2021年 03月 04日
感動 映画『コーヒーが冷めないうちに』と海辺の町トラーニ
少しずつ記憶を失いつつある妻と見守る介護士の夫、互いを愛しく大切に思う夫婦。
家を継がずに出た姉を慕い会おうとする妹と罪悪感から会うのを避け逃げ続ける姉。
幼い自分を置いて母が去ったのを悲しみ自分のせいかと責める女性と娘を愛する母。
心がすれ違ってしまうこと、思うように言えないこと、後から事情を知って後悔すること、なぜと尋ねてみたいのに尋ねられないままに話す機会が永遠に失われてしまうこと。

生きていく中にはそういうどこか、失われた対話のとき、せめてあと一度だけ会えればと願い、けれどとかなわぬ出会いがあることと思います。
大切な人が今ここにいてくれる幸せ、言葉を交わせるありがたさ。わたしたちは、自分でも気づかないうちに愛に包まれているのに、それに気づけずになんとなく生きてしまっていること、思いを告げる大切な機会を逃してしまうことがありがちであること。たくさんの深い感動と共に、たくさんの学びもありました。

前日見た2作品は「おもしろかった」のですが、この映画、『コーヒーが冷めないうちに』には心から感動しました。
こういうすばらしい映画に出会えるのもまた、かけがえのない尊い機会だと思いますので、オンライン日本映画祭に感謝すると共に、せっかくの機会をとらえて、これだと思う映画はできるだけ鑑賞したいと思います。日中時間を見つけられずに、午前2時に見終えるということがこれ以上続かないようにしようとは心がけつつも。


こういういかにも地中海の港町を見ると、
映画「太陽がいっぱい」を思い出します。
今は亡き母親と小学一年生のときに身に行きました。
naokoさんのブログの一つ前の記事に 日本映画祭の画像が
アップされていましたが 右側の [A story of yonosuke] に反応してしまいました。
私の大好きな小説 「横道世之介」の映画化されたものではないか?と 調べてみましたら そうでした。
吉田修一さんの作品です。
太陽がいっぱい、確かに日差しがさんさんと降り注ぐ地中海と海辺の町は、9月とは言え、まだ夏の陽気でいっぱいで、暑いくらいでした。
昔とは言え、『太陽がいっぱい』を見るのに、映画館に子供連れで入れたのだと驚きました。でもそう言えば、わたしも小学校の頃に007シリーズの『ロシアより愛をこめて』を見に行った記憶があります。
さわやかに駆け抜けた世之介の人柄と出会う人たち、いいですね。Railways、世之介と、死がからむ映画が続いたことも、3日放映分の映画を避けた理由です。せめてアニメ映画だけでも見ようと思ったら、今日は朝から暖房装置の点検があって、結局見られずじまいとなりました。
うるうるしました。もし本当にこんな喫茶店があれば、私は妻に会いに行って、そしてやっぱり幽霊になってしまうのかも・・・などと思いながら見ました。
でも、最後の終わり方が爽やかでよかったですね。あれで救われました。ほっとしました。
言葉で伝えることの大切さ、ですよね。
素敵な映画を教えていただき、ありがとうございました。
ほのぼのした作品かな?と
解説を読んでいると
(((uдu*)ゥンゥン
なるほどね
そうですよね、言いそびれたこと
言わずに過ごした過去
言わなくてもよかったのに・・
などなど・・
人生には・おざなりに通過している事
多々ありますね
その多々を、一つ・一つ・問いかけて
紐解くような映像には・心惹かれますよ
💛マークのカフェとクロワッサン
気持ち取り成す一品ですね
そして、風景画のような・・写真
本日は
画像が、物語をうしてくれましたね
今回、日本へ帰ってなかなか会えなかった親友たちとはちょっとだけ会えることができて
その時に、会えること、話せることがどんなにシアワセかを感じました。
いつでも会いたい時に会えるというのが普通だと思っていたことが
今回のことで、そうではないんだな・・・って。
出会いとかも大切にしていきたいし・・・
そんな風に思います♪
もちろんブログを通してですが、なおこさんとのご縁も
大切にしたいです♪
一言言っておけば良かったという経験も。
私は口下手なので余計にそんな経験があります。
後悔しないためにも最低自分の言動だけは自分でフォローしておこうと思う今日です。
海辺の小さな船、好きな光景です。
トラーニの町、まだ暑い盛りでしたが、青空と青い空、石造りの町並みが美しかったです♪

こんにちは なおこさん、
「コーヒーが冷めないうちに」は素晴らしい映画ですね。初めて2年前に飛行機で日本へ行くときも日本から帰るときも見たことがあります。
「Funiculi Funicula」というカフェに通っているお客さんのお話は本当に感動します。
様々な人間関係、男女、夫妻、母娘、姉妹などの関係が描かれていますから。
なおこさんの前の記事で、カフェの名前は昔のイタリアの歌から出てくるのを教えてくださってありがとうございます。それは全然知らなかったんです。
日本語の勉強のために映画化された原作本は、映画のシナリオも、いい教材になると思います。
今、今日のオンライン日本映画祭で何の映画が観られるか調べてみましょう。
Frank
こういう状況でまだペルージャではバールも開いていない上に、マスクを外したり近くにいたりすると感染の危険がある可能性の高い変異株が占める割合が多いために、同じ町に住んでいても会えない人が大勢いて、わたしもことさらに、会えることが待ち遠しいと感じています。
ありがとうございます。わたしもメイフェさんとお知り合いになれたご縁、大切にしたいです♪
海辺の漁船は大海原に乗り出していくのですよね。青空の下、青い海がきれいでした。
わたしも本当にすばらしい映画だなあと感動しました。
どういたしまして。
Funiculi Funiculaは、日本でも知る人の多い歌ではないかと思います。
この歌で繰り返されるjammeという言葉がほら「山」に似ているでしょうと、イタリア人の生徒が山という言葉を覚えやすいように言ってみたこともあります。
そうですね。わたしも、英語を勉強するのに、映画の原作や映画をもとに書かれた小説を読んだことがあって、とても勉強になりました。
今日はわたしは『舟を編む』、夫は『Tukiji Wonderland』を見ました。予告編を参考にして、これがおもしろそうだなあという映画を見つけて、ぜひご覧ください♪