日のもとのバラ 遠来の客と見解の相違

　先週の日曜、テッツィオ山を登る前に、訪ねたミジャーナでは、まだバラが日なたにあり、日の光に照らされて、きれいでした。

Monte Tezio, Perugia 30/5/2020
　前日に雨が降ったおかげもあることでしょうし、数日前のつぼみが開いて、大きな花を咲かせていました。


　６月３日から、州境を超えての移動が可能になったため、予定どおり週末は、エミリア・ロマーニャからリミニやリッチョーネに住む友人たちがやって来ることになりました。


　調べてみると、ウンブリアやエミリア・ロマーニャでは、私宅での集まりについて人数などを規定した法令は出ていないようで、


首相令でも私宅での集まりについては、どうも明確な形での禁止はしていないのですが、首相自身がまだパーティーの時期ではないとはっきり言葉にはしていたこともあり、


法令違反で罰金を支払う可能性になる恐れに、義父母が高齢であるための感染の不安もあって、大勢では来ないようにと、友人たちには伝えてありました。


　エミリア・ロマーニャはウンブリアに比べて、PCR検査の実施数が少なく、感染者数が依然として少なくないからでもあります。ウンブリア州では新規陽性者ゼロの日が１０日続き、現在の陽性者は３９人となっています（詳しくはこちら）、一方、エミリア・ロマーニャの現在の陽性者は２５１２人です。


　にも関わらず、「ぼくの周囲では感染者が誰もいないし」とか、「ミラノの医師がウイルスはもう存在しないと言った」とか、「友人同士の間でマスクなんかしないわよ」とか、友人たちから夫が聞いたという言葉に、週末どうなることかという不安があります。

　１メートルの距離は互いに取れるよう、気をつけて過ごそうと思うものの、先行きがどうも心配です。


　今日の昼着いたら、家の前の草原でピクニックの昼食にしようと言うので、人目に触れて何か言われたら、罰金になったらと、そういうことでも昨晩はもめていました。昨晩夫が草を刈ったばかりで、昨日は雨も降ったので、もし刈られた草の花粉に花粉症の症状が出なければ、わたしも外で食べるのですが、目にかゆみがあるようであれば、わたしは屋内で食べようと考えています。

　久しぶりに皆に会えるのはうれしいのです。どうか穏やかで楽しいときとなりますように。

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Ancora più belle le rose del giardino
con i raggi di sole
Monte Tezio, Perugia 30/5/2020
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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