イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

霧の秋夕空とカボチャ入りクリームシチュー

 今朝は、うっすらと白い霧に包まれた木々の黄葉が、霧を通して差してくる日に、より鮮やかに見えて、きれいでした。

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Perugia, Umbria 26/11/2020

 激しい北風が吹く日が続いて、ブドウもポプラも、木に残る葉がわずかになっています。

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 日曜の町の丘の下は、さらに深い白い霧に包まれていて、

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約2時間後には、すっかり霧に隠れて、見えなくなってしまいました。

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 今日はぼんやりとした霧がうちの周囲にいつまでも残ったので、昨日1日では乾かず屋内に入れていた室内物干しの洗濯物は、家の中で乾かすこととなりました。

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 日が丘の向こうに沈む頃、空を見ていたら、何だか夕日の輝きが雲を追い散らすように見えました。

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 夕日の上の雲は金色に輝き、

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丘の南へと流れる雲は淡いピンク色を帯びて、

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やがて姿を消し、日の光に燃えていた雲は灰色になり、夕日の色と輝きはさらに上空の雲に移っていきます。

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 そうして、その12分後、4時50分には、たそがれの空に浮かぶ桃色の雲がきれいでした。

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 朝は霧に包まれ、北風が吹いて、今日もまた寒い1日となりました。

 去年の11月は、日本から研究や留学にいらしたお客さまたちの通訳の仕事もあり、慌ただしかったのですが、今月はそういう仕事もなく、また、授業は「今オンライン授業をするより、対面授業ができるまで待ちたい」という個人授業の生徒もいるため、学校に提出しなければいけない書類や、仕事で書く原稿、オンライン授業やその準備はあるものの、例年の今の時期に比べると、時間に余裕があります。

 そこで最近はできるだけ毎日、「〜年前の今日の記事は」という形で、過去10年間のブログと11年間のイタリア語学習メルマガの過去記事を、ツイッターで紹介していくように努めています。

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https://twitter.com/naoko_perugia

 こうして毎日少しずつ過去記事を紹介していくことで、埋れてしまっている記事がより多くの方の目に触れるきっかけともなります。また、毎回時間があってできるわけではないのですが、無効になったリンクを削除したり、気づいた誤字を訂正したり、また、タイルスキンを採用する今、写真のない記事には写真を追加し、冒頭の写真が縦長の場合には横長の写真に変更したりするなど、ブログの過去記事の見直しや修正のいい機会になります。そうして、仕事で書く記事のネタにもなり、忘れていたことを思い出せたりもします。

 今日こうして紹介した過去記事の中に、ルーを使わずに作ったクリームシチューがおいしくできてうれしかったという記事があり、コメントをくださった方とツイートを交わしていたら、クリームシチューが食べたくなって、同じレシピを元に、今夜もシチューを作ってみました。

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 そう言えば、最近畑で採れたカボチャ があったから、ジャガイモの分量を減らして、その分カボチャを入れようと、カボチャも皮ごと入れてみました。まだそれほど熟していないために、皮がそれほど固くなかったからです。クリームシチューは、本来はもっと白っぽい色をしているはずなのに、ベージュ色になったのは、牛乳の代わりに豆乳を使ったため、また、カボチャも入れているためだと思います。紫玉ねぎを使ったこともその理由の一つかもしれません。

 一つ難を言うと、スプマンテの味がしたのですが、おいしくできて、体も温まりました。しょうが焼きなど、日本のおかずを料理するときは、酒やみりんを白ワインで代用してもおいしくできます。うちで食べるとき、わたしたち二人だけの場合は、ワインなしで食べることが多く、料理用の白ワインはたいていの場合、ミジャーナで友人たちと食事を共にした際に余ったワインを利用しています。先週だったか、鶏の照り焼きを作ったとき、直前にワインがないのに気づいて、代わりに水を使ったのですが、そのことを夫に言ったら、瓶に残っているスプマンテがあるから、それを使えばいいんじゃないと言ったのです。それで今回、白ワインの代わりに初めてスプマンテを使ったら、ひょっとしたらカボチャを入れたことも原因かもしれないのですが、スプマンテ風味のシチューとなってしまったのです。

 スプマンテ風味はあっても、クリームシチューも、イタリアではほとんど食べることのない、幼い頃からの懐かしい味の一つです。根菜たっぷりで体も温まり、作るのは大変でしたが、食べられてうれしかったです。

関連記事へのリンク
- ネコとpizzaとクリームシチュー (2010/11/26)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by ムームー at 2020-11-27 11:05 x
なおこさん
こんにちは
美しい空の移り変わりですねぇ
雲に光がさして素敵です
霧がかかった様子もいいですね
そちらは移動が出来ませんか、こちらも
多くの人が行き来をしてて患者が増えています
この先、どのようになるのか気になります
いつも素敵なコメントをありがとうございます
Commented by 3841arischan at 2020-11-27 12:48
なおこさん、イタリアには、クリームシチューと言う料理がなかったのですね!
そう言えば、それらしい料理を見たことないです!
酒やみりんを白ワインで代用ですか?それはいいアイデアですね♡
我が家では、逆に、白ワインがないとき酒で代用しています(笑)
カボチャ入りのクリームシチュー、美味しそうで身体があたたまり良いですね~♡
1枚目の遠くの山?の紅葉が綺麗ですが、段々と霧におおわれる様も素敵です~
雲の流れや色が、刻コクと変化して行く様も、趣が有り、時間に余裕が有ればこその気付き?ではにでしょうか♡
いつも素敵な風景を見せていただいてありがとうございます(^_-)-☆
Commented by tokotakikuh at 2020-11-27 16:45
温度差が増すとこうして、霧が発生するのですね
次第に、幕をはがすように、現れる風景は
素敵としか、言いようがないですね
見慣れた風景にも、時間差で絵になります

これからはパンプキンのおいしい季節です
シチューがいい甘みを出してくれそうです
Commented by cometsan1966 at 2020-11-28 00:04
白い霧が景色の色合いに変化と美しさ・・幻想的・・はかなさ・・など
また普段と違った姿を見せてくれますね(*^^*)綺麗です☆彡

夕日の雲を蹴散らすそのパワーと残照の美しさがとても印象的ですね☆彡

過去の記事で何年前の今日は何をしていたのかな?と見るのは
本当に楽しいですね・・私も過去の閉じたブログの記事を
テキストで日ごとに分けて持っていまして・・時々そんな感じで読み返し懐かしく想い新たな発見もあります(*^^*)

シチュー美味しそうですね~~豆乳とカボチャが入り
とってもヘルシーですね(*^^*)いいなぁ☆

スプマンテ・・初めて聞いたので調べたらイタリア語で
スパークリングワインの事なんですね(^-^;勉強になります!
スプマンテ風味もなんとなく美味しそうに感じます(^-^;ふふふ
Commented by milletti_naoko at 2020-11-28 02:18
ムームーさん、こんばんは。
こちらこそ、いつもありがとうございます。霧や雲があるときの空も、独特の風情があって、変わっていく空の様子を見ていたら、きれいだなあと思いました♪
日本や京都でもかなり感染している人が増えてきているようですね。移動したり大勢が集まったりすると、どうしても感染が広がりやすいので気になりますね。
どうかくれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。
Commented by milletti_naoko at 2020-11-28 02:39
アリスさん、イタリアでも地域によるのだと思いますが、わたしはまだ見かけたことがありません。みりんを白ワインで代用するには、本当は砂糖も加えるといいのですが、イタリアの人は料理に砂糖を使うのに抵抗がある人が多く、夫もその一人なので、砂糖はまったく入れないか、あるいはごくわずか入れるだけにしているんです。

懐かしいシチューの味を楽しめて、かつ体が温まって、うれしかったです♪

最近はわたしたちの窓がある南の方に夕日が沈むようになったので、夕空がことさらきれいだと感嘆する日がよくあります。共感してくださったと知って、うれしいです。こちらこそ、ありがとうございます♪
Commented by milletti_naoko at 2020-11-28 02:50
zakkkanさん、最近は朝、霧がかかっていることが多く、洗濯物を干すには困りますし迷うのですが、あるときは家の中も霧に包まれたり、またあるときは少しずつ晴れて行ったり、風景に風情があるので、見ていてきれいだなあと思います。共感してくださったと知って、うれしいです♪

カボチャ、おいしいですよね。今夜も残りのシチューを食べるのが楽しみです。
Commented by milletti_naoko at 2020-11-28 03:01
お馬さん、ありがとうございます。最近は、霧が立っていても、晴れていても、黄葉があちこちに見える窓の外の風景がきれいだなあと感嘆することが、よくあります。

お馬さんはなんと、過去の閉じた記事をその日ごとにすでに分けてお持ちなんですね! 読み返すと懐かしく思われることも多いことでしょうね。そうそう、新たな発見、忘れていたのに思い出すこと、わたしもたくさんあります。

皆さんのコメントを拝見して、スプマンテはまだそれほど日本では知られていないのだなと改めて思いました。夫はまんざらでもないようだったのですが、実はわたし、炭酸飲料全般が苦手なので、スプマンテがそれほど好きではないんです。でもシチューの懐かしい味がうれしくて、今夜も残りを喜んで食べようとしているところです。
Commented by sunandshadows2020 at 2020-11-28 10:33
季節感の感じられない砂漠に住むと季節の変わり目がわかりにくいです。それで他の方のブログで季節を楽しんでいるのですが、そちらも変わりつつ、だんだん寒くなって洗濯物が乾かない日も出てきたのですね。それでも夕陽は綺麗で夕暮れ時の楽しみですね。
なおこさんの御宅は標高どれ程あるでしょうか、興味があります。我がシニア村は160メートル程ですが、もっと高いように感じるのですよね。寒くなると様々なシチューの登場ですね。私も好きでよく作ります。かぼちゃが入れば甘みが出ますね、美味しそうです!
Commented by milletti_naoko at 2020-11-29 01:24
お転婆シニアさん、心も体も四季があるのに慣れて育ったわたしたちには、やはり四季が分かりにくいのは寂しいですよね。イタリア人女性で、だんなさんが南米の人という友人がいるのですが、彼女もまた、長い間冬は南米に行って冬のない暮らしを何年も続けると、何かが足りないような気がすると言っていました。

うちの標高はペルージャでは低い方で約330mです。夫の新しい車のカーナビでは標高もおおざっぱに分かるので(日によって数がなぜか微妙に違います)、その計測による標高なのですが、このカーナビで標高を見ていると、やはりイタリア半島では、たとえ平地でも、海に近づくほど標高が低くなり海岸が近いと標高が10メートル以内になる一方、平地でもイタリア半島の中央、アッペンニーニ山脈の間に近づくと、標高が数百メートルと高くなっていきます。ペルージャ周辺では、今のところ一番低いところが、テベレ川の流れる近くで標高200m前後とカーナビがはじき出しています。
by milletti_naoko | 2020-11-27 07:31 | Gastronomia | Trackback | Comments(10)