イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

花粉症対策に薬草・食事療法、イタリア

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 日曜に近所を散歩したときは、緑の上にはまだ雪が残っていて、その間からけれど、ヒナギクが背を伸ばして、かわいらしい花を咲かせていました。

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 そんなふうに寒い日が続いてはいるものの、春は確実に近づいてきていることを、目のかゆみや鼻の調子で、時々感じてはいたのですが、

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朝にはまだ雪がちらついていた今日は、起きてすぐ、くしゃみ、鼻水に困り、そうして目のかゆみが強くなっていて、いよいよ花粉症の季節が始まったことを、身をもって感じました。

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http://www.pollnet.it/

 念のために、ペルージャの花粉の飛散量を調べると、ヒノキ科(Cupressaceae)の花粉の大気中の濃度が高い状態がずっと続いているようです。


 イタリアで身近によく見かけるヒノキ科の木と言えば、日曜の町の丘の上にも並木があり、我が家の近所にもたくさん生えているイトスギ(cipresso)です。

 pollnet.itの説明文を読むと、翌週には、すでに大気中の濃度が高いハシバミ(nocciolo)も、さらなる飛散が予想されるとのことで、わたしが大の苦手とするハシバミの花粉も、今はかなり大気中の濃度が濃いのでしょう。

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 日本ではずっと、そしてイタリアに来てからも最初のうちは、花粉症の症状を抑えるために、ステロイド系の薬を、医師の処方で購入して使っていたのですが、近年ではずっと、薬草療法と食事療法で対処しています。

 わたしの場合、症状は目のかゆみとくしゃみ・鼻水・鼻づまりです。薬草療法と食事療法でまったく症状が出ないわけではないのですが、以前ステロイド系の薬を使っていたときも若干の症状はあったので、副作用もなく体に優しいこの療法が、気に入っています。


 
 薬草療法の一番手は、クロスグリの芽の液(gemmoderivato di Ribes Nero)です。初めて知ったのは、薬草専門店で勧められたからなのですが、その後、医療関係者も大勢参加していたコッレパルドの薬草学講座(Corso di Erboristeria di Collepardo)でも、花粉症に最も効果的で副作用もいっさいなく、免疫を高めるのでいいと学びました。いろいろな業者から出ているのですが、近年は夫から勧められて、Dr. GiorginiのRibes Nero Gemmoderivatoを購入しています。50mlの瓶の方が旅行などの際に持ち運ぶには便利なのですが、わたしの場合は花粉症に苦しむ時期が数か月と長いため、それではすぐになくなってしまうためでもあります。気をつけなければいけないのは、花粉症の症状が出始める1か月前から飲み始めなければいけないことです。症状が始まる時期は年によって違うこともあり、わたしは例年ついうっかりして、症状が出始めてから療法を始めることが多いので、気をつけなければいけません。

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Corso di Erboristeria di Collepardo 24/5/2015(詳しくはこちらの記事

 併用してわたしがよく利用するのは、マリア・トレーベンの勧める療法で、まずは、ティースプーン山盛り1杯のイラクサ(ortica)の乾燥葉に熱湯を注いで、イラクサのハーブティーを作ります。そのハーブティーに、さらにアマーロ・ズヴェデーゼ(amaro svedese)をティースプーン3杯分加えたものを、1日に3杯か4杯飲むようにするというものです。イラクサの乾燥葉とアマーロ・ズヴェデーゼはどちらも、イタリアでは薬草専門店(erboristeria)で手に入ります。イラクサは店で買うと量り売りなのですが、ミジャーナにたくさん生えるからと、近年は夫が摘み取って干して、乾燥葉を作ってくれています。アマーロ・ズヴェデーゼは、店頭ではたいていの場合、200mlの瓶が20ユーロ弱で売られています。

 食事療法は、花粉症のつらい時期には、以下の食品をできるだけ避けるようにするというものです。

・牛乳および乳製品
・サルシッチャやサラミ、モルタデッラ、コッパ、ザンポーニ、ウィンナーなど。イタリア語でinsaccatiと呼ばれる、豚のひき肉を腸詰めして作った食品。
・白砂糖
・アルコール
・揚げ物

 また、解毒をして腸をきれいにするために、水を毎日1.5〜2リットル飲み、断食、あるいは小断食を取り入れるのも効果があるのだそうです。

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 食事に意識しているだけで、わたしの場合は、症状がかなり違ってきます。そもそも、日本では目にしか症状が出なかったのに、イタリアに来てからは鼻にも症状が出るようになったのは、食生活が変わって、乳製品や甘いものを食べる機会が増えたからではないかと、今はそんな気がしています。

 わたしは、飛蚊症のためにも、また網膜剥離を防ぐためにも水分をしっかり取るように言われているのに、必要なだけ飲んでいないので、今書きながら改めて、水分をきちんと取るようにしなければいけないと思いました。

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Ancora fa freddo ma già i primi sintomi dell'allergia ai pollini e
via la cura a base di erba,
- 3 o 4 tazze di tisana di ortica con un cucchiaino da te di amaro svedese al giorno
(Il secondo rimedio è indicato nel libro, "La Salute della Farmacia del Signore" di Maria Treben.)
& dieta: bere tanta acqua (1.5-2L al giorno), evitare cibi e bevande come latte, latticini, insaccati, zucchero bianco, alcol, fritti ecc. i quali aggravano i sintomi.
Ormai da anni me la cavo così senza prendere medicinali.
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by sunandshadows2020 at 2021-02-17 08:31
まだ雪が残るというのにもう花粉の季節がやってきたのですね。私もひどい花粉症持ちなのでお気持ち察します。
今年から春は新しい場所で過ごす事になりその場所の木々により花粉症が出るかなと心つもりしています。
16時間断食でも効果が出るかなと期待しますがどうでしょうね。
Commented by Penta at 2021-02-17 11:44 x
2、3日前は北海道から本州と強風が吹き荒れて、東北の地震の被害の上に風もあって日本は散々です。

そろそろ花粉症の季節ですね。
テレビの夜の番組に「ガッテン」と言うのがあって、毎回1つのテーマを取り扱って深く探るんですが、以前花粉症が取り上げられていました。
それを観ていると、鼻の穴にワセリンを塗ると、そこに花粉が引っ付くらしくて、多くの人が症状が和らぐと紹介していました。
Commented by tokotakikuh at 2021-02-17 15:00
花粉症
これは、グローバルなんですね
驚きです
ある意味、日本特有かなんて思ってました

くしゃみ・鼻水、目のかゆみ
まさしく「花粉症」の症状ですね
生薬ですね
早々、私は「マヌカハニー」が身体にあいました
咳が止まりました
ステロイドは、やめる時が難しいです
まずは、この時期を我慢ですね
お大事にね

雪の下で、雛菊ですか
春待ちの、一輪ですね
Commented by django32002 at 2021-02-17 16:30
出来るだけ「ステロイド剤」を飲まないで済むといいですね・・・。
日本も寒波の影響で風が強くて雪が降っている地域もあります。
Commented by milletti_naoko at 2021-02-18 01:03
お転婆シニアさん、ありがとうございます。
住む場所が変わるとまた、花粉症に苦しむ時期も違ってきますよね。16時間断食も、した方がしないより、症状が緩和されるのではないかと思いますが、人にもよりますし、また食べるものや量にもよってくると思います。
Commented by milletti_naoko at 2021-02-18 01:10
Pentaさん、ただでさえウイルスが猛威をふるっている時期に、地震ではどんなに大勢の方が不安に思われたことでしょう。
イタリアでもこのところは強風や土砂崩れ、洪水に大雪と、あちこちで災害が多発しています。

いろんな症状の緩和の仕方があるのですね。
Commented by milletti_naoko at 2021-02-18 01:20
zakkkanさん、わたしもイタリアでは、日本に暮らしていた頃にたくさん近所にあった杉の木がないから大丈夫かと思ったのですが、こちらにもやはり花粉の症状を引き起こす草木はあり、花粉症に苦しむ人も多いようです。

zakkkanさんはマヌカハニーを使われているんですね。マヌカハニーではありませんが、せっかく自家製のハチミツがあるので、もっとできるだけ摂取するようにしようと思います。

雪の中の雛菊、かれんできれいでした♪
Commented by milletti_naoko at 2021-02-18 01:28
django32002さん、ありがとうございます。
数年前に、日本では五十肩とおおざっぱにくくられてしまうこともあるらしい癒着性関節包炎を患い始めたときは、あまりの激痛に、最初は医師がステロイド系の鎮痛剤を処方してくれていたのですが、それを除けば、花粉症対策では、もう長い間薬はいっさい飲んでいません。体自身が持つ免疫を大切にできたらと考えています。

日本でもまだ寒い地域があるんですね。
Commented by meife-no-shiawase at 2021-02-19 18:29
花粉症。
去年のなおこさんの花粉症の記事を覚えています。
もう一年が経ったんですね~早いものです。

私は大学生の頃に花粉症がひどかったのに、台湾へ移住してから
花粉症にならなくなりました。
花粉症の季節に日本にいても症状がでないので不思議です。

なおこさんも普段から色々と気をつけていらっしゃって
副作用のない方法を試したりされているんですね。
今年はあまり症状が出ないといいですね。
Commented by milletti_naoko at 2021-02-20 23:29
メイフェさん、台湾に引っ越されてから、緑が多くても日本にいても花粉症に苦しまれないようになったとは、それはよかったですね。

わたしは逆に、日本では目の結膜炎だけの症状だったのに、イタリアに来てからくしゃみ・鼻水・鼻づまりと症状が多くなり、今になって思うと食生活の変化のためではないかと思います。空気の汚染かというと、最初に症状に苦しんだ愛媛の野村町は、駐車場の車の窓ガラスが花粉で黄色くなるほど杉の木が多かったものの、緑は豊かだったので、汚染とはあまり関係がないように思いますし。

ありがとうございます。薬草療法も食事療法も、日々気をつける必要があるので、意識して日々を過ごそうと考えています♪
by milletti_naoko | 2021-02-17 08:04 | Salute | Trackback | Comments(10)