ともせ心に希望の火 夕日きらめく湖とイタリア語版瞑想講座

　「ああ、疲れたなあ」と思うと、チョコレートに手が伸びます。けれども、そうやってチョコレートを口に運んで出てきた元気は、自分の内側から湧き起こるものではないので、すぐにどこかに行ってしまうでしょう。車が走りながら、自らのバッテリーを充電していくように、わたしたちも、日々を生きていくための元気や勇気、力を、自分たちの外ではなく、内に求めなければいけないのです。

〜というプージャ・クリスティーナの言葉を聞いて、今朝はなるほどと思いました。

Tramonto al Lago Trasimeno, Sant'Arcangelo, Magione (PG), Umbria 10/10/2020

　月曜から始まっていた、ディーパク・チョープラ21日間瞑想講座のイタリア語版、『Speranza in tempi incerti』を、2日遅れて今朝になって受講し始め、ディーパクとの瞑想の後に、プージャの解説を聞いていたときのことです。

GIORNO 01- Il potere della speranza è realeBenvenuto alla nostra Esperienza di Meditazione in 21 giorni, 🌀SPERANZA IN...

Deepak Chopra Italiaさんの投稿 2020年10月11日日曜日

「不確かな時代に希望を」という題名のこの瞑想講座の第1日目では、「希望は何か漠然とこうなればいいなあと持つべきものではなく、自分たちの日々の生活の指針として、暮らし方、生き方を導いてくれるものにしていかなければならない。」とディーパク・チョープラが語っていたように思います。

　「思います」と言うのは、瞑想講座を聞いたのは今朝起きてすぐで、記事は、夕食後の今になって書いているからです。以前はメモを取りながら聞いたこともあるのですが、「聴くことに集中できなくなるから、瞑想講座中は、メモはしない方がいい」と、ディーパク自身が言うのを聞いてから、メモを取るのはやめました。

　「何かしら予測ができないことがあるときに、恐怖に打ちひしがれるのではなく、思いがけない変化を楽しみにし、状況をよりよい方向に変えていくきっかけにすることができる、そういう姿勢を持つことが大切なのです」といった話があって、それを聞いて、「道の曲がり角が好き」と言っていた赤毛のアンを思い出しました。
　道の曲がり角は、その先に何があるのか見えないけれど、その先にあるものが何であれ、訪れるだろう変化を、自分にとってよいものと考えて立ち向かえば、よい方向に物事や在り方を変えていけるのではないか。そんなことを、ふと思いました。
　10月19日からは、同じ瞑想講座のフランス語版、『"L'espoir face à l'incertitude"』も、始まります。
　このブログの過去記事や手帳のメモを見ると、この二つの講座のもととなる英語版、『Hope in uncertain times』を、わたしはどうやら、2017年4月にも、そして今年4月にも、21日分すべてではないものの、聞きかじってはいたようです。今年の4月については、そのうち数日しか受講できていないのは、すでに受講を始めていたフランス語版の方に集中するためだったのではないかと思います。二兎を追って一兎も追えないことにならぬよう、とりあえず、言語にこだわらず、瞑想講座を21日分受講できるよう努めたいと考えています。
　どちらの言語でも、ディーパク・チョープラ自身による英語の言葉のあとに訳が続きます。イタリア語版の場合は、同じことを２度聴くことになるので、途中で集中力が欠けがちで、一方、フランス語版は、先に英語の説明があるおかげで、聞き取りはさっぱりのフランス語でも、聞き取れる箇所が出てきます。
　このディーパク・チョープラの21日間オンライン瞑想講座は、これまで同様無料で、この記事内の講座のFB投稿中のリンクから、受講登録をすることが可能です。また、聞き逃した日があっても、その日から5日以内であれば聞くことができます。登録すると、毎日その日の講座の内容を要約したメールが送られてくる上に、ディーパクは、英語で語りかけるようにゆっくりと話していますので、イタリア語やフランス語の力がおぼつかなくても、英語が分かれば、内容は理解できるはずです。興味がおありの方は、ぜひ受講してみてください。

　朝晩２度の瞑想が、心身にとってどんなに大切で健康に役立つかを、今年の初めにアッシジで講座に通って学び、また、ディーパクの著書でも何度も読んでいるのに、最近はほとんど、その時間を取れていませんでした。そういう意味でも、そして、日々をより豊かに生きるにはどうすればいいか、貴重な教えが聴ける機会を生かす意味でも、これからしばらく、瞑想講座を聞いて、自分の心と向き合う時間を作っていくつもりでいます。
　写真は、先週土曜日にサンタルカンジェロで出会えた、トラジメーノ湖のとびきり美しい夕景です。
　心を打つほどに美しい夕日や風景を見ることは、心身にとって瞑想と同じほどのよい影響を与えるそうで、そういう意味では、トラジメーノ湖で夕日を見送ること、夕焼けを見ることは、心を清め、美しい色と喜びで満たして、真の自己あるいは宇宙と一つになれる瞬間を贈ってくれる体験でもあるということができそうです。
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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