イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

イタリア いつものクリスマス、今年のクリスマス、World Voice 連載第13回

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 クリスマス当日である今日は、義父母と義弟夫婦、夫とわたしの6人で、昼食を共にしました。23日にトーディの義弟の家族と共にクリスマスを祝ったときにも、すでにスプマンテで乾杯し、パネットーネやセルペントーネなど、クリスマスのデザートも食べていたのですが、今日もやはり、新たにスプマンテの瓶を開けて、乾杯し、新しいパネットーネも開けて食べ、クリスマスを祝いました。

 クリスマスの食事やデザートについては、10年前のクリスマスの記事に、詳しく書いてありますので、よろしかったらご覧ください。


 同じ二世代住宅に暮らしてはいても、同じ家の中に暮らしているわけではなく、在宅勤務の多いわたしたちと違って、義弟夫婦は今も基本的に平日は毎日仕事に出かけているため、万一の感染の可能性がないとは言えないと思うのに、わたしは食事前までは、今日もマスクをつけて昼食のしたくを手伝ったのですが、予想していたとおり、今日の6人での3世帯がそろっての昼食では、わたし以外は食事前にも、誰もマスクをしていなかったので、心配になりました。

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出典:在イタリア日本国大使館「ゾーン別措置(概要:2020年12月20日現在)」
https://www.it.emb-japan.go.jp/itpr_ja/covid_19_misureGAR.html

 ニュースで聞いて、驚き、インターネットで調べると、レッドゾーンでも、書店やスポーツ用品店、薬草専門店や家電販売店など、意外な店が開いているのですが(詳しくはこちら)、外出・行動規制では、仕事や健康上の理由など、差し迫った理由がなければ移動ができないので、行くことはできないように思います。わたしの場合、たとえば、プリンターのインクが切れたり、日本語の授業に必要な本を買う必要があったりと、仕事でどうしても必要だということにすればよさそうにも思えますが、インクカートリッジは買ってまもないですし、ペルージャでいい日本語教材を見つけるのは難しいので、出かける必要は結局ありません。

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25/12/2020

 友人や親戚の家を訪ねるなら、州内で1日1度の外出であれば認められるとは言っても、ウンブリアは感染が特に心配される5州の一つでもあり、夫の伯母たちなどの親戚も、例年ならこの時期にはよく訪ねるのですが、感染の恐れがあると思うと、ためらわれます。運動のために歩けるのも、うちの近所だけということで、それでは夫は歩く気にならないらしく、近所ではたまに、家で放し飼いにされている犬が道路を歩いているのを見かけることがあるので、わたしも一人では散歩をする気になりません。

 そういうわけで、天気も今ひとつだった今日は、昨日同様、1日中うちで過ごしました。けれども、離れていても皆とクリスマスのあいさつを交わしたり、暗い中明かりがともったクリスマスツリーがきれいだなあ、窓にも壁にも床にも映る光をうまく撮影できるかしらなどと、喜んだり楽しんだりもしながら過ごしました。

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 昨夕ようやく完成させたプレゼーペに、今朝は夫が庭の木の枝を取って添えてくれました。そこで、昼間は背景の彗星が見えやすいこともあり、再び写真に収め、ここにご紹介します。

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Presepe, Santa Maria degli Angeli, Assisi 13/12/2020

 今日の地方ニュースでは、また、例年はクリスマスの時期に観光客の多いアッシジやグッビオなどのウンブリアの町で、年末年始の宿などのキャンセルが相次ぎ、観光産業が深刻な打撃を受けているという報道もありました。

 ニューズウィーク日本版姉妹サイト、World Voiceでのわたしの連載、「イタリアの緑のこころ」第13回は、「イタリア いつものクリスマス、今年のクリスマス」と題して、例年のクリスマスについてもお話ししながら、新型コロナウイルス感染下にある今年のクリスマスの様子について、書いています。よろしかったら、ぜひお読みください。

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https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/ishii/2020/12/post-8.php

 記事へのリンクは、以下のとおりです。

- Newsweek Japan - World Voice - イタリア いつものクリスマス、今年のクリスマス

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by meife-no-shiawase at 2020-12-27 10:36
プレゼーペ。
すごく素敵ですね~!!!
背景のブルーがなんともいえずいい雰囲気で、彗星もキラキラしています☆
ご主人さまが足された木の枝もいい演出ですね♪
なおこさんに協力されるご主人の優しさが感じられました♡

WorldVoiceにも書かれていらっしゃいましたが、
本当に今年はいつもとは違ったクリスマスを送られた方が多かったと思います。
私もまさか息子とふたりで過ごすクリスマスになるとは・・・嬉しいビックリでした。(笑)。
年明けには東京で1年ぶりに家族3人で集えそうです。
コロナがなければそれぞれ違う国にいたと思うので、
コロナのお陰とは言いたくないですが(!)こんなこともあるのだな・・・と
貴重な時間を大切にしたいなと思います。

日本も海外からの入国を拒否するとか報道がありました。
本当に観光産業をはじめ、色々なところで影響がさらに広がりそうです。
早くワクチンの効果が出てほしいです。
Commented by tokotakikuh at 2020-12-27 10:54
イタリアの、一般の家庭の
クリスマスを、ここ数日、拝見させていただき
嬉しいです
だて、本番ですものね
ヨーロッパにはサンタさんがプレゼンターになる
習慣は?ないと聞いております(笑)

そして、やはりね・・
マスクの習慣が乏しいのです
欧米の方たちにとって・
口を覆うということへの、違和感でしょうか?ね

でもね
コロナ対策
三密・マスク・手洗い
恐らく、どの国も、そうでしょうから
そういう、日本の感染者数、一向に下降しないです

どうか・・気にする以上に、気にしてくださいね
Commented by milletti_naoko at 2020-12-28 01:23
メイフェさん、ありがとうございます!!!
人形自体がかなり大きいので、机の下の空間を別世界にすることを思いついて、空と星を作ってみました♪ 緑の枝もいい考えだなあと思います。

大切な人と過ごす時間の大切さを、最近はつくづくと感じています。隔離の不自由で苦労もされたことと思いますが、頼りがいのある助手さんでしかもお料理も上手な優しい息子さん、久しぶりに同じ時間をたくさん共有することができて、本当によかったですね♪

ウィルスの変異種の伝染力が強いのが原因のようですね。昨日のニュースでは、途中から聞いたのですが、イタリアのベネト州でも二つ、やはり伝染力の強い変異種が二つ見つかったと報道していました。年末年始は人が移動する時期であり、かつインフルエンザも猛威をふるいがちな時期ですが、どうか各国の規制やワクチンが功を奏し、これ以上の感染を食い止めることができますように。
Commented by milletti_naoko at 2020-12-28 01:40
zakkkanさん、イタリアでは本来は各地でそれぞれに、クリスマス前後の12月から1月初めにかけて、子供たちに贈り物を運んでくれる人がいたのですが、それが近年では、確か姪たちが幼稚園に通い出した頃から、映画などをはじめとするアメリカ文化や商業主義の影響で、伝統的な贈り主がサンタクロースに置き換えられてしまっていて、最初のうちは義父母がとても残念そうでした。

今はマスクは屋外ではしていないと罰金ということもあり、皆がしているのですが、屋内ではどうしても気が緩んでしまうようで、困ったものだと思っています。

日本の感染対策が、と言うよりは、感染対策がなされていないことがずっと心配だったのですが、そろそろ本当に国民のため、健康や命のことを考えて動いてくれる人が行政を担うよう国民も動いていかないといけないのではないかと切に感じています。
Commented by cometsan1966 at 2020-12-29 20:08
コロナのせいでいつもと違うクリスマスですが・・その
クリスマス精神とでもいうものは・・この禍の中でもしっかりと人々に根付いているんですね・・本物のクリスマスのあるべき
姿をこの一連のなおこさんの記事で体験する事が出来ました!

このお菓子・・最初に何だろう?と記事を読まずに画像から
みて・・ヘビに見えるな・・と思いきや・・正解でした!
ウンブリア伝統の蛇型のアーモンド菓子なんですね(*^^*)
帽子の形の肉詰めパスタも初めてみましたが。。美味しそうですね(^^)/

クリスマスツリーの灯りがとっても綺麗ですね!!
仔馬の頃を思い出しました・・いいものですねツリー☆彡

見事なプレペーゼが完成しましたね・・とっても美しく素敵です(*^^*)

World Voiceの記事・・フランチェスコ教皇のお言葉が
とってもありがたく・・そして温かく心に響いて・・
そうなんだ・・と・・皆に希望を与えてくれますね(^^)/
とても素晴らしいです・・・☆彡
Commented by milletti_naoko at 2020-12-30 02:08
お馬さん、イタリアのクリスマスは、日本の正月、大晦日から元旦にかけての心や過ごし方に通じるものが多いように思います。日本では初詣に行ったり、除夜の鐘を聴きに行ったりするのに対して、イタリアでは教会のミサに出かけるような。ご多忙の中、読んでくださって、ありがとうございます♪

クリスマスツリーはもともと、かつて異教徒が冬至以降は日が長くなっていくことを祝うのに使っていた常緑樹を、キリスト教が取り込んだそうです。そういう意味では日本の門松に通じるものがあるように思いますし、1月6日まで夜は明かりが点灯して、光がうれしい気分を誘ってくれます。

フランチェスコ教皇は、従来の教皇に比べると、いろいろな意味で型破りで、決まりよりも心を、法よりも愛や人を大切にする教皇で、キリスト教徒ではないわたしも、テレビで話が聞けるときはすぐにテレビの前に飛んでいきますし、なるほどなと心に響いたり励ましをもらったりすることが多いです。お馬さんも共感してくださったと知って、うれしいです。こちらこそ、ありがとうございます。
by milletti_naoko | 2020-12-26 09:01 | Feste & eventi | Comments(6)