イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

バジル ルーコラ 緑のペストのおいしい季節、イタリアのレシピご紹介

 畑でもテラスでもバジル(basilico)の緑の葉がすくすくと育っています。先日はさっそく、その香りのよい葉で、ペスト・アッラ・ジェノヴェーセ(pesto alla genovese)を作って、パスタと和えて食べました。


 作った当日、先週は写真を撮る余裕がなかったので、イタリアのレシピを日本語で説明した過去記事とその写真を掲載したツイートを、ご紹介します。この日ペストを作った直接の動機は、実は、ミジャーナに友人たちが来るからと大量に購入した粉末チーズが余っていたことだったのですが、ペストは色も香りもよくて、おいしかったです。

 伝統的なレシピに従って、粉末チーズにペコリーノとパルミジャーノ・レッジャーノを使えば、「ジェノヴァのペスト」、ペスト・ジェノヴェーゼ(pesto genovese)と言えるのですが、この日はたくさんあったグラーナ・パダーナだけを使ったので、ジェノヴァ風のペスト、pesto alla genoveseでした。

バジル ルーコラ 緑のペストのおいしい季節、イタリアのレシピご紹介_f0234936_21441886.jpg

 そうして、先週末に泊まりがけで友人たちが来た際に、ひょっとしたらピザを焼くことになるかもしれないと考えて、大量に購入していたルーコラが余ってしまい、粉末チーズと松の実もまだたくさんあったので、今日は思いついて、ルーコラのペスト(pesto di rucola)を作ることにしました。

 インターネット上にいろいろなレシピがあるのですが、わたしは次のGialloZafferano.itのレシピを参考にして作りました。かつてエルバ島で、とても食事がおいしいホテルに滞在したことがあるのですが、そのホテルのシェフから、このサイトには参考にできるいいレシピが多いと教えてもらったからです。

- GialloZafferano - Sale e sughi - Salse e condimenti - Pesto di rucola

バジル ルーコラ 緑のペストのおいしい季節、イタリアのレシピご紹介_f0234936_21532270.jpg

 レシピの分量は4人分なのですが、半量にするとミキサーが作動しない恐れがあると思い、また、ルーコラもまだ優に100g以上あったので、この4人分のレシピの分量を目安に作ることにしました。

 上記レシピに記されている材料は、ルーコラ(rucola)100g、松の実(pinoli)50g、それから、すりおろす(grattugiare)ことによって粉末にするべき次のチーズ(formaggio)3種、グラーナ・パダーナ(grana padana DOP)50g、ペコリーノ(pecorino)50g、ニンニク(aglio)ひとかけ、塩(sale fino)適量、そして、エクストラヴァージンのオリーブオイル(olio extravergine d'oliva)150gです。イタリア語を学習する方のお役に立てばと、レシピに記載されているイタリア語もかっこ内に記してあります。わたし自身は、今回はチーズは、グラーナ・パダーナとパルミジャーノ・レッジャーノを使いました。

 リンク先の記事では、写真を使ってていねいに手順を説明しているので、イタリア語を知らなくても、作り方が想像できるのではないかと思います。ミキサーに食材を、次の順に入れていきます。よく洗って乾かしたルーコラ、松の実、グラーナ・パダーナ、ペコリーノ、皮をむいたニンニク、そして塩。チーズそのものにかなり塩気があると考えて、わたしは今回も塩は加えずに作りました。オリーブオイルについては、分量をコップなどに注いでおいて、まずは先のすべての材料の上に少量だけ注ぎ、低速で回転させます。以後少しずつオリーブオイルを足しながら、ミキサーの低速での回転を続け、すべてのオイルを注ぎ終わって、ペストがクリーム状になったらできあがりです。以上が、レシピに書かれている手順なのですが、わたし自身は、ミキサーがうまく作動するように、かつ粉末チーズが飛び散ってしまわないように、最初から分量全体の3分の1ほどのオリーブオイルを注ぎ、あまり待たずにすぐにすべてのオリーブオイルを注いで作りました。

 昼食用にとペストの準備を始めたときは知らなかったのですが、今日はお義母さんが、わたしたちの分もニョッキを作ってくれていました。そこで夫が、お義母さんがニョッキをトマトソースと和える前に取りに行って、ルーコラのペストで和えてくれました。やはりバジルの方が香りが引き立っておいしいような印象は持ったのですが、優しい味がして緑のルーコラをたくさん食べることができますし、このペストもおいしかったです。ルーコラがたくさんある、どうしようというときなどに、ご参考になれば幸いです。最後に、レシピを印刷して手元に置きたいという方は、こちらのリンクからGialloZafferano.itのこのレシピのPDFをダウンロードすることが可能です。

 使い終わった残りは、2、3日なら冷蔵庫で保存ができますし、瓶詰めにして冷凍すれば、忙しいときなどに、冷蔵庫あるいは常温で、さっと解凍して使えるので便利です。

関連記事へのリンク
- ペスト・ジェノヴェーゼ、伝統の味をミキサーで手軽に

参照リンク
- GialloZafferano - Sale e sughi - Salse e condimenti - Pesto di rucola

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

Commented by yuki0901671 at 2020-07-15 08:45
おはようございます。

イタリアらしい食べ物ですね。
こういうのはどうやっても現地で
なければ食べられないような気がします。
チーズが違う、パスタが違う、オイルが違う
ということになり、日本のどんなイタリア料理店
でも現地と同じ味にできないんですよね。
うーん。うらやましい。
Commented by zakkkan at 2020-07-15 13:51
流石・・本場ですね

パスタ・好きです
日本人好みのですが(笑)

バジルソースが「生協」で売りだしました
これ、なかなかいけます
ソースだけだから、野菜や魚介類、お好みに合わせて

( ´艸`)
Commented by milletti_naoko at 2020-07-15 16:33
yuki0901671さん、今は日本でも上質のオリーブオイルやチーズが手に入るようになったとは言え、イタリアで味噌や醤油が高いように、まだまだ日本ではそういうイタリアのよいものは高価なのでしょうね。野菜の味も確かに、イタリアの方がしっかりするとか濃いとかよく言われます。わたしの日本語の生徒たちは、皆日本で食べる日本料理が好きだったり憧れていたりするんですよ。早く互いに自由に行き来して、旅行や食事ができるようになりますように。
Commented by milletti_naoko at 2020-07-15 16:39
zakkkanさん、そうすると、パスタもバジルソースも、日本でもかなり食べられるようになってきているんですね! バジルをお宅で育てられている方も多いので、ご自分で作られる方も増えてきていることでしょう。

バジルソースではないのですが、ルーコラソースもきっと、魚料理や野菜にも合うと思います。かなりたくさんできたので、昨夜はゆでたジャガイモと混ぜ合わせて食べたのですが、それもおいしかったです。ニョッキもジャガイモを使っていますから、よく考えるとジャガイモづくしなのですが…… 魚のフライのソースにしたり、ワインとニンニクで調理した魚にからめてパスタの具にしたりと、そういうレシピも見つけたので、余ったソースはそんなふうに使って食べてみようと考えています♪
Commented by sunandshadows2020 at 2020-07-16 12:54
多分ニョッキも手作りではないかなと思いながら拝見していました。とても美味しそうですね。2、3回試しに作ったことがあるニョッキですが上手に出来ません。コツはあるのでしょうね?
こちらではバジルが非常に育ちやすく秋には大量に残ったバジルでソース作りをします。冷凍するので使うときにガーリックやチーズを足すようにしています。我が家はペコリーノ派です。
Commented by milletti_naoko at 2020-07-18 16:53
お転婆シニアさん、このニョッキはそう、お義母さんの手作りです。わたしも時々手伝うことがあり、友人たちとも作ったことがありますが、一人では作ったことがまだありません。何にでも挑戦されてすばらしい! コツはジャガイモと小麦粉の分量の割合ではないかと思いますが、これがゆでたジャガイモにこのぐらいかなとまずは少なめに分量を混ぜて、ちょうどいいあんばいになるまで小麦粉を加えていくと行ったふうで、少なくとも義母は思いっきり目分量で、やはり慣れと長年の勘によるのではないかと思います。使うジャガイモやゆで加減にもよるので、対する小麦粉の量は毎回違ってくるそうです。

ご自分たちで育てられたバジルのソース、おいしいでしょうね!
by milletti_naoko | 2020-07-14 23:06 | Gastronomia | Comments(6)