イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

花きれい歓喜の白い路いばらの道

 土曜の夕方、ペルージャの郊外を歩いていたら、白い花をいっぱいに咲かせたスピノサスモモ(prugnolo)の木が路傍にいくつかあり、

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赤毛のアンが感嘆した「歓喜の白い路」が重なりました。

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 土曜日でもあり、人が少ないいつもの場所へと車で向かうと、ピンクの花が美しい木があちこちにあります。道に車が多く、のんびりと進むおかげで、なんとか写真にとらえることができました。

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 さあ歩こうとこの写真を撮影したのが午後4時41分、いつもより日が高く、青空が広がっています。アクート山が奥に見える左の道を下っていきます。

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 長い坂を下って、平坦な道がしばらく続くこのあたりで、スピノサスモモの花たちに出会いました。

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 さらに歩いていくと、先日その前まで歩いた古城が、右手の丘の高みに見えました。

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 さらに先に進むと、聖母マリアを祀るほこらがあります。きっと行き交う人を守ってほしいという願いから建てられたのでしょう。

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 このほこらの石と石の間に、野スミレが咲いているところがいくつかあって、自然が供えた花のようです。

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 さらに歩くと、今は留守らしく、よろい戸がすべて閉まった家があり、

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そのすぐ向こうに、見晴らしのいい場所がありました。

 けれども、歩きやすい道が続いていたのはこの家までで、

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さらに歩いていくと、道は木々の間を進み、トゲがある木々の枝が、左右から道の中央へと伸びる上に、地面が泥だらけで足を運ぶのが難しいところさえあります。

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 まずは泥だらけの場所を通り過ぎ、それからトゲだらけの木々が左右から押し寄せる細道を通ると、前方には緑の草が生えた開けた野原が見えるのですが、先に進むにはまだいばらの間を進む必要があり、毛糸の帽子がトゲにからめ取られてしまいました。

 ところが前方に夫の姿が見えません。夫の名を呼ぶと、ここだよという返事があるのですが場所が分からず、後方から聞こえたように思ったので、再びいばらの間を戻りぬかるむ道を引き返したのですが、夫の姿はありません。

 どこにいるのだろうと思っていたら、ようやく夫が姿を見せたのですが、引き返し始める前にわたしの前方に見えていた草原にいるではありませんか。夫はわたしを呼んだのですが、再び泥やトゲの中を進む気にはなれず、この調子で夫の姿がまた見えなくなって迷子になっても困ると思ったので、わたしはそのまま来た道を引き返すことにしました。

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 下ってきた道を今度は登っていくと、太陽が少しずつ山の端に近づいていきます。

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 オークの葉が日の光に赤らんで見えます。

 ようやく車が見えてきて、もう少しというとき、夫がわたしとは別の道、上から3枚目の写真で右に見える道から戻ってくるのが見えました。夫がたどり着いた草原には道があって、その道が古城まで続いていたので、古城の前を通る道を歩いて戻ってきたのだそうです。

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 木々の向こうにピンク色の雲が見えたので、夫の車まで歩いたあとも、その雲がきれいに見えるところへと、さらに歩いていきました。雲の形がどこかイタリア半島に似ているのですが、つま先が欠けています。

 夫が車でやって来たので、この写真を撮ってから、わたしも車に乗り込みました。

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 このあとしばらくは、ピンク色に染まった雲やテッツィオ山を見ることができて、うれしかったです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by meife-no-shiawase at 2021-03-15 13:36
一気に春が訪れたような雰囲気ですね♪
おうちがなんだかまた素敵な豪邸♪
この辺りにお住いの方はやはり農園をされていたり牧場を経営されているのでしょうか。

トゲに帽子が~。
本当ですね、けっこう太いトゲが飛び出ています。
ケガはされなかったですか!?

山道は歩くと足腰も鍛えられそうですし、
人もあまりいないところで安心ですね♪
Commented by jyuujin at 2021-03-15 19:50
初めまして・・・
我が街のp郊外に、イタリアンジエラードの店なるのが
あります、とても美味しいです・・・♪
イタリアンジエラードって普通のアイスクリームとどこが
違うのでしょうね?
Commented by milletti_naoko at 2021-03-16 00:48
メイフェさん、外ではもうこんなにきれいに花が咲いているのだなあと、車の中から花見を楽しみました♪

ウンブリア州には、外国やローマ、北イタリアの人が別荘を購入して、週末や長い休暇を過ごす、そういう家があちこちにあります。この家もそういう家の一つではないかと、しっかりと改築もされているようなので、そう思いました。

ありがとうございます。幸いケガはありませんでした。昨日の日曜はうちの近所を歩こうと思ったのですが、どこに向かっても犬の鳴き声が聞こえてきて、たまに放し飼いの犬もいるので、結局しばらく歩いてすぐに引き返しました。やっぱり山道がのんびりしていていいなと思います♪ いばらの道や泥の道はできれば避けたいのですけれども。
Commented by milletti_naoko at 2021-03-16 00:57
北の旅人さん、はじめまして。
おいしいジェラート屋さん、近くにあってよかったですね。
イタリア語のジェラート、gelatoという言葉自体は、イタリアでは工場で生産された他国産のアイスクリームでも、アイスクリームなら何でも指し示す言葉なのですが、イタリアのジェラート屋には、店構えは似ていても、よく見ると、gelato artigianale「職人が作ったジェラート」、produzione propria「自分の店で作ったジェラート」と書いてある店とそうでない店があり、こんなふうに書いてある店は、ジェラートづくりの職人さんが店にいて、自然の材料を使って新鮮なジェラートを作って売っていて、材料にも、地元の食材や有機の食材を使うなど、こだわっているところも見かけます。その「イタリアンジェラート」というお店はきっと、こんなふうに自分の店で伝統の製法で、果物や生クリームや卵を使って、ジェラートを作っているお店ではないかと思うのですが、お店のサイトや案内にそういう言葉があるのではないでしょうか。
by milletti_naoko | 2021-03-15 08:42 | Umbria | Comments(4)