2020年 06月 17日
崖下を歩き寿司で祝う結婚記念日、オルヴィエート
その前にオルヴィエートの歴史的中心街を頂く断崖(rupe)の下を周遊する崖下周遊トレッキングコース(Anello della Rupe)を歩きました。
コースの途中、いくつものバラとラベンダーが咲く場所があって、きれいです。昨年に比べて、花がかなり増えたように思います。
ぐるりと一周回るときは、ふだんは時計回りに歩くのですが、今日は夫は、最初のうちは、途中まで歩いてから元来た道を引き返そうと考えていたので、反時計回りを提案しました。
崖下周遊コースを、いつもは約2時間かけてゆっくり歩いて回るのですが、地図中ピンクのアステリスクで示した駐車場に着いたのが正午過ぎで、昼食の予約は午後2時、閉店時間が午後3時だったからです。
長い外出・移動規制と雨続きの天気のために、駐車場から周遊コースまで登る階段に、草がたくさん生えていたので驚きました。こんなことは初めてです。
5、6分歩いて凝灰石(tufo)の崖下を通る周遊コースまで来ると、けれどもトレッキングコースはきちんと整備されていました。
菩提樹(tiglio)の花が咲き始めています。
久しぶりに天気がよかったのはありがたいのですが、雨がよく降ったためか、特に長い上り坂は蒸し暑く、突然の暑さに苦労しながら歩きました。日がさんさんと降り注いでいます。
歩き慣れ動き慣れた夫は、太陽も長い上り坂もへっちゃらで、門から中に入って、反対側から門を眺めたりしていました。
夫は途中まで歩いて引き返すつもりだったのですが、引き返さずにそのまま一周した方が、日かげも多いし久しぶりに周遊コースをすべて歩けると考えたわたしが、このまま反時計回りを続けようと提案し、結局そうすることにしました。そうして昼食時間に間に合うようにと、ふだんより早足で歩き始めました。
アルボルノス要塞(Rocca Albornoz)が見えてきました。この写真は、断崖の上に見える要塞と、水たまりに映る姿がきれいだと思って撮影しました。
日の当たる長い坂道を登って、ようやくソリアーナ門(Porta Soliana)までやって来ました。地図の左手に、ingresso 3 Porta Rocca (o Soliana)と記されている門です。
すでに何度か一周したことのあるコースなのですが、分岐点に必ずしも案内標識があるわけではなく、また、いつもとは反対回りに歩いたためもあって、時々どちらに行ったらいいのか、ためらう場所がありました。幸い二人のどちらかが何となく正しい道を覚えていたので、無事に一周することができました。
最近、激しい雨がしばしば降ったためか、岩が崩れて落ちているところもあります。
まだ咲いているヒナゲシ(papavero)の花があったので、うれしかったです。
前半は、夫もわたしも立ち止まっては写真を撮りながらゆっくり歩いたのですが、一周することに決めてからは急ぎ足で歩いたおかげで、出発から約1時間半後、1時50分に駐車場に戻ることができました。
そうして、昼食には、日本料理がおいしくお手頃価格で食べられるNihoriへと車で向かい、午後2時の5分前に到着しました。
あらあら割り箸が、「いらっしゃいませ」と書かれた文字が反対向きになるように置かれています。
今回は、いつもの寿司・刺身盛り合わせに加えて、鮭とアボカドの裏巻きと春巻きを頼みました。春巻きはなんちゃって春巻きでしたが、寿司も刺身もおいしくて、うれしかったです。
3品選んで、水とコーヒー込みで12ユーロという値段もありがたいです。(詳しくはこちらの記事)
帰りは水車小屋に寄って小麦粉を買い、ミジャーナの家で、庭仕事や農作業をしてから、うちに戻りました。
結婚から13周年の記念日を、今年もこうして共に祝うことができて、うれしかったです。
Nihori Ristorante Sushi Giapponese a Orvieto
Via Angelo Costanzi, 102 - 05018 Orvieto
Tel. : 0763 450593
Sito : NIHORI - Ristorante Giapponese Sushi a Orvieto e Fabro Scalo - HOME
FB : Facebook - Nihori - Informazioni
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Trekking & pranzo del tredicesimo anniversario
Anello della Rupe & ristorante giapponese Nihori
Belle le rose e ancora in fore i papaveri :-)
Orvieto (TR). 16/6/2020
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関連記事へのリンク / Link agli articoli correlati
- 花彩る崖下周遊トレッキング、オルヴィエート / Anello della Rupe di Orvieto (3/5/2019)
- 寿司と刺身のバレンタイン、夕日あかあかオルヴィエート / Buono ed economico il menù pranzo @ Nihori Ristorante Sushi Giapponese, Orvieto (3/1/2020)
おめでとうございます。
素敵なコースを歩かれて
おいしい和食も~
楽しい記念日になりましたね。
お寿司
おいしそうですね。
お箸自体の置き方は 合っているので
文字の書き方が 反対なのですね。
経営者は 日本の方ではないのでしょうね。
日本のイタリアンのお店では
パンにつける オリーブオイルを置いている所が
多いようですが イタリアでは パンにバターは
つけないのでしょうか?
とても良いお時間をお過ごしになられたご様子、こちらまで伝わってきました。オルヴィエートの城門までの散策、凄いです。あの城壁の下を歩いていくのですね。自然豊かで、歩くとさぞさぞ気持ち良いのだと思います。今年はコロナにより、日常の幸せをいつもの何倍も感じることができますね。なおこさんはいつもご主人様といろいろなところを歩かれ、ご旅行され想い出をたくさん作られていらして素晴らしいなあと思っています。お寿司も美味しかったことでしょう。
新しい1年もお二人にとって素晴らしい時でありますように心からお祝い申し上げます。
6月16日でしたらまさにジューンブライドでしたね。
私の好きな街オルヴィエート、そしていつか私も崖の下をぐるっと歩いてみたいです。その後でお寿司をいただく、なんと贅沢な日でしょうね。これからも末長くお幸せに!
*外出できるようになって良かったです!
ご結婚記念日、心よりお祝い申し上げます。
異国の地でも毎日幸せそうに暮らしていらっしゃる
なおこさんのご様子にこちらも元気をいただいています。
毎回登場する風景や街並み、食べ物が、なにか私には
映画の中のように感じられてしまいます。
ますます仲良くお幸せでありますように♪
日本料理でのお祝いというのも、なにかご主人の
優しさの表れのような気がします。
以前行かれた時の記事も拝見しました。
日本料理でもプリモ、セコンド・・・というところに
ちょっとクスッとしました。
なおこさんがイタリアにすっかり根を張って
生きていらっしゃるのを感じました♡
いつか機会がありましたらご夫婦で台湾へもいらっしゃってくださいね!!!
もうガイドはお任せください!!!
手に入りやすいからか、イタリアで寿司を食べると鮭が多いのですが、好きなのでありがたいです。
内装も日本らしい雰囲気を工夫しているのですが、経営者も料理をする人も給仕する人も、日本の人はいないようです。
イタリアではパンは何もつけずに、ちょうど日本の白ごはんと同じようにおかずといっしょに食べますから、バターはつきません。オリーブオイルをイタリアのレストランで置いていたり出したりするのは、サラダなどを味つけする必要がある場合でそのためなので、うちの夫がたまに気になるオリーブオイルの味を見ようとパンにつけて食べることがあるのですが、人が見たら行儀が悪いとみなされるように思います。
夫は勤務先も近く、こちらでは有給休暇は消化せずにいると職場から年内に消化するようにと急き立てられるほどで、残業もほとんどないので、いっしょに過ごせる時間が多くて、ありがたいです。今のように在宅勤務となると、同じ部屋で働くとお互いに集中しにくくはなるのですけれども。
長い間お出かけ目的での外出ができず、解除されても行ける範囲が限られていたので、こうして少しずつ出かけられる範囲が増えてありがたいです。本当は少し長い旅行もできるように数日有給休暇を取ってくれたのですが、午後の天気が雨という日が続き、まだ感染者が少なくない地域もあるので、明日からは遠出するかどうか検討中です。
まほろばさんもどうかお体を大切にお過ごしくださいね。久しぶりに長い間だんなさまと暮らせる日々に作られている、いつもの彩りの美しく健康も考えたおいしそうなお食事や食器づかいやお花、感嘆しながら楽しみに拝読しています。
わたしもmasaさんの温かみのある美しい絵と秀子さんのユーモアを忘れない日々の記録、行間に垣間見えるお二人の時にコントを思わせるやりとりを楽しみに拝読しています♪
いつかお転婆シニアさんたちも崖の下を歩かれる日が早く来ますように。わたしもいっしょに歩けたらうれしいのですが、お二人の方が歩かれる速度がずっとずっとはやいのではないかと思います。いえ、確信しています。
わたしもメイフェさんの記事を、おいしそうなお料理や温かで芯のある料理屋さんの心意気、かわいいものに感嘆しながら、楽しみに拝読しています。
日本料理での祝いは、実はふだんは、夫が好きなピザがおいしく食べられるピザ屋ばかりにもっぱら行っているためでもあるのですが、それでも今回は、夫の方から言いだしてくれて、うれしかったです♪ 以前の記事も読んでくださったんですね。実は店自体が、昼食メニューにAntipasto/Primo/Secondoと分けて記していて、それぞれから一つずつ選んで注文するようになっているんですよ。
ありがとうございます。メイフェさんのおかげで、台湾がとても身近に感じられるようになりました。優しく温かい方が多いとは以前から聞いていたのですが、おいしそうな食べ物も多いですね! イタリアにもいつかぜひお越しくださいね。お会いできる日を楽しみにしています♪ 早くアジアとの行き来が以前のようにできる日が来ますように。
おめでとうございます
今は、大いに、お祝いの日を楽しんでくださいね
いつか?数がわからなくなる時。。来ますから(笑)
なんて・・m(__)m
で、お寿司ね・・
マグロ・サーモン、タコ、あとは?白身はタイでしょうか
外国で数度お寿司を食べましたが
ここのお味は、日本の味でしたか?(笑)
白身はタイだと思います。外国で食べるお寿司、いろいろありますよね。作っているのは他国の方で、もちろん日本の本格的なお店とは比べるまでもないでしょうが、おいしかったです。
おしゃべりしながら歩くのも楽しいですよね♪ 登り道ではただでさえ息が切れて立ち止まって休むので、話してないてしっかり呼吸をするようにと夫に言われることが、特に長く登りが続くときにはあります。