イタリア写真草子 ペルージャ在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

サンレモ音楽祭、希望と共生を伝えるイタリア歌の祭典、World Voice連載第21回

 北イタリアのリグーリア州、フランスとの国境に近い海辺の町、サンレモ(Sanremo)で、

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Sanremo (IM), Liguria 28/9/2013

行われるイタリアの歌の祭典、サンレモ音楽祭(Festival di Sanremo)は、今年で71周年を迎えます。

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 来週、3月2日から6日にかけて開催されるるサンレモ音楽祭は、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大を抑止するために、無観客で行われ、アリストン劇場(Teatro Ariston)の外ではいっさい催しを行わないこととなっています。

 サンレモ音楽祭は、音楽ばかりではなく、差別や偏見がなく、皆がより幸せに暮らしていける社会になるようにと、例年、様々な社会問題や時事問題を取り上げ、感動と共に人々の心に伝えていて、そういうところもすばらしいと思います。


 昨年のサンレモ音楽祭は、音楽すばらしい上に、共生社会への呼びかけも一際心に響き、毎晩見るのが楽しみでした。今年も去年同様に、司会がアマデウスということで、まもなく始まる今年の音楽祭も楽しみにしています。

 ニューズウィーク日本版の姉妹サイト、World Voice 連載第21回「サンレモ音楽祭、希望と共生を伝えるイタリア歌の祭典」では、近年のサンレモ音楽祭について、この「よりよい社会にしていくために、人々に人権や環境を守ることを伝えようという姿勢」に着目して書いています。

 よろしかったら、ぜひお読みください。

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https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/ishii/2021/02/post-16.php

 記事中の写真は、2013年9月28日に、サンレモの町を散歩したとき、撮影したものです。

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 2013年9月は、ル・ピュイからサンティアーゴ・デ・コンポステーラを目指して巡礼の旅をしようとしていた友人たちに誘われて、皆といっしょにわたしたちも南仏のカマルグを訪ねたのですが、そのあと、巡礼へと旅立つ友人たちにあいさつをして、わたしたちは帰途につき、海岸線を通って、フランスからイタリアへと戻りました。

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Grimaud, Provence-Alpes- Côte d'Azur, France

 この写真は、サンレモらしい花の写真をと思って選んだものの、選んだあとで、国境を越えてイタリアに戻る前に、つまりフランスの海辺の町で撮影した写真であることに気づきました。そうなのですが、せっかくなので花の写真をと、この1枚も記事に添えておきます。

関連記事へのリンク
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:お気に入りの場所やお勧めスポット・お店を教えて!
Commented by Penta at 2021-02-27 00:00
今年もサンレモ音楽祭が開催されるんですね。
紅白同様、無観客なんですか。
劇場の前の道路には花道が造られて、音楽祭期間中はそこの上で歌手たちにテレビ・カメラが向けられてインタビューしていました。
横の建物の1階にはラジオ局のサテライト・スタジオがあって毎日誰かが登場していて、人集りでいっぱいでしたが、今年はこんな事もない寂しい状況のようですね。

有線放送でRAIのラジオ局が聴けた当時のチャンネル表、どこかにしまっているんですが見つからなくて、見つかれば「旬の話題」に写真を貼りますね。(笑)
Commented by minoru2703 at 2021-02-27 00:19
昔は日本でもジリオラ・チンクエッティやらボビーソロやらサンレモの入賞曲が大ヒットしたりしていたんですけどねえ
アメリカでもボラーレが大ヒットしてますね
今はカンツォーネは全く流行らなくなりました
何ででしょうねえ?
Commented by meife-no-shiawase at 2021-02-27 00:39
最後のお写真。
壁一面にお花の絵が書いてあるような感じがします。
美しいですね♪

なおこさんは昔撮影されたお写真なども
きちんと整理されていらっしゃるんですね。
時々ふっと以前のものを出される時も、なんともスムーズで。
私などは最近の写真までもがもう整理できずにゴタゴタです。
見習わねば♪
Commented by milletti_naoko at 2021-03-01 01:20
Pentaさん、サンレモ音楽祭ばかりではなく、現在は規制でイタリア全国で劇場や映画館はすべて閉まっていて、しかも、サンレモ自体がレッドゾーンという状況である上に、変異株の感染が危惧されるので、そうせざるを得ない状況です。ホワイトゾーンになれば劇場や映画館も開場できるとのことで、明日3月1日月曜日からは、サルデーニャ州が唯一最初にホワイトゾーンとなる州ではあるのですけれども。

いつかかつてのような日々が戻ってきますように。音楽祭中は、近年もやはり町中でも様々な催しがあってにぎやかでした。
Commented by milletti_naoko at 2021-03-01 01:27
みのるさん、その後日本ではラジオもテレビも映画も音楽も、皆アメリカ文化一辺倒になってしまったためではないかという気がします。日本でイタリア文化への関心やイタリア語の学習者が急に増えたのは2000年頃からで、わたしはみのるさんやPentaさんのコメントや記事で、そんなに前にイタリアの歌手や歌謡曲が日本でよく知られたていたことにかえってとても驚きました!
Commented by milletti_naoko at 2021-03-01 01:38
メイフェさん、確かに! ツタで覆われた家を見かけることは時々ありますが、この家、確かに壁のキャンバスに花が描かれているようですね。そう言えばどことなく、ジヴェルニーのモネの家を思わせるところがあります。

恥ずかしながら写真はちっとも整理できていない上に、今はウィンドウズの外付けハードディスクかつグーグルフォトにある古い写真と、Macbookに保存した写真と今もっぱら使っているiMacに保存している写真と3か所に分散しているため、ブログの記事でいつ行ったかなと検索したり、かつて一度だけGPSつきのカメラを買ったことがあるので、グーグルフォトで地名で検索したりキーワードで検索したりして、あるいは古い記憶からいつ頃だったかなと割り出して写真を探すのにひどく時間がかかっている状況なのです。
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by milletti_naoko | 2021-02-26 22:52 | Film, Libri & Musica | Comments(6)