2020年 06月 01日
夜明かりに金色の村と紺碧の空、アブルッツォ スカンノ
3年前の6月に訪ねたアブルッツォ州の山中にある小さな村、スカンノ(Scanno)も、夜の町並みがあまりにも美しいので、旅先から「夜美しいおとぎの町」という題で、ブログの記事を書いたほどです。
ペルージャから長いドライブの末にようやく到着した午後8時過頃には、まだ空が明るく、すぐ近くに山や並ぶ赤屋根が見えたのですが、
宿の人が勧めてくれた店で、おいしい夕食をデザートまで楽しんで外に出ると、
空がたそがれて、街灯がともっています。
方角によってはまだ空が明るく、灰色の壁や階段も、家が花に飾られ、奥には緑の山が見えて趣があるのですが、
街灯がつくと、町並み全体が金色の光を帯びたようで、それは美しいので、
夫と二人で長い間、夜の散歩を楽しみました。
山の斜面に村があるためでしょう、至るところに、長い階段があり、
どこか不思議な世界へと続いているような風情があります。
村の守護聖人、聖アントーニオを祝う祭りの前日だったので、その祝いのためのイルミネーションも見かけました。
スカンノの女性の伝統的な衣装をまとった彫像が広場にあり、
傍らには詳しく説明をする案内看板も立っていました。
今日、イタリア語学習メルマガ第33号をブログに移行するにあたって、写真を添えようと、グーグルフォトでtabaccheriaをキーワードに検索したら、
検索結果として並んだ写真の中に、このスカンノの夜の村の店も写っていました。おかげで美しいと感嘆したにも関わらず、当時は写真を1枚しか掲載していなかった村の夜景を、こうして3年後の今、ご紹介することができました。
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Bella di notte Scanno, uno dei borghi più belli dell'Abruzzo
Scanno (AQ) 10/6/2017
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 夜美しいおとぎの町、アブルッツォ スカンノ / Di notte a Scanno (10/6/2017)
- 丸太・ラバの行進と山中の湖、アブルッツォ スカンノ / Festa di Sant'Antonio & Lago di Scanno (11/6/2017)
- イタリア語学習メルマガ第33号(1)「Tabaccheria、店・職業を表すイタリア語」 (31/12/2009)
石の文化圏には、灯りが似合うんですよね
陽が永い・・そして、夜の楽しみ方が素敵ですね
いいですね・・
撮影も、素敵・・
独特の文化を魅せていただけました
2枚目の昼間の写真は屋根の瓦やそれ越しの山並みが、ペルージャで泊まった宿、Albergo Anna からの眺め似ていると思いました。
ペルージャでは水道橋に繋がるアッピア通りの建物が黄色い明かりに照らされて美しかったのです。
とてもイタリアらしい光景ですね!
宿泊されたホテル、プリオーリ通りにあるのに、山が見えたということは、かなり高い階に部屋があったのですね。方向にもよるのですが、見えた山はひょっとしたらテッツィオ山の可能性もあるだろうかと、ふと思いました。水道橋やアッピア通り、たそがれや夕焼けの頃は殊に美しいですよね。ciao66さんも歩かれたんですね!