イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

Buon Natale

 皆さん、クリスマスおめでとうございます。

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 どうか皆さん、よいクリスマスの1日を、そして、よい年末年始をお過ごしくださいませ。

 今夜は午後7時半から、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂で、フランチェスコ教皇が執り行うミサがあり、夕食を早めに食べて、テレビでミサを視聴しました。そうして、諸事情あって、ようやく今日の夕食前になって、我が家のプレゼーペをこうして設置することができました。

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Chiusi della Verna (AR), Toscana 20/12/2020

 上の写真は、日曜日にラヴェルナ修道院を訪ねたとき、その参詣路に飾られていた、幼子イエスの生誕場面を再現するプレゼーペ(presepe)です。

 ミサの説教で、フランチェスコ教皇は、こういう大変な日々だからこそ、今年は、消費主義に走らず、神の愛を感じ、必要とする人々に助けの手を差し伸べる思いやりの心を持つことができて、真の意味でのクリスマスを過ごすことができるのではないかと語っていました。

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Presepe, Santuario della Verna, Chiusi della Verna (AR), Toscana

 本当に、こういう厳しい状況であるからこそ、真に大切なものが見えてくる、それを大切にしなければいけないと感じることが、しばしばあります。

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 明日のクリスマスは、首相令では同居していない家を訪ねられるのは二人までとなっているのですが、我が家は義父母、わたしたち夫婦、そして義弟夫婦が暮らす二世帯住宅で、外を移動してとがめられる恐れがないためでしょう、クリスマスの昼食は、この家に暮らす6人で共にするのだそうです。義弟の奥さんは、仕事での移動にバスやミニメトロも使っていますし、大声でのおしゃべりも長いのに、姪たちがいない席では、自分たちは安心とばかりにマスクなしでの会となりそうで、わたしは心配しているのですが、おそらくは義父母も希望しているのでしょう。

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 わたしたちがラヴェルナ修道院を訪ねたのは12月20日であったため、教会のプレゼーペには、幼子イエスはまだいませんでした。生誕は12月25日だからと、24日の真夜中のミサが終わって、あるいはそのミサの際に、初めて幼子イエスがプレゼーペに登場する教会や家庭も多いのです。

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 今晩はもうクリスマスの前夜です。ミサが始まる前のサン・ピエトロ大聖堂にもすでに幼子イエスの人形が置かれているのを見て、今回はわたしも、最初から幼子イエスを登場させました。

 実は、これがわたしが最初に準備したプレゼーペなのですが、冒頭の写真との違いがお分かりになりますか。わたしは、聖母マリアと聖ヨセフは奥にいた方がよく見えるし、中央に来るからと思って、二人を奥に置いたのですが、夫が、二人は前に来なければいけないと言うのです。

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Presepe davanti alla Basilica di Santa Maria degli Angeli, Assisi (PG), Umbria 13/12/2020

 そこで、これまでに撮影したプレゼーペの写真を見てみると、たとえば今年サンタ・マリーア・デッリ・アンジェリ教会の前に設置されていたプレゼーペでは、聖母マリアはロバの前にいますが、聖ヨセフは牛の後ろにいます。

 けれども、ラヴェルナの教会のプレゼーペでは、確かに聖父母の像が前にあり、ロバと牛は飼い葉桶の向こう、一番奥にいます。そうして、聖母マリアは左側に配置されています。それで、調べたあとで、冒頭の写真のように像が並ぶよう、配置を変えました。

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 ちなみに、空の上には彗星も輝いています。テレビを置いてある台の下に設置したので、星が見えにくいのですけれども。

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Perugia, Umbria 23/12/2020

 今年はとびきり美しいというクリスマスのペルージャ歴史的中心街の夜景を、まだ見ることができていません。イルミネーションがまだ美しいうちに、撮影してご紹介できたらと思います。写真は、昨日贈り物の買い物を済ませたあと、駐車場へと戻る前に見えた風景を写したものです。

関連記事へのリンク
- ラヴェルナの冬の森 修道院のミサとプレゼーペ (20/12/2020)
- 久しぶりに大家族で集うクリスマス、今年のポルツィウンコラ (24/12/2020)
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by yuki0901671 at 2020-12-25 08:20
おはようございます。

やはり本場のクリスマスというのは
違いますねぇ。
バチカンとかのミサはどうなったのでしょうかね。
Commented by 3841arischan at 2020-12-25 09:05
なおこさん、メリークリスマス(^_-)-☆
イタリアは、日本よりも感染者数も多く大変なクリスマスになりましたね^^;
でも、例年通り、プレゼ―ペを出せて良かったですね(*^_^*)
並べ方ひとつでも、いろいろな考え方もおありでしょうから、少し大変だなあ~と今日の記事を拝見して思いました!
でも、ちゃんと調べられるところがなおこさんの凄いところです!(^^♪
今年は、大勢での食事会がないのは、イタリア人ご家族にとっては、つらいことなのでしょう(-_-;)
こういうときだから、家も、弟、義妹家族は帰省しません!
いつもよりも静かな年末年始をゆったりと健康的に過ごそうと考えています♡
なおこさん、どうぞ、素敵なクリスマスをお過ごしください♡
Commented by tokotakikuh at 2020-12-25 15:44
素晴らしいおことばを、肝に銘じましょう

どんちゃん騒ぐ日本式、クリスマスも
今年は、どうやら、マッタがかかり
街からソングが聞こえないです
そんな年も、ありですね

人類が、どこか、食い違ったことに
コロナが、マッタをかけたのだと
思いましょう
静かに、祈りをささげる、そんな日であっても
いいですよ・・
Commented by milletti_naoko at 2020-12-26 22:27
yuki0901さん、こんにちは。
バチカンのミサは、毎年前夜に行われて、テレビで中継されます。今年は参加する人数がかなり限られ、教皇以外は皆マスクを装着し、また、午後10時以降は外出禁止ということで、例年よりも時間を繰り上げて午後7時半から執り行われました。
Commented by milletti_naoko at 2020-12-26 22:38
アリスさん、お祝いのお言葉をありがとうございます。
お返事が遅くなってしまいましたので、どうかすてきな年末年始をお過ごしくださいね。
皆が同じように置いているわけではないのですが、どうやら、聖母マリアとロバが左側に来て、動物たちが聖父母の後ろにいるという配置の方が伝統的であるようで、並べかえました。調べたのは、もしも夫が言う通りではないなら、そのまま配置を変えないつもりだったからなんです。
アリスさんのお宅でも、今回は大勢が集まられることなしに年末年始を過ごされるんですね。次回元気に顔をそろえられるために、今回はあえて見送る、皆さんの健康のためには大切なことだと思います。
Commented by milletti_naoko at 2020-12-26 23:07
zakkkanさん、本来イタリアのクリスマスは、日本のお正月に似て、祈りの心と共に家族で祝って食事を共にし、教会のミサに出かけるものなのですが、こちらでも商業主義で、贈り物選びに追われたりと、本来の精神が失われつつある中、今年はその真の精神に近づけるのではないかと、最近はミサのたびに言葉があります。
Commented by cometsan1966 at 2020-12-29 00:22
遅くなりましたが。。。クリスマスおめでとうございます☆
プレゼーペ・・家庭においても飾られるのですね(*^^*)
それはとても素晴らしい事ですね~知りませんでした!!
そちらの本場のクリスマスをこうして教えて頂き・・凄く
印象に残りました・・ミサの説教のお言葉・・素晴らしいですね!
まさにそういった意味がこのコロナ禍のクリスマスには
あると凄く共感します・・(*^^*)

プレゼーペの登場人物の配置・・やはり凄く深い意味がありるのですね☆彡
とても興味深く読ませて頂きました!ありがとうございます!
Commented by milletti_naoko at 2020-12-31 01:39
お馬さん、こちらこそお祝いの言葉を、そして、お忙しい中お読みくださって、ありがとうございます。どうか穏やかでよき年末年始をお過ごしくださいね。
どの家もというわけではありませんが、今も、プレぜーぺは飾っている家が多いように思います。

フランチェスコ教皇、つい最近も、家族の間でもとても大切な言葉、ありがとう、ごめんなさい、いいですかの三つの言葉を言うようにしましょうと言っていて、日本でも仏教か何かの教えで聞いたように思うのですが、心に残りました。
by milletti_naoko | 2020-12-25 08:08 | Feste & eventi | Comments(8)