イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

秋色と夕日彩る野の散歩、ペルージャ

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 オレンジゾーンになったウンブリアでは歩けるのは自分たちの住むペルージャ市内のみです。日曜日の夕方、先週と同じペルージャ郊外の道を歩くことにしたのですが、夫が今度は逆回り、反時計回りに歩こうと言います。

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Perugia, Umbria 22/11/2020

 実はここまで車で来る途中に、泉があるコンセルヴォーニや修道院があるモンテマルべに行ってはどうだろうと、場所を変えたかった夫は言ったのですが、わたしが、どちらも人が大勢いそうだと難色を示したのです。それで夫も、同じ場所を歩くなら、せめて方向を変えて歩きたいと思ったのでしょう。

 前回は標高が一番高いところから周遊したために、最後の最後に長い登り坂が続いて大変だったこともあり、わたしも、最後に登らなくていいところから出発しましょうと、平地に車を置いて、反時計回りに歩き始めました。前回は、数人にしか会わなかった道なのですが、今回は歩き始めてすぐに、数人連れで歩く人たちを見かけました。

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 野バラの実が赤く色づき、緑の畑の向こうに見える木々が、黄葉しています。

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 前回はこの道を通った頃には日が沈んだあとであった上、空に雲もあって暗かったので分からなかったのですが、昨日は木々の紅葉を楽しみながら歩くことができました。

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 先週豚さんたちに出会った平野に出ると、右手の高みに、月が見えました。

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 前回と同じ道を、反時計回りで歩くのかと思ったら、夫が右に曲がるべきところで、「左に曲がってしばらくまっすぐあるいていこう」と言います。夫の言うとおりに歩いてゆるやかな坂道を登っていくと、空が晴れているので、遠くの山の頂がきれいに見えます。

 わたしはアミアータ山ではないかと思ったのですが、夫はチェトーナ山だと思うと言います。

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Lago Trasimeno, Monte del Lago, Magione (PG), Umbria 27/10/2020

 ちなみに、10月27日、最後にトラジメーノ湖を訪ねたときには、東の湖畔から、左にチェトーナ山、右にアミアータ山が、こんなふうに見えていました。ただ、わたしたちがペルージャで歩いた場所は、東の湖畔よりもさらにかなり東にある上に、見る方角も違うでしょうし、間に山もありますから、どの山だったか断定するのは難しいように思います。

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Perugia, Umbria 22/11/2020

 誰かの遊び心でしょうか。夫に言われて気づくと、ロードコーンが、ちょっとしたハロウィン飾りになっています。

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 さらに先へと進んでいくと、夕日の光が、黄葉や枯れ葉を、オレンジ色の光に包んでいます。

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 前方に池が見えるこの辺りまで歩いたあと、銃声が聞こえ始めたこともあって、来た道を引き返しました。

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 赤みを帯びた大地と木々と地平線近くの空の上に、月がかかっています。

 このまま、前方の車が駐車してある脇を通ってさらにまっすぐ進んでいくと、先週の周遊コースを反時計回りに歩いていくことになるのですが、車の近くに着いたとき、近くに銃声が響き始め、狩りをする人がいるようです。そこで、一周するのはやめて、今まで歩いてきた道を戻っていくことにしました。

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 銃声に驚いたのか、たくさんのムクドリたちが、空高く飛び上がり、西の方へと向かっていきます。

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 豚さんたちに出会った場所を、ほぼ同じ時間に通りかかったので、ひょっとしたらまた会えるだろうかと思ったのですが、今回は会えませんでした。わたしたちと同じで、豚もまた今日はこの道を、明日はあそこの森へと、歩く場所や道筋を変えるのだそうです。

 先週に比べて気温がかなり下がっていたのですが、幸い日が差していたので、寒さを感じずに歩くことができました。先週は数人にしか会わなかったコースで、今回は合計約20人ほどの人を見かけたように思いますが、道は広いので、互いの距離は十分にありました。

 昨日日曜日も、感染を避けるために、義家族と昼食をいっしょには食べなかったものの、金曜日が義父の誕生日だったからと、夫がスプマンテとパネットーネを購入し、義弟夫婦にも呼びかけて、昼食後に集まって、皆でいっしょに祝いました。こうして家族で集まって話すと、どうしても話が長くなる上に、マスクをするわけではないので、高齢の義父母のために、わたしは心配だったのですけれども、義父母が喜んでくれたようでよかったです。

 狩猟をする人が分けてくれたというイノシシの肉を、昨日の昼食には義母が料理して、わたしたちにも分けてくれたのですが、それを知ったのが当日の朝になってからで、わたしは冷凍してあった豚肉をすでに解凍していたため、今日の夕食に、一口カツを揚げました。手間はかかりますし、体重は気になるところですが、おいしくできて、夫も喜んでくれました。

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Passeggiata tra i campi al tramonto
Perugia, Umbria, Italy 22/11/2020
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by tokotakikuh at 2020-11-24 14:56
晩秋風景
まるで・絵画の世界ですね

流石です・黄葉の風景は、ヨーロッパの特色を
表してますね
Commented by ciao66 at 2020-11-24 19:47
夕日彩る野の散歩、いいですね!
オレンジ色に輝く黄葉と緑の畑が美しいです。
なかでも、2枚目と、さらに先へと進んでいくと・・・
という2枚の写真が好みです。
やっぱりペルージャはいい所だと感じ、ご近所散歩の続きを楽しみにしています。
Commented by cometsan1966 at 2020-11-24 22:25
いつものコースを反対回りで・・これは意外に新しい発見が
あるものですよね・・見える位置が変わり・・こんなものが
ここにあったのか・・などという感じで楽しいですよね(*^^*)

私もそうですが・・今のご時世運動中に複数で歩く人に遭遇するとお互い無意識に緊張が走りますね(^-^;汗・・
時間的に人に会わないし走ったり筋トレするのでノーマスク
で運動に出ます・・それでも人に会うと不自然な位迂回して
出来るだけ離れます。。。

魔女の帽子のハロウィン飾りのような・・ほっこりしますね(*^^*)ふふふ

猟の季節は怖いですよね・・獲物によっては水平撃ちするので
命が危ないので銃声聞いたらそこは避けた方が正解ですね!
仔馬の頃・・当時の愛犬と山に入りよく猟犬や猟師さんと
遭遇しました・・手には散弾銃と血まみれの鳥さん((+_+))
恐ろしい人だなぁ~~と深く印象に残ってます(汗)

Commented by milletti_naoko at 2020-11-25 02:08
zakkkanさん、そうですね。確かに、ブナにオーク、菩提樹と、黄葉する木がイタリアには多いです。

ありがとうございます。晩秋の畑中の道の散歩もいいなあと思いました♪
Commented by milletti_naoko at 2020-11-25 02:22
ciao66さん、わたしも2枚目の場所で、黄葉と傾きつつある日の光が、美しい色と風景を生み出しているなあと感嘆しました。

この辺りは山が近く、田園風景が広がり人家も少ないのですが、それは、最初の3枚の写真で歩いた道が、かつての枢機卿の館の敷地を囲う石塀沿いを進む道なので、ひょっとしたら、そのためにかつては他の家を建てることが認められなかったためかも、あるいはすべてが枢機卿の領地だったためかもしれません。
Commented by milletti_naoko at 2020-11-25 02:34
お馬さんはいつもいつもきちんと時間を決めて歩かれていますものね。そう言えば、中学生の頃、いっしょに帰り道を途中まで歩いていた友人が、一時期毎回違う道を通ろうと言っていたときがありましたっけ。

お馬さんもですか! わたしたちもマスクはすぐに出せるようにはしているものの、基本的にはつけないで歩いていますので、今回のように広い道だと問題ないのですが、オルヴィエートのトレッキングコースや山道などで、道が狭いのに、向こうから来る相手がマスクなしでしかも道の真ん中を通ると困ってしまいます。

ハロウィンのためにこうして置いたまま、今もそのままなんでしょうね。何だかほほえましいです。

日本にもやはり趣味で猟をする人がいるんですね! 愛犬さんとはよく山を歩かれていたんですね。食べるためではなく単なる趣味のための狩猟は、今のように人が多く散歩しているときは危険ですし、やはり残酷だなとわたしも思います。
Commented by sunandshadows2020 at 2020-11-26 07:17
秋に入ったとは言え緑の濃い良い景色ですね。
こちらでもハイキング時は必ず行き交う人々で、マスク有り、無しに関わらずコロナ不振に陥っているかの如く進路を変えたりするようになりました。
狩りの季節なのですね、銃声は苦手、聞いたらすぐ逃げます(笑)豚さんたちに遭遇せず残念でした。
こちらでもパネットーネ、出回り始めました。
スプマンテも食べたくなりました、確かレシピとってあるはず、近いうちに。
Commented by milletti_naoko at 2020-11-27 00:49
お転婆シニアさん、ウンブリア州では居住する市町村内でのみ自由に移動できることとなり、バールやレストランはテイクアウトのみとなって、特に週末は、皆が屋外に繰り出すので、人が少ないところを選んで歩くつもりでも、同じように同じ場所を歩く人たちに出くわしてしまいます。お互いに進路を変える、そうやって互いに気をつけることが、やはり大切ですよね。

狩猟は事故も多いので、わたしも逃げると言っても銃弾もかなりの距離を飛ぶのではありますが、聞こえるようなところは歩いていても落ち着けません。豚さんたちに会えなかったのは残念でしたが、豚さんもいろいろ歩く場所を変えて、新たに食べる場所を発見しているのでしょうね。

パネットーネ、そちらでも売っているんですね! スプマンテはイタリアの発泡ワインなのですが、何か似た名前の料理をご存じなんですね。
by milletti_naoko | 2020-11-24 08:11 | Umbria | Comments(8)