているところもあって聞き取りにくいのですが、ニュース映像の中で、記事に引用されている言葉を直接本人の口から聞ける部分もありますので、くじけずに何度か聞いてみてください。ニュース映像の長さは1分13秒です。それからニュースの中でアナウンサーがBenigniという姓をどう発音しているかにもよく注意してください。

なぜ今週は休刊かというと、一つは職場に提出するべき書類の作成に追われているため、もう一つは前号でお約束した「ダンテと現代イタリア語の関係」について書くために目を通すべき資料の量が膨大で、まだすべてを読み終えていないからです。とりあえずは簡潔に自分が知っていて覚えている範囲で書けばいいのでしょうが、性分なので、まずは関係のある文書すべてに目を通した上で要点だけ抽出しないと気がすまないものですから……(たとえばローマ帝国・イタリアの歴史など関連する内容が多岐にわたっています。それから、語学講座や大学の授業でイタリア語で習ったことの中で、日本語では通常どう訳されているのかを確認しなければいけないものもあります。)実はこの件については、来週までにきちんと書けるかどうかまだ自信がありません。
では、また。日本でも暑い毎日が続いているのでしょうか。体調には十分お気をつけてお過ごしください。
8月から9月にかけて、イタリアへの旅行を計画されている方はいらっしゃいますか。「イタリアでは、週末に酷暑がいったん収まる」とニュースで言っていますが、暑さがまたぶり返す恐れも十分にあります。猛暑対策には第9号「季節はずれの猛暑到来」の記事を参考にしてください。
→第19号(1)「笑い満載、ベニーニの被災地訪問」へのリンクはこちらです。

