2020年 09月 02日
自立迫る親できぬ雛カンムリカイツブリ、トラジメーノ湖
そのサンタルカンジェロ(Sant'Arcangelo)のトラジメーノ湖(Lago Trasimeno)の湖面には、
カンムリカイツブリ(svasso maggiore)がいました。
昨晩、猫の記事を書くために、この日の写真に目を通していて、改めて、この鳥の背にあるのは何だろうと思ったのですが、
9秒後に撮影したこの写真を見て、どうやら背中に雛鳥が乗っていたらしいと分かりました。
上から2枚目の写真を見ても、雛鳥が落ちてしまったのか、自分から水に入ったのかは分からないのですが、いずれにせよ親鳥には、再び雛鳥を背に乗せたり、構ったりするつもりはないようで、
雛鳥が近づいてきても、反対方向へと泳いでいきます。
親子の様子を追ううちに、南東の空が色づいてきました。
親鳥は、またも自分だけでどんどん進んでいきます。
と言っても、この写真を見ると、後ろをふり返って、雛鳥のことを気にはしているようなので、きちんと泳いでついて来られるように、特訓をしていたのかもしれませんし、追いかけっこをして遊びながら、雛鳥に泳ぎを練習させていたのかもしれません。水鳥の生態には疎いので、想像で物を言っています。見当はずれのことを言っていたら、すみません。
夕日にきらめき始めた湖面で、雛鳥はさらに親鳥を追い、
距離を縮めていきます。
それから鳥たちがどうしたのか、気になるところですが、
このあとは、目も心もカメラも沈む夕日に向けたようで、鳥たちの最後の写真の8秒後には、この輝く夕日と湖を撮影しています。
湖面にきらめく光の帯を投げかけながら、夕日が沈むのを見送って、
岸辺の方を見やると、今度は空の雲が、桜色、藤色をしていました。
トラジメーノ湖ではこんなふうに、夕焼けや自然の風景と共に、水鳥たちを観察することもできて、いろんな楽しみがあります。
**********************************************************************************
"Ormai sei grande"
"No, voglio che ancora tu mi porti da mangiare!"
Il bimbo svasso vuole ancora dipendere dal genitore
e lo insegue al Lago Trasimeno al tramonto.
**********************************************************************************
なんかくどいようですが、日本の景色
と共通するものがあるような気がして
なりません。猫も鳥も日本に似ているような。
ローマやミラノなどの都会は日本とまるで違う
のに中部イタリアがこんなに日本の風景と近い
ものを感じるのは新しい発見でした。
カンムリカイツブリなど珍しい鳥も見られ、猫さんたちも見られそして夕暮れとトラジメーノ湖は幅広く提供してくれますね。
他所のブログでもヒナと一緒にいる様子を観察されているのを
見かけ・・カイツブリ!?何だろうと意味が分かりませんでした。
ヒナと一緒に出て来る名前なのでそれが鳥の名前じゃなく
てヒナの様子か何かの事かと思ってました・・・(汗)
でも今回こちらでも出てきて調べたら水鳥の名前でしたね
知らぬは一生の恥・・・きっかけになり良かったです!
水鳥がみんなカモとかカルガモに見えてそれ以上
興味を持たなかったので・・・(^-^;
背中に乗せる習性があるみたいですね~可愛いですね!
親鳥の厳しくも優しさに支えられて水泳訓練・・・微笑ましいですね!
沈む夕日の美しさが本当に素晴らしいトラジメーノ湖ですね(*^^*)
わたしも、日本のブログのお友達などが掲載される山や草花、ブナの木や琵琶湖の夕景などを見て、イタリアの風景とよく似ているなあと驚くことが少なくないんですよ。スズメやカラスは日本と少し違いますが、猫やアオサギは日本と同じではないかと思います。
人が築き上げた町や建造物、育てた植物、また気候などで風景に違いが出てくるのだと思います。あまり記事に載せていませんが、田園地域になると、丘や山は斜面が一面オリーブ園、平地は麦畑である場合が多く、そういう点にはウンブリアらしさ、イタリアらしさが見られるかと思います。そうそう、ワイン用ブドウの産地ではブドウ園も広がっています。
トラジメーノ湖は自然が豊かで、生存する生物が野鳥をはじめとして多いことでも知られているんですよ。実は、そういう野鳥たちを間近に観察できるオアシスもあって、ずいぶん昔に一度訪ねたきりなのですが、野鳥の観察や写真撮影がお好きな方にはお勧めです。
「しぎ立つ沢の秋の夕暮れ」と詠んだのは西行法師でしたが、この桟橋近くには、最近夕日が沈む頃になると、右手から飛んできて前方の杭に止まるアオサギがいるんですよ。
そういう勘違いって、意外と誰もがどこかでしていると思います。お役に立てて幸いです。ずいぶん前のことでしたが、うちに鉢植えの白い花があり、その香りのいい花もイタリア語名がgardeniaとはずっと知っていたのですが、記事にする際に辞書で調べて「クチナシ」だと知って驚きました。自分がクチナシという花を、名前は知っていても、花を見て認識できるほどには知らなかったことに……
ありがとうございます。この日も湖の夕景がきれいでした♪
前回のブログの中の猫ちゃん達も本当に個性それぞれ。
一匹は本当に美しい猫ちゃんでしたね~。
私も生物の世界のことはよくわかりませんが
それでも子どもたちにこれから生活をしていく方法を
親が教えたり、懸命に子どもを守る姿などは本当に心を打たれます。
背中に乗っている小さなカイツブリ。
以前にご主人さまが見つけられたときよりも
何か大きくなっている感じがしますね。
夕陽の光がこっちにずっと向かってのびてきていて
道を作ってくれているように見えますね。
いつも美しいです。
「夜目遠目(ズームで撮影しています)」の効果もあるでしょうが、この猫、凛としたそぶりも美しいですよね♪
カイツブリの親子連れ、一家族だけではなく、サンタルカンジェロでは何家族も見かけるのですが、残念ながら見分けるのは難しいです。でも全体的に、雛鳥たち、おっしゃるように大きくなっていて、だから餌も自分で取れるようになれと、自立を促しているのかもしれないなあと思いつつ、様子を見守っています。
夕陽の光がこちらへと道を作ってくれている、すてきですね。光の架け橋だと考えるとまた、夕陽がさらに美しいものと感じられそうです♪
楽しく拝見しました。
それで ネット検索していたら
とても楽しいサイト発見!
naokoさんの謎も解明できました。
「ワクワクビタミン」さんのサイトには
かなり詳しく カイツブリの子育て記録がアップされています。https://www.wakuwaku-v.com/entry/tachybaptus-ruficollis-parenting
やはり これはカイツブリの育児の一環のようですよ。
小さいうちは 母親の背中に隠れていて
父親が餌を取ってくると 鳴き声で
母親がやってきて そして お食事タイム。
泳ぎや潜水の訓練も~
またお暇なときに このサイト 覗いてみてね~