イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_8104654.jpg
 8月20日木曜日は、夕方6時半頃、友人のヨットで、トゥオーロ(Tuoro)を出発し、トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)を周遊しました。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_825634.jpg
Lago Trasimeno 20/8/2020

 右に見えるのはマッジョーレ島(Isola Maggiore)、左に見えるのはミノーレ島(Isola Minore)です。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_8104654.jpg

 友人のヨットでの船旅は10年ぶりで、今回が2度目ではないかと思います。今日は夫の同僚でもある友人と4人で、湖の眺めを楽しみました。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_88378.jpg

 わたしもいっしょの写真が何とか撮れないものかと撮影したのが、こちらの写真です。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_8113377.jpg

 マッジョーレ島へは、パッシンニャーノとトゥオーロから公共の船で行くことができて、その船も島の傍らを通ります。けれども今回、ヨットでは島の周囲をぐるりと一周し、いつもよりも近くから、そして様々な角度から島を見ることができました。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_8193744.jpg

 マッジョーレ島の左手には、トスカーナの二山も見えています。右からアミアータ山、チェトーナ山です。小舟の向こうに見えるのは、西の湖畔にあるカスティッリョーネ・デル・ラーゴの町並みです。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_826157.jpg

 夕日が傾いて地平線に近づいてくると、ヨットが動くたびに、太陽が島の向こうに沈んだり、また顔を出したりします。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_8275740.jpg

 ちょうど夕日が沈む頃に、島から湖畔の港へと向かう船が、その太陽の前を通っていきました。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_8303099.jpg

 後ろを見やると、空も湖もピンク色をしています。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_8315544.jpg

 こうして、たそがれてゆく空の下を、トゥオーロへと戻りました。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_8325221.jpg

 すでに沈んだ夕日が放つ光が、なおも青色、ピンク色の筋となって、上空へと伸びています。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_833529.jpg

 その青い光の左手に、白くほっそりとした二日月が、きれいに見えてうれしかったです。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_835665.jpg

 少しずつ少しずつヨットが岸辺に近づき、やはり少しずつ月が沈んでいきます。

友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖_f0234936_8373113.jpg

 午後9時過ぎに船から降りて、それから皆で遅い夕食を食べに行きました。

 友人のおかげで、美しい湖の風景と夕焼けを、存分に楽しむことができました。

関連記事へのリンク
- ヨットで周遊、トラジメーノ湖 (8/10/2010)
- 青い光の正体と湖畔の子猫、トラジメーノ湖 (13/8/2018)

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

ブログテーマ:【ギフト券プレゼント】夏の1枚コンテスト 2020
Commented by sunandshadows2020 at 2020-08-22 13:20
夕暮れのヨットも良いですね。
湖ですから揺れもそんなになさそうだし。
ああ、懐かしのカスティッリョーネ。デル。ラーゴ!

Commented by zakkkan at 2020-08-22 16:45
素晴らしい・・至福時ですね
大切な時間の使い方ですね

ヨットは、未だかつて・・乗った経験がないので
ただただ・・羨ましいです

ヨーロッパの方たちの
バケーションの過ごし方
日本人には、マネのできないことです

ただただ、騒々しく時間を過ごし
どこへ行っても、人・人ですから

コロナ禍でも
お金を使うことだけが目的な政府の市政に
うんざりです・・
籠れとは言いませんが、自然と共有する楽しみ方
もっと、あるのにね・・
Commented by milletti_naoko at 2020-08-22 18:57
お転婆シニアさん、湖も風が強いと、そうして近くを船が通ったりするとかなり波が立つので船が揺れるんですよ。10年前にはもっと揺れることが多かったのですが、今回は残念ながら、日の入りまではほとんど風がなかったので、エンジンをかけて移動したり、止まってただ波に揺られて風景を楽しんだりという感じでした。おかげでかえって夕景をゆっくりと楽しむことができてよかったです。

カスティッリョーネ、いつか再訪できる日が早く来ますように!
Commented by milletti_naoko at 2020-08-22 19:02
zakkkanさん、仕事が多忙だったり、高齢の両親がいたりで、長い旅行には出られないからと、購入した中古のヨットで、こうやって夏の夜や週末を楽しむ、そういう人も少なくないようです。4人なので互いの距離を保つのはそう難しくないのですが、それでも操作の邪魔にならないよう、十分な距離が取れるよう、そうして写真がきれいに撮れるようにと、途中から船の前の方で、眺めを楽しみました♪

イタリアではこの夏は、多くの人が国内に残り、人混みを避けて野山に繰り出すからか、いつもはそれほど人がいない場所でさえ、大勢に出会うことがあるほどです。日本も自然が豊かなので、この機会に多くの方が自然に親しんでくださるとよいのですが。
Commented by nonkonogoro at 2020-08-23 17:54
ヨットでの湖周遊
楽しまれたのですね~!(^^)!

この湖は かなり大きいのですね。

私は遊覧船かモーターボートしか
乗ったことがないです。

ちゃんとナオコさんも画像に入ることができて
良かったですね。
難しいですよね。
Commented at 2020-08-25 06:40
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2020-08-25 18:01
鍵コメントの方へ

新月の翌日から三日月の頃までは、日が沈んだばかりの夕焼け色の西の空に、ほっそりと白い月を見つけるのが楽しみで、見られると宝物を見つけられたようにうれしくなります。末句の心と重なりますね。
Commented by milletti_naoko at 2020-08-25 18:04
のんさん、トラジメーノ湖はイタリアで4番目に大きい湖で、三つの島もあり、そのうち二島は公共の船でも訪ねることができるんですよ。

夫も友人もよそを向いていますが、なんとか自分が入ったので満足しています♪
by milletti_naoko | 2020-08-21 17:00 | Umbria | Comments(8)