昨日からイタリアで実施中のオンライン日本映画祭、JFF Plus: online Festival del Cinema Giapponeseで、今日さっそく映画、『ダンスウィズミー』(Dance With Me)を見てみました。
https://watch.jff.jpf.go.jp/film/dance-with-me/
昔からミュージカルもコメディ映画も好きなので、楽しそうだと思ったからです。最初のうちは、少し現実離れしすぎていて、どたばたの要素が強すぎるのではないかと感じたのですが、起承転結の「転」から、あれよあれよという間に、話が次々に思わぬ方向に向かって展開していき、いつの間にか話に引き込まれ、思いがけない結末に驚くと同時に、よかったなあとうれしくなりました。
歌も、かつて聞いて耳で覚えている歌の数々が、まさにここという場面で使われていて、うれしく懐かしかったです。歌って踊ることで、窮地を乗り切ることができる場面がある一方で、歌と踊りで乱入する場面もありました。
探しものは何ですか 見つけにくいものですか
遠い昔の記憶が、実はトラウマになって現在の性格や行動にも影響を与えていて、自分では押さえ込んでふたをして、忘れようとしているけれど、だからこそ、かえって後を引いている。そういうことが、誰にでもあるのではないかと思います。
おとぎ話なら、魔法使いや妖精が、魔法で主人公に不思議な力を与えるところですが、この映画では主人公が、なりゆきでひょんなことから、なんちゃって催眠術師から、力を授かっています。おとぎ話の主人公たちが、手にした力で怪物を倒したり宝物を見つけたりするように、この映画の主人公も、力を手に入れて旅をしたおかげで、心の奥底で探し求めていた本当にほしかったものに、気づくことができたのではないかと思います。
イタリア在住の方、見られるのが明日の朝9時までなのですが、よろしかったらご覧ください。『鍵泥棒のメソッド』も見てみたいのですが、明日の朝11時までに見終えることができるでしょうか。
明日は授業もなく、夫は明日の朝はテレビでミサの中継を見るでしょうから、かえって日本映画を見やすいかもしれません。前半は今からしばらくみて見るつもりでいます。
*追記(イタリア時間2月28日午前1:55):今、
『銀泥棒のメソッド』も見終えたところです。こちらも設定や展開が意外で驚いて、最初ははらはらしたのですが、最後まで楽しんで見ることができました。おもしろかったです。予告編は
こちら。(埋め込みは一記事につきYouTubeについては一つのみという連絡があったように思いますので。)
LINK
↑ 見るかどうか決めるために、口コミを参考にしました。
Articolo scritto da Naoko Ishii
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