イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

山を越えれば歩き続ければ、ボローニャ・フィレンツェ トレッキング

 いっしょにピエモンテやフランスへ旅したこともあるエミリア・ロマーニャの友人たちと、ボローニャからフィレンツェまで歩くトレッキングコース、Via degli Deiを歩いたのは、2014年5月のことです。

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Santuario di San Luca, Bologna 19/5/2014

 友人の仕事の都合で、初日は2日分進む必要があり、歩くとすると山を登り下りして35kmもの距離になってしまうため、途中1区間だけ電車に乗ったことを、ここに告白します。

 電車を降りて一息ついているときに、友人の一人が、久しぶりに履いた登山靴の靴底がぼろぼろになっているのに気づき、他の友人といっしょに、町まで登山靴を買いに戻るというハプニングもありました。

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20/5/2014 9:50

 翌朝は最初から、山頂への長い登り道が続いたのですが、

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Monte Adone, Sasso Marconi, Bologna 20/5/2014

おかげで山頂からは、すばらしい眺めを楽しむことができました。

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 道路を歩き続けることもあれば、

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21/5/2014

緑の森の中を通ることもあり、

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Flaminia Militare (187 a.C.), Poggio Castelluccio

古代ローマ人が軍事目的で築いた道も歩きました。

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22/5/2014

 5月とあって、野山にも町にも路傍にも、色とりどりの花が咲いていて、きれいでした。

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B&B La Pieve, San Piero a Pieve 23/5/2014

 同じようにトレッキングコースを歩く他の人たちと出会ったり、宿でいっしょに朝食を囲んだりしたことも、いい思い出です。

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 この日の朝は、宿で出会った人たちと共に出発し、

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近づいてきたフィレンツェを目指して歩きました。

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 5月はヒナゲシが美しい季節です。小麦を刈って収穫し終えた麦畑が多い地域で、目を開けていられないほどに、目の痛みとさえ言えるようなかゆみを感じたのも、花粉症のためではないかと思います。

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Convento di Monte Senario, Vaglia

 雨の中、ぬかるむ山道を歩いて、宿であった修道院に到着したときには、すっかり疲れ果てていたのですが、

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思いがけず、この修道院に暮らす修道士たちと共に食事をすることができて、感激しました。

 このトレッキングは巡礼ではないのですが、わたしたちはこれまで、ラヴェルナやローマ、サンティアーゴを目指しての巡礼路を歩いたことも多く、修道院に宿泊したり食事をしたりしたことはこれまでにもあったのですが、いっしょに食べましょうと誘ってもらえたのは、初めてだったからです。ここに限らず、食事や宿泊の料金が寄付である修道院は多く、ここは金額は、それぞれが思い思いの金額を払うことになっていたのですが、最初から料金が決まっている場所もあります。

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Duomo di Firenze, Firenze 25/5/2014

 フィレンツェ郊外の宿に到着したのは、24日の晩です。

 その翌朝、一足先に帰宅するという友人にあいさつをしてから、リュックサックを背に、ドゥオーモまで歩いて、

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皆と記念写真を撮りました。

 人とも会えず、出かけることもできない日々が続いていますが、そういう山もいつかはきっと越えることができるのだということを思い、これまでにいろいろな経験ができたことを感謝しながら、過ごしていけたらと思います。

 このVia degli Deiについては、当時にもすでにいくつか記事を書いているのですが、そのときは旅程を説明することを目的として写真を選んでいましたので、今回は重なった写真もありますが、半分以上は新たに選んだものです。いえ、正確に言うと、今日は写真をすべて新たに選び直したのですが、数枚は、以前にすでに掲載した写真と重なっていたということです。

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Ricordo della Via degli Dei nel maggio 2014
tra tanti fiori sia sulla strada che sulla montagna.
Cammino piacevoli con amici,
begli incontri con altri camminatori,
accoglienza gentile dei monaci del Convento di Monte Senario.
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関連記事へのリンク
- Via degli Dei ~歩いてボローニャからフィレンツェへ (25/5/2014)
- イタリア写真草子 タグ:Fotoblog da Perugia - Via degli Dei (BO-FI)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by sunandshadows2020 at 2021-02-20 14:02
親しい友人と一緒に巡礼トレッキングでしょうか、楽しそうですね。
野の花を眺めたり、古い石畳を踏みしめたり、わたしも歩きたいです。
修道院泊も一度して見たいのですが、夫が、夜は早く就寝で、朝も早く起きてお祈りをしなければならないと信じて疑わないのでノーなんですよね。
一日も早くそのようなトレッキングを再開出来ると良いですね!
Commented by mahoroba-diary at 2021-02-20 17:42
なおこさん、こんばんは。

なんて素晴らしい旅でしょう・・・お友達たちとのトレッキングの日々・・・連帯感や達成感といった喜びも共有してのかけがえのない旅の想い出ですね。
こうして歩いて旅をして修道院に宿泊され修道士とお食事を共にされたり、お友達とテーブルを囲み、賑やかに歓談しながら飲食できること、一瞬一瞬がかけがえのない時間ですね。
私も若い頃、ヴィンチ村近くのヴィラに滞在したことがあり、フィレンツエまで歩いて通ったことがありました。友人たちと宿泊していたのですが、途中で歩き疲れてヒッチハイクをしたりして(笑)、手を振ると当時のイタリア人ドライバーは結構停車して乗せてくれたりと若さゆえの冒険的で愉快な想い出が多々あります。
なおこさんたちは本当にいろんなところを旅されていらして、しかもこのようにありきたりではない移動を愉しんでいらして素晴らしいです。歩く旅っていいですね。巡礼路は私たちもいくつかほんのわずかですがドイツやフランスで歩いたことがあります。旅はできるときにするに限りますね。私も今過去の旅を時折振り返りながらいろいろなことを想っています。コロナという大きな山もなおこさんの仰るように必ず超えられる日が来ますよね。イタリアの状況はどうでしょうか。先日のアモーレの記事も素晴らしかったですよ。いつも拝読して多くを学ばせていただいています。猫ちゃん達にも癒されています。本当に可愛いですね。
Commented by ciao66 at 2021-02-20 18:27
ボローニャからフィレンツェまで歩くというのは、面白そうですね。昔の街道を通ったり山を通ったり、昔の人になって旅をするような気分で!やはり季節は5月、明るいし花が咲いているし、季節もいいですね。
 特に修道院に泊まって、修道士と一緒に食事、というのは得難いことだったでしょう。食堂には最後の晩餐の場面の壁画もあって、雰囲気満点だし、宿の日記帳の写真を撮るのはいい思い付きで、これがいい記録になりますね。
 昔の旅の思い出を懐かしく振り返るというのも、むしろコロナ禍の今こそ、いい時期なのでしょうね!
Commented by milletti_naoko at 2021-02-20 23:58
お転婆シニアさん、今写真を見返して、野山の花の多さに驚いて、やはり5月は花も緑も美しいなあと思いました。

修道院は、夜は早く就寝しなければいけないところはありますが、お二人の生活時間と習慣なら問題ないと思いますし、朝のお祈りは希望者だけで、わたしたちの場合もたいていは、夫と特に信仰心の深い友人が二人で、早起きしてミサに参加するのですが、わたしたちはゆっくり起き出していました。

あれから肩を長い間患って、結局巡礼はせずじまいなのですが、いつか自由にまた旅行ができるようになったら、まずは山を歩いてみたいです。
Commented by milletti_naoko at 2021-02-21 00:43
まほろばさん、ありがとうございます。歩いている間は大変ですが、風景や自然もすばらしく、すてきな出会いもあって、ふり返ると参加する機会があってよかったなあと思うトレッキングや巡礼ばかりです。

ヴィンチ村近くに滞在されて、なんとフィレンツェまで歩いて通われたことがおありなんですね! 今と違ってきっとずっと安心してそういうことができる時代だったのでしょうね。

わたしたちも、仕事の都合もあって、長くても1週間の巡礼ではありますが、それでもそれぞれの巡礼に特色があって興味深かったです。特にサンティアーゴへの巡礼では、わたしたちが歩いたのはCammino Primitivoという新しい、けれど最初に巡礼をした王が通ったという山を通る巡礼路のその最初の数日間だけなのですが、世界から来た皆と、と言っても時期的に皆ヨーロッパからだったのですが、歩くうちに何度も出会い、時には同じ宿に泊まったりして親しくもなり、独特の思い出があります。

イタリアやペルージャは今かなり厳しい状況にあるので、逆についこういう記事を書きたくなってしまうのですが、また新型コロナウイルス感染関連の記事も書かなければいけないという状況になってきました。いつもていねいに、そうして楽しみに読んでくださってありがとうございます♪
Commented by milletti_naoko at 2021-02-21 00:57
ciao66さん、宗教的な巡礼とはまた一味違って、古代ローマの道があったり、森を歩いたり、第二次世界大戦の主要な戦線を通ったり、見晴らしがすばらしかったり、興味深かったです。秋は雨も降りやすいので、5月は晴れた日も多く、花もきれいで、歩くにはいい季節だなと、わたしも思います。

うちごもりが、少なくともまだ1週間は続きそうで、懐かしい写真や旅をふり返ってみました。
Commented by tokotakikuh at 2021-02-21 13:55
懐かしいです・・フレッチェ・・

しかし、凄いことを、楽しまれるのですね
トレッキング・ウオーキング
そして、登山・・

日本人には、こうした楽しみ方が少ないですね
狭い国なのに、歩く作業を省くのですよ(笑)

素敵な経験をされて、イタリアを満喫ですね
どんな出逢いが?それも楽しみですね

フレンチェは、雨でした
私の行った秋です・・
宜しければ、街並みをまた魅せてください
Commented by milletti_naoko at 2021-02-21 23:45
zakkkanさん、今は回復したのですが、あれから肩を患って、重い荷物を長時間背中に運ぶのは厳禁という年が続き、長い間こういうトレッキングや巡礼はしていないのですが、いい思い出になりました。

夫とつきあい始めるまでは、山登りを自分が好きになるとは思いもしませんでした。イタリアの友人の中には、四国の八十八ケ所を回りたいという人もいるのですが、そういう旅が自由に安心してできるまでには、まだまだ時を要する状況かと思います。

雨のフィレンツェを訪ねられたんですね! 少しずつまたご紹介していけたらと思います。

by milletti_naoko | 2021-02-20 08:31 | Via degli Dei(BO-FI) | Comments(8)