イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

クッコ山夕べの尾根道と昇る朝日

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 日曜の晩は、クッコ山(Monte Cucco)の向こうに沈む美しい夕日を見送ったのですが、

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Monte Cucco al tramonto, Sigillo (PG) 7/8/2020 20:16

夕日がよく見えるその場所に着いたのは、午後7時過ぎで、日の入りまでにまだ1時間以上ありました。

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 そこで、夫はそれまで、少し下方にあるブナの森を歩くことにしたのですが、わたしは、冒頭の写真でクッコ山の山頂(1566m)が見える北西とは反対方向、つまり南東へと、しばらく尾根道を歩いてみることにしました。

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19:04

 なだらかな眺めのいい道を少し登れば、その向こうにひょっとしたらシビッリーニ山脈が見えるのではないかと思ったからです。

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 そうやって尾根道を登り、ふり返ると、いつもとは違う角度からクッコ山の山並みが見えて興味深かったのですが、

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ところがいざ登り切ってみると、視界が開けるわけではなく、ほぼ同じ高さの尾根道がさらに続いていきます。

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 けれども、西の平野やその向こうの山など、いつもとは違う眺めを楽しむことができました。

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 奥に見える高みまで登れば、シビッリーニ山脈や、他の遠くの山々が見えるのではないかと、ゆるやかな山道を歩いていき、ふり返ると、右手に先日登ったストレーガ山(Monte della Strega)がきれいに見えたので、うれしかったです。ストレーガ山は、山頂近くにあまりにもたくさんテントウムシがいたので、驚いたあの山です。

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 ところがその目指す高みまで登っても、目の前にほぼ同じ高さの山が連なっているために、その先にある遠くの山は見えません。

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 そこで、その少し先の、眺望が少し開けるところまで行き、風景を眺め、写真を撮ってから、来た道を引き返しました。

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 そうして、ちょうど夕日が傾き、空がオレンジ色になってきた頃に、夫と合流し、二人で沈む夕日を見送りました。

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Monte Cucco visto dal Monte Tezio, Perugia 9/8/2020 5:56

 最近は、山のうちのあるミジャーナで少し問題があり、時々行って泊まることがあります。先週土曜の晩も、そうしてミジャーナの家に泊まったため、翌朝朝日が昇るのが見られるだろうかと、早朝から時々北東の空を見やっていました。

 幸い2階の窓からは、クッコ山の山並みを、他の山の向こうに見ることができます。ひょっとしたら、わたしが金曜に歩いた尾根道も見えるかもしれないと思ったのですが、今写真をつき合わせてみると、どうやら、ちょうどその辺りが、隣家の木に隠れてしまっているようです。

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 日が登るまでにはまだ時間がありそうだと、しばらく床に戻り、

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Alba 6:29

再び窓辺に行ったときには、もう太陽が山の向こうから昇ってしまっていたのですが、それでも、朝日に赤く染まる空を見ることができて、うれしかったです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:【ギフト券プレゼント】夏の1枚コンテスト 2020
Commented by meife-no-shiawase at 2020-08-12 14:57
なるほど、なおこさんが歩いた南東への道を
絵で書いてくださっていてよくわかりました。笑。
なかなかなだらかな感じが続いていたのですね。

でもこういうところをお一人で歩いていても大丈夫なのですか?
お写真を拝見するかぎり、他に誰もいなそうですが
動物とかなど突然でてきたりしませんか?
てんとう虫ぐらいならいいけれど・・・
私はビビリ~なのでちょっと心配になりました。

それでもこんな風に大自然の中を歩くなんて羨ましい気もします♡

Commented by milletti_naoko at 2020-08-12 15:53
メイフェさん、ご心配ありがとうございます。森のただ中だと、イノシシやオオカミに出会う心配もまったくないわけではなく(イノシシはまれに見たことがあり、夫が小さいオオカミの死骸を見かけたことがウンブリアで、2頭のオオカミを見かけたことがアブルッツォのグラン・サッソであります)、それより頻度が多くて避けたいのは、気が荒いかもしれない雄牛のいる牛の群れや、攻撃的であることが多い牧羊犬がいる羊の群れや、人を見ると近づいて吠え立てるのに放し飼いで飼い主と散歩している犬なのですが、幸いこのときは、視界が開けているので野生動物は来ないだろうし、牛・羊の群れも見えず、他の車が見えないので、そういう放し飼いの犬と散歩する人や悪い人に出会う恐れもなく、歩くことができました。途中で下方の緑から牛の声が聞こえて、ひやりとしたことはあるのですけれども。

尾根道を歩くと、見晴らしもよく、何だか世界のてっぺんを歩いているようで、心が弾みました♪
Commented by 3841arischan at 2020-08-12 16:34
なおこさん、なおこさんは尾根道をご主人様は森をでの別行動、大自然の中での冒険のようで面白そうですね~♫
誰もいない尾根道を一人占めして歩く気分は、さぞかし素晴らしいだろうと想像しました~
野生の動物も、ココまでの高度だとあまりいないかな?なんて思いました(^-^)
スイスの山歩きは、集団で歩かないといけなかったのですが、山歩きは、少人数の方が自分のペースで歩けるから楽しいと思います~♫
Commented by ciao66 at 2020-08-12 17:40
夕日を受けて輝いている稜線が続く道!
眺めのいい尾根道を歩くのは気持ちがいいですね!
そこから引き返したという、標識の立った場所からの眺めが印象的でした。

Commented by milletti_naoko at 2020-08-12 17:55
アリスさん、ありがとうございます。天と地の間を歩いているようで、楽しかったしうれしかったです♪

アルプスの自然や風景も美しいですよね。確かに大勢だと、疲れても写真が撮りたくても、自分が立ち止まりたいときに立ち止まったり、焦点が定まるまで、さあ歩けるぞと思えるまでその場にいるのが難しいですよね。夫と二人でいっしょに歩いていても、やはり一人ではないので、慌てて撮影して早足で歩いて追いつくことになるほどですもの。
Commented by milletti_naoko at 2020-08-12 18:00
ciao66さん、とてもなだらな道で、風景を楽しみながら歩けて、うれしかったです。日の光も強さや色が少しずつ変わっていくのが、特にくだり道に見て取れました。まさにおっしゃるとおり、「夕日を受けて輝いて」いました♪

ありがとうございます。周囲の山に比べて飛び抜けて高い山ならば、山頂からかなり遠くの山まで見渡せるのですが、このときは歩いても歩いても、ほぼ高さが同じ山が連なっているので驚きました。
by milletti_naoko | 2020-08-11 23:56 | Umbria | Comments(6)