2020年 07月 04日
夕日追い車でめぐるトラジメーノ湖

7月1日に、マジョーネ(Magione)のピザ屋で、少し残念な夕食を終えたあとは、予定どおり、夕日を見送るために湖に向かいました。

マジョーネから近いトッリチェッラやモンテ・デル・ラーゴも、トラジメーノ湖の東の湖畔にあるので、夕日が湖の向こうに沈むのを見ることができるのですが、この日はまだ日の入りまで時間があったので、久しぶりに南東の岸辺にあるサンタルカンジェロまで行くことにしました。

マジョーネからモンテ・デル・ラーゴに向かうと、道路が高みを走るのでトラジメーノ湖(Lago Trasimeno)がきれいに見えます。走る車から撮影した写真ですが、この位置からは、湖の北にあるマッジョーレ島(Isola Maggiore)とミノーレ島(Isola Minore)見えています。
このあと、モンテ・デル・ラーゴまで車で下っていくときの湖の眺めもすばらしいのですが、動く車からではいい写真が撮れないのが分かっている上、車の速度が速いので撮影していません。

モンテ・デル・ラーゴから湖に沿って道路を南へと向かい、サン・サヴィーノ(San Savino)を通り過ぎてから後ろをふり返ると、夕日の光が村の輪郭を際立たせています。

さらに先に進むと、走る車から湖とポルヴェーセ島がしばしば見えます。
若干遠回りをして、モンテ・デル・ラーゴを通ったのですが、

夕日が沈む前に、サンタルカンジェロ(Sant'Arcangelo)に着くことができて、そのまま桟橋の先端へと急ぎました。

左に見える岸にはキャンプ場があり、キャンピングカーやテントが並んでいて、旅行客も岸辺から夕日の方を眺めていました。

桟橋から右を見やると、東の空の雲もピンクに染まっています。

桟橋の先端まで行くと、先日船で訪ねたばかりのポルヴェーセ島(Isola Polvese)が、すぐ先に見えます。

夕日は、雲を桃色に、地平線近くの空を茜色に染めて、

西の湖畔にあるカスティッリョーネ・デル・ラーゴ(Castiglione del Lago)の右手に沈んでいきました。夏至を過ぎたので、これから太陽が沈む位置は、少しずつ左へとずれていきます。

夕日を見送ってから、後ろをふり返ると、空の高みに白い月が見えました。

沈んだ夕日がなおも照らす雲は、まだ鮮やかなピンク色をしていました。

夕雲と月をいっしょに撮影してみます。

ひょっとしたら、沈んでしまった夕日に照らされて、雲が再びピンク色になるのではないかと期待していたのですが、この日は雲がピンクから薄紫色に、そして灰色になりました。
地平線近くの空はまだ明るい色をしています。

ペルージャのうちに戻ると、日曜の町の丘の上にも雲が広がり、その間から明るい月がきれいに見えていました。
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