イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

6世紀ペスト鎮めた聖ミカエル ローマ サンタンジェロ城、World Voice連載 第4回

 後世に要塞化された、古代ローマ皇帝、ハドリアヌス帝廟が、後にサンタンジェロ城と呼ばれることとなり、頂に今も大天使ミカエルの像があるのは、590年に、ローマで蔓延していたペストを、この廟の上に現れた大天使ミカエルが、鎮静したと言われるためです。

6世紀ペスト鎮めた聖ミカエル ローマ サンタンジェロ城、World Voice連載 第4回_f0234936_03473260.jpg
Castel Sant'Angelo, Roma 26/6/2016

 9月29日が三大天使の日であったことから、ニューズウィーク日本版姉妹サイト、World Voiceでのわたしの連載、「イタリアの緑のこころ」第4回は、「大天使ミカエル信仰、プーリア聖地とサンタンジェロ城」と題して、ローマのサンタンジェロ城や、プーリア州モンテ・サンタンジェロのサン・ミケーレ聖所記念堂など、大天使ミカエルゆかりの地について書いてみました。

 よろしかったら、ぜひお読みください。

6世紀ペスト鎮めた聖ミカエル ローマ サンタンジェロ城、World Voice連載 第4回_f0234936_05125168.png
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/ishii/2020/09/post-3.php


 記事へのリンクは、以下のとおりです。

- Newsweek Japan - World Voice - 大天使ミカエル信仰、プーリア聖地とサンタンジェロ城

*******************************************************************************************************************************
Sul culto di San Michele Arcangelo il mio quarto articolo su Newsweek Japan World Voice
Il Castel Sant'Angelo ora si chiama così perché nel 590 Sant'Arcangelo mise fine alla pestilenza
che devastò Roma apparendo sopra il Mausoleo di Adriano.
********************************************************************************************************************************

Articolo scritto da Naoko Ishii

↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。↓ 
Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ  

Commented by ciao66 at 2020-10-02 19:57
大天使ミカエルがペスト退治もしていたとは知りませんでした。戦いの天使とは知っていましたが、対象が病だったわけですね!

調べてみると、イタリア語のミケーレ、英語のマイケル、フランス語のミッシェルもどれもミカエルから派生しているし、ミッキーマウスのミッキーもそうだったとは!語感はだいぶ違いますので面白いと思ったのです。

何故かリンクは繋がらず、「大天使ミカエル信仰、プーリア聖地とサンタンジェロ城」で検索して掲載ページに繋がりました。そのページのアドレスバーを見ると、リンクに有るアドレスと全く同じなのですが・・・?
Commented by cometsan1966 at 2020-10-02 22:52
イタリアの緑のこころの記事読んできました!
サンタンジェロ城のお話凄く興味深いですね・・
ペストの鎮静を祈り「城塞の上に武装した大天使ミカエルが
いて、剣の血をぬぐって鞘に収め、そうしてペストが終息
した」・・まさにその時の大天使ミカエルの像がそこにある。
素晴らしいですね・・古の歴史の重大場面がずっとそこで
像となり演じられているなんて凄くロマンティックです!

コロナ禍の現在にもこれを封じる人が出たなら伝説として
未来永劫語り継がれるのかもしれない・・なんて思いました(^^)

何度も現れて人々を導く聖ミカエル・・神の戦士・・
素敵ですね・・崇拝されるのも分かりますね(^^)

歴史に触れる事が出来て大変勉強になりました☆彡
ご案内ありがとうございます!
Commented by 3841arischan at 2020-10-03 12:12
なおこさん、大天使ミカエル、何度も現れて人々を救う伝説
いいですね(^_-)-☆
ペストの流行のお話等は、今のご時世にぴったりです!
ローマのサンタンジェロ城、確かに大天使ミカエルが上にいるのを写真に収めましたが、「剣を鞘に収めようとしている大天使ミカエルの像」というのは初めて知りましたし、お話も、もしかしたら添乗員さんが説明してくれたかも?ですがもう忘れてしまってたので、なおこさんの記事で知れて嬉しかったです(*^_^*)
サンタンジェロ城、魅力的なところでしたからまた機会あれば行きたいです♡
Commented by tokotakikuh at 2020-10-03 16:47
素敵ですね
としか、コメントできない
なんとも、お粗末な感性の持ち主でごめんなさい

ただただ・・魅せていただきますね
Commented by milletti_naoko at 2020-10-06 19:07
ciao66さん、サンタンジェロ城が昔はハドリアヌス帝廟だったことは、中を訪ねて知って驚いたのですが、今サンタンジェロ城と呼ばれる理由が、大天使ミカエルの出現とそのペスト退治によるものだとは知らなかったので、わたしも驚きました。今まさに疫病が流行しているだけに、この疫病退散の話、興味深かったです。なんと、そうやって教皇が行進をしていた間にも、80人が亡くなって倒れたのに、それでも勇気を持って教皇が行進を続行していたら、廟の上に大天使が見えたのだということです。

ミッキーマウスのミッキーもなんですね! Cの発音はラテン語ではKだったのが、後にラテン語からイタリア語に発展していく過程で音が変化していきます。いつかその過程をご紹介できればと、コメントを拝読して、改めてそう思いました。

ありがとうございます。この日は外出先で携帯電話から投稿したので、リンクの確認ができていませんでした。帰宅してからさっそく読み直して、訂正いたしました。
Commented by milletti_naoko at 2020-10-06 19:24
お馬さん、お忙しい中さっそく読んでくださったんですね。ありがとうございます!

日本にも疫病を鎮めようと始まった建造や祭りはありますが、ペスト鎮静を機に城の名前が変わったというのが、おもしろいなあと思いました。今読んでいる歴史小説に、サンタンジェロ城がしばしば登場し、15世紀末、教皇がことあるごとに逃げ込む場所となっているので、なおさらのこと。サンタンジェロ城は内部を訪ねたこともあり、大きな大きな聖ミカエルの像も間近に見たのですが(と言っても、高い場所にあるので下から見上げたのですけれども)、この像の姿勢にそういういわれがあったなんて!

こちらこそいつも温かいコメントをありがとうございます。
Commented by milletti_naoko at 2020-10-06 19:49
アリスさん、わたしも、疫病の流行は日本でもイタリアでも、そして世界中で多くの人々を苦しめてきたのだなあと、改めて思いました。

わたしもサンタンジェロ城は中にまで入って、像もすぐ近くから見もしたのですが、あの姿がこういう歴史があったためとは知らなかったので驚きました。本来の皇帝廟や後世に加えられた変更など、見ても読んでも興味深いことがたくさんあるので、機会があればぜひ訪ねてみてください。わたしも、最近読んでいる歴史小説にもサンタンジェル城がたびたび登場するので、また訪ねて、今度は違う視点も持って見てみたいなあと感じています。
Commented by milletti_naoko at 2020-10-06 19:59
zakkkanさん、ありがとうございます。

World Voiceの編集の方から、人が入る写真は肖像権の関係で避けるようにとのことだったので、写真の下方に映る人々を切り取り、大胆な構図となったのですが(城塞の上にいる人たちは顔が認識できないのでよかろうということで)、かえって天使たちの像が強調されて、記事の内容からもいいかなあと思いました。ペスト鎮静を願って行進する人々が橋に着いたとき、天使たちが天から降りてきて上空で歌を歌い、そのとき、教皇が城塞の上で剣を鞘に収める大天使ミカエルを見たと言われていることでもありますし。
by milletti_naoko | 2020-10-02 18:55 | Notizie & Curiosita | Comments(8)