イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

夕映えのペルージャたそがれて光きらめく

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 1月4日、ペルージャの中心街を訪ねたときは、まず駐車場から、

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Perugia, Umbria 4/1/2021

上の写真正面に見える、鐘楼に時計のある教会、聖エルコラーノ教会(Chiesa di Sant'Ercolano)に向かって歩きました。

 すると、教会までの道の両脇に並ぶ店のショーウィンドウに、

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こんなふうに、ダンテの絵が描かれていたので、驚きました。

 羽根ペンの下には、なんと英語で「親愛なるサンタクロースへ」と書かれています。

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 靴屋のショーウィンドウにもやはり、難しい顔をしたダンテが描かれています。

 今年が、『神曲』の作者であり、イタリア語の父の一人であるダンテ・アリギエーリ(Dante Alighieri、1265-1321)の没後700周年を記念する年だからでしょう。

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 ペルージャの町の守護聖人の一人、聖エルコラーノの名を冠する教会前から、同様に聖人の名を持つ長いながい階段を登り門を通っていきます。

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 この日は、わたしの希望で、まずは沈む夕日を見に行くことにしました。

 途中で、眺めの美しいお気に入りの場所の一つに寄って、写真を撮りました。

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 アッシジを中腹に抱くスバージオ山の山頂付近が、すっかり雲に覆われています。

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 夫は一直線に、夕日が見えるところへと向かっていたので、わたしもすぐに後を追いました。

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 風景が、柔らかな金色の光に包まれています。

 

 後ろをふり返ると、昨日もご紹介したこちらの絵や、コルチャーノの教会の美しい祭壇画を描いた

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ルネサンス期のウンブリア派を代表する画家、ペルジーノ(Perugino、1450年頃-1523年)の像が立っています。

 ペルジーノの本名は、ピエートロ・ヴァンヌッチ(Pietro Vannucci)で、

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その名字が、目抜き通り、ヴァンヌッチ通り(Corso Vannucci)の名となっています。

 夕日が雲に隠れてしまったため、日が沈む前に、ヴァンヌッチ通りを、大聖堂の方へと歩き始めました。このときはまだ空が明るかったのですが、このあと、書店にしばらく寄り、

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外に出ると、空がもうたそがれて、イルミネーションが町を彩っていました。

 楽しみにしていたプロジェクションマッピングを見ようと、大聖堂の階段に登って、プリオーリ宮殿(Palazzo dei Priori)の壁を見ると、ちょうど一連の映像が終わろうとするところでした。

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 もう少し待った方が、空が暗くなり、色も映像もきれいに見えそうです。

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 そこで、この後は、大聖堂をゆっくり訪ねました。外に出たときには、ちょうど空が紺色となり、プロジェクションマッピングも始まろうとしていたので、先月ご紹介した写真を撮影しました。

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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by meife-no-shiawase at 2021-02-08 21:49
なんとも素敵な~♪
どこを切り取っても絵になりますね。
夕日に包まれた風景がロマンティックというかなんというか。
イタリアの方はよく愛を語るとか。
こんな風景を見たら、愛を語りたくなっちゃいますね。笑。
Commented by milletti_naoko at 2021-02-09 02:07
メイフェさん、ありがとうございます。

先住民だった古代ウンブリア人は、農耕を営み平和を好む民族だったらしく、形に残るものをあまり残していないのですが、その後ペルージャに来て支配した古代エトルリア人や古代ローマ人の築いた建造物や、中世やルネサンスの建造物が今も残って共存していて、その歴史の美の中を歩けることが、自然の風景も美しいのでなおありがたいです♪
Commented by ciao66 at 2021-02-09 17:41
聖エルコラーノ教会から登っていく優美にカーブする階段を散歩したことを懐かしく思い出しました。とても雰囲気の有るところですね。まさに写真のように黄昏のヴァンヌッチ通りを歩いて、大聖堂へ戻ったのでした。https://ciao66.exblog.jp/22425236/
久しぶりに見るペルージャの街の何気ない景色ですが、どこを撮っても美しい所だと改めて思いました。
Commented by milletti_naoko at 2021-02-10 01:04
ciao66さんも、この階段を歩かれたんですね! 門も名前は聖エルコラーノ門で、門の下の方の石は古代エトルリア時代に積み上げられたものです。まだ学生だった頃、冒頭の写真を撮影した位置よりも、さらに数百メートル手前の共同アパートに住んでいたので、この階段を何度も登ったり下ったりしたのが懐かしいです。

歩かれたとき、空がたそがれ始めていたんですね! 記事を拝見するのが楽しみです。
by milletti_naoko | 2021-02-08 09:09 | Umbria | Comments(4)