イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

あかあかと沈む夕日をクッコ山から、ウンブリア

 標高1566m、ウンブリア州の北東、マルケとの州境にそびえるクッコ山(Monte Cucco)の高みから、ぜひ一度夕日を見送りたいと、夫は去年から言っていました。

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Monte Cucco al tramonto, Sigillo (PG) 7/8/2020 20:17

 先週金曜の晩に、ようやくそのクッコ山の高みから、夕日が沈んでいく様子を見守ることができました。あかあかと空を染めながら沈む夕日が、とてもきれいでした。ペルージャの我が家からクッコ山までは約65km、車で1時間あまりかかるため、ちょうど夕日の頃に居合わせるのは難しかったのです。

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 クッコ山州立公園(Parco regionale del Monte Cucco)は、最高峰、山頂1566mのクッコ山を中心とし、上の写真に写る山一帯を含んでいます。公園の地図を見ると、クッコ山公園内にも様々な山の名が記されていて、それもクッコ山の一部なのだろうか、それとも独立した山なのだろうかという疑問が、今湧いてきました。わたしたちが金曜に夕日を見送ったのは、道路で前を走る白いトラックの上方に見える尾根道付近です。

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 クッコ山へは、ふもとのシジッロ(Sigillo)の村から、車で山を登っていきます。

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 ふだんはこの道路を、上の写真で前方に見えるクッコ山の頂が目前に迫る付近まで、車でずっと北東へと走っていくのですが、

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昨夕は、その途中で右に曲がり、南西へと登っていく砂利道を進んでいきました。前回この道を見かけた夫が、今度はこの道を登ってみたいと言っていたのです。

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 風景も花も、金色の日の光を浴びています。

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 夕日が山の斜面に隠れてしまわずに、よく見えるところまでと、高みまで車で登りました。窓ガラスにも車体にも、夕日が輝いています。

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 駐車した場所は、激しい北風が吹いていたので、さらに少し山を登って、山が風から守ってくれるところまで歩いて、夕日を見送りました。

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 地平線近くの空を赤く染めながら、夕日が沈んでいきます。

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 この写真には、わたしたちがふだん通る道や、今回登った道が、夫の車と共に写っています。どういうわけか夫がドアを一つ閉め忘れていたのですが、幸いだれも通りそうになかったからか、すぐに行って閉められる距離ではあったものの、夫は車に戻ることなく、そのままわたしといっしょに、クッコ山と夕日と風景を見守っていました。

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 雲ひとつないものの、地平線近くの湿度が高いためか、真っ赤な空に

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夕日が沈んでいきました。

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 車を止めた場所のすぐ近くに分岐点と登山の案内表示があり、下方には古代ウンブリア人のトレッキングコース(Sentiero degli Antichi Umbri)と書かれています。

 奥に見えるのは、お隣マルケ州の山と平野で、中央付近に見える一際高い山は、サン・ヴィチーノ山(Monte San Vicino、1479m)です。

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 車に戻ると、今度はたそがれの空が、窓ガラスと車体に映っています。

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 クッコ山でようやく美しい夕景を見られたことを喜びながら、さあ今夜はどこで夕食を食べようかと、相談しながら、山を車で下っていきました。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:【ギフト券プレゼント】夏の1枚コンテスト 2020
Commented by 3841arischan at 2020-08-09 20:00
なおこさん、クッコ山からの夕陽、美しいですね~♡
こんな夕陽を見るためなら65kmの道のりも何のその~ですね(^_-)-☆
山の斜面が一面オレンジに染まるのも綺麗ですね~☆
お花も見たことがないお花をありがとうございます(^^♪
お車に写り込んだ夕陽もまた趣がありますね~♡
良い時間を過ごされましたね(*^_^*)
Commented by milletti_naoko at 2020-08-10 01:01
アリスさん、ありがとうございます♪ 予想していたよりも、さらに美しい夕景が見られて、感動しました。

夏は日が長いので、夕日を見送ると9時前になってしまい、冬は日が暮れるのは早いのですが、クッコ山は標高が高く、周囲に風を遮るものもないので、夕日を見る時刻はひどく寒いために、なかなか行けずにいました。夕食が遅くなってはしまいましたが、すばらしい夕空と夕日が見られて、本当によかったです♪

この花、イタリアの野山では、特に夏、よく見かけるんですよ。ありがとうございます。車に映る夕日もきれいで、うれしかったです。
Commented by zakkkan at 2020-08-10 11:46
太陽の浮き沈み
これは、絶大な「自然」ですよね

今、この地の夕暮れは、何時でしょう?
日本は、来月の秋分に合わせるように
「日の入り」が早まってきています

今年は、梅雨明けも遅かったせいか・・
灼熱の太陽を見ていません
したがって、日の沈む風景は、中々見れないのですよ

最も、京都のような低い山の盆地では
めったに・・この光景を眺めることは、不可能です

ありがとうございます
気持ちだけでも、大きくなります・・
Commented by meife-no-shiawase at 2020-08-10 19:21
なんという色なんでしょうね~。
オレンジから朱色というのか・・・
空が色々な色に染まっていて・・・
これが自然が作り出すものだと思うとジンとしてしまいます。

だんだんと夕陽が落ちていく様子を、ご主人さまと
どんなお話をされてご覧になっているのでしょう♪
なおこさんの毎日はなにかロマンティックがたくさんですね♡

車で1時間かけてもこれは観に行きたくなります♡
Commented by milletti_naoko at 2020-08-11 05:53
zakkkanさん、もう来月は秋分! そう言えば夫も、7月末に、もう7月も終わって、夏も終わってしまったんだねなんて言っていました。イタリアでも、夏時間のおかげで日の入りこそ遅いものの、夏至の日に比べると、日が沈むのが早くなってきています。

こちらこそありがとうございます。そう言えば、「春はあけぼの」でも、「やうやう白くなりゆく山ぎは」と記す清少納言がその風景を見たときも、朝日はおそらくはその山の向こうに昇ったのですよね。
Commented by milletti_naoko at 2020-08-11 06:20
メイフェさん、自然が生み出す夕日や空の色と風景、本当に美しいなあと感動することがしばしばあります。

わたしは時々写真を撮りながら、二人ともほとんど何も言わずに、夕日や風景を見つめていました。

本当に、車で1時間かかっても、夕食が遅い外食になってしまっても、見るかいのある美しい夕景でした♪
Commented by sunandshadows2020 at 2020-08-11 11:34
この色は滅多に見られない色だという印象を受けました。
オレンジというより赤ですね、その赤も普通の赤ではなく。
素晴らしい道路、自転車で走ってみたいです!
Commented by milletti_naoko at 2020-08-11 18:03
お転婆シニアさん、最近は地平線近くの湿度が高いようで、晴れていても夕日の近くの空が赤く色づくことが多いように思います。

いつかぜひ、自転車で走りにいらしてくださいね♪
by milletti_naoko | 2020-08-09 18:37 | Umbria | Comments(8)