イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

サン・ヴィチーノ山・チンゴリ湖と危ない二人

 8月14日にマルケ州の山、サン・ヴィチーノ山(Monte San Vicino、1479m)を登ったときのことです。

サン・ヴィチーノ山・チンゴリ湖と危ない二人_f0234936_5205082.jpg
Monte San Vicino (MC) 14/8/2020

 山頂付近からの見晴らしがすばらしく、

サン・ヴィチーノ山・チンゴリ湖と危ない二人_f0234936_52778.jpg

西には、ウンブリア州のクッコ山(Monte Cucco、1566m)、そしてその北にそびえるマルケ州のアクート山(Monte Acuto、1701m)が、見えました。

サン・ヴィチーノ山・チンゴリ湖と危ない二人_f0234936_5304410.jpg

 山頂の周囲を歩いていると、下方に青い湖が見えて、その色と形から、夫もわたしも一瞬マルケ州のフィアストラ湖かと思ったのですが、形や方向から、サン・ヴィチーノ山の北東にあるチンゴリ湖(Lago di Cingoli)だと分かりました。

 チンゴリ湖も、サン・ヴィチーノ山同様に、マルケ州マチェラータ県にある湖で、実は2度ほど訪ねたことがあるのですが、2度とも本来の目的地ではなく、たまたま立ち寄ることになっただけでした。

サン・ヴィチーノ山・チンゴリ湖と危ない二人_f0234936_5433298.jpg
Lago di Cingoli, Cingoli (MC) 26/2/2017

 最初に訪ねたのは、当時使っていたカメラにGPS機能がついていたおかげで分かったのですが、2017年2月です。写真とぼんやりとした記憶から思うに、ドライブ中に湖が見えたので、

サン・ヴィチーノ山・チンゴリ湖と危ない二人_f0234936_5493397.jpg

車から降りて訪ねたものの、すぐ湖を後にしました。

サン・ヴィチーノ山・チンゴリ湖と危ない二人_f0234936_551895.jpg
Lago di Cingoli, Cingoli (MC) 6/4/2019

 2度目は去年の4月で、今も昔ながらに水力を利用して石で小麦を挽くチンゴリの水車小屋を訪ねたとき(リンクはこちら)、昼食を食べるならと勧めてくれた店がチンゴリ湖畔にあったのですが、湖畔とは言っても、店の裏から湖はこんなふうに見えるだけでした。

サン・ヴィチーノ山・チンゴリ湖と危ない二人_f0234936_53357.jpg
14/8/2020

 すぐ近くにいたときは、その一部だけしか見えなかったチンゴリ湖が、離れた山の高みからは、こんなふうにきれいに見えることが、不思議であると同時におもしろく、また、日常生活ではこういうことがよくあるのだろうと思います。

 閑話休題。フェッラゴストの前日とあって、サン・ヴィチーノ山に登る途中も、そして山頂でも大勢の人に出会いました。帰り道、それほど広い山道ではないのに、向こうから道いっぱいに広がって歩いてくる若者たちがいて、距離を取ろうと山の脇へと下ったら、思いきり転んでしまい、今もそのときのあざが少し残っています。転んだときを除いては、山は大きく、山頂周辺も広いので、他の人との距離は十分に取ることができました。ただ、大声で話し続ける人もいて、頂上はかなりにぎやかでした。さらに、はやし立てるような声が聞こえてきたので、何かと思ったら、

サン・ヴィチーノ山・チンゴリ湖と危ない二人_f0234936_611251.jpg

なんと大きな十字架によじ登った二人がいて、その様子を一行のだれかが、ドローンで撮影しようとしているようでした。

 皆さん、山の上でこういう危険な行為は絶対しないように、しようとする人がいたら注意するようにしましょう。

サン・ヴィチーノ山・チンゴリ湖と危ない二人_f0234936_6125676.jpg

 頂上へと向かうトレッキングコースは、途中からまったく日陰のない草原となり、登りは大変でした。このあたりを登っていたら、右手の森の木々の中から、夫婦らしき二人連れが出てきたので、山頂から下るときは、にぎやかな十字架の周囲と日光を避けて、その二人連れが通ったであろう森の中を下る道を探しました。

サン・ヴィチーノ山・チンゴリ湖と危ない二人_f0234936_6165762.jpg

 ところが、森の中を行くトレッキングコースは、どうやら洞窟に向かうだけで、わたしたちが登ってきたトレッキングコースと合流する道はないようです。そのため、途中からは見当をつけて、だいたいこちらの方ではないかという方向へ歩いていきました。ところが、ようやく森から抜け出てみると、予想していたところとは違うところに出てしまっていました。そこで、目指す場所まで行くために、足元の危ない森の中の斜面を、夫についてはらはらしながら歩き、ようやく元のトレッキングコースに出られたときには、本当にほっとしました。

 詳しい登山地図を持たないときには特に、登山道を離れて、自分たちの判断で勝手に歩いてはいけないと、つくづく思いました。

関連記事へのリンク
- マスクで日本語授業「米の日本と小麦のイタリア」と夫の作るアンパンマンパン (4/7/2020)
- 旧友と夫は山へわたしはうちに、不調復旧エキサイトブログ (23/8/2020)

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。
↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

ブログテーマ:【ギフト券プレゼント】夏の1枚コンテスト 2020
by milletti_naoko | 2020-08-27 06:23 | Marche