イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

蘭・エリカ咲く野の道をゆき冒険気分、ペルージャ

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 昨日の夕方は、いつもの松の並木の二つ目の分かれ道で、久しぶりに右の道を選んで進みました。

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Perugia, Umbria 17/4/2021

 冷たい北風が吹いていたので、右へ進んだ方が日当たりがよくて暖かそうでしたし、いつもの古城への道とは違う道を、夫はたまには歩いてみたかったのでしょう。

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 日当たりがいいからか、それとも春が進んだからか、古城への道ではまだ見かけたことのない自生の蘭(orchidea selvatica)の美しい花に出会うことができました。

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 エリカ(erica)もまだ花盛りで、日の光の中で、きらめくように咲いています。

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 花が姿を消して寂しくなった古城への道からそう離れていないのに、色とりどりの野の花が、あちこちに咲いていることに、驚きました。

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 ピンクのドレスの花の精たちが、風に踊っているように見える蘭もあります。

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 この見晴らしのいい一本道を、奥に見える家へと歩いていたら、森の間を通る近道を歩いていた夫が、その家の前を通り過ぎてこちらへとやって来たので、わたしもここで、来た道を引き返すことにしました。

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 つぼみの多い蘭の花が、道の右手に咲いています。

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 風景も、青空に幾筋も流れる白い雲も、きれいです。

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 若葉が育ち始めたカエデ(acero)の木も、そこかしこで見かけました。

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 花や風景に足を止めて写真を撮り、夫に遅れて歩いていたわたしが、ふとトレッキングコースの右手を見ると、夫がコースから離れた不思議な地形の斜面を登っています。

 夫が「ぼくはここを通ってトレッキングコースに後で合流する」と言ったとき、わたしは最初は、コースをそのまま歩いていくつもりだったのですが、そのときにぎやかな話し声が聞こえて、わたしの後方から、家族連れがやって来るのが見えました。

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 そうして、楽に夫の方へと歩いて行けそうな場所があったので、わたしもコースから脇道に逸れてみることにしました。

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 澄んだ青空に、指を広げた手を描いたような白い雲が広がっています。

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 月面や砂漠のような風景の中を歩いて、ペルージャの郊外にいながらにして、未知の地での冒険気分を味わうことができました。

 先を歩いていた夫が引き返して、「この先は、君には歩くのが難しそうだから、トレッキングコースに戻ろう」と言うので、コースへと引き返しました。

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 この珍しい蘭の花も、昨日はいくつか見かけました。姿が虫に似た花を咲かせて、虫を引きつけ、受粉を助けてもらうのだと、夫からも聞きましたし、薬草学講座でも学びました。

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 夫の車に戻ると、そのすぐ近くにも、ユーフォルビア属ではないかと思われる花が、たくさん咲いていました。散歩中にも見かけたのですが、風に吹かれて揺れていたため、撮影が難しかったのです。

 1時間半弱の散歩でしたが、いつもと違う道を歩いたおかげで、たくさんの蘭の花やきれいな空と雲を見ることができ、冒険気分も楽しむことができて、うれしかったです。

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Passeggiata tra fiori di orchidee ed erica
Paesaggio lunare ma siamo a Perugia
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by tokotakikuh at 2021-04-19 15:35
自生ランが咲くのですか
夢のお話のようです
まさに・歩かれている風景は
未知への冒険ですね

私は、登山おろか、トレッキングもしないで
この年です
せいぜい・ウオーキング程度
それも、スピードを上げないウオークですが
眼に入る風景に「寄り道」は大好きです

もしも?なんてあれば・・
私は、目的地へは到底到着不能でしょうね((´∀`))ケラケラ
Commented by meife-no-shiawase at 2021-04-19 17:40
今日は本当にいつもとは雰囲気の違った道でしたね。
本当に月とか沙漠・・・そんな感じですね!!!

野生の蘭って・・・すごいですね。
蘭って育てるのがとっても難しいと聞きますが
野生で育っているのがたくましい!
最後の一枚は蘭というよりサボテンのような強さを感じます。
Commented by milletti_naoko at 2021-04-20 23:52
zakkkanさん、ウンブリアでは、例年5月の初め頃から、色とりどりの様々の品種の自生の蘭が、野山に咲き始めるように思います。

通勤のためにバス停へと行き帰りする道路の脇にも、蘭の花や野生のアスパラガスが育っていて、驚いた年もあります!

毎日欠かさず歩かれているzakkkanさんの方が、歩かない日の多いわたしより、実は体力も歩く力も着実につけていらっしゃるかもしれませんよ。
Commented by sunandshadows2020 at 2021-04-20 23:54
そちらはまだ寒そうですね。
此方は寒、暖を繰り返していますが、その振り幅が大きく驚きます。

またご主人が先に!
でも戻って来てくれるのが嬉しいですね。
野の花がそんなに多く、写真を撮るだけでも大変、遅れそうと思いながら拝見していました。
わたしも同じように立ち止まって野の花鑑賞すること間違いなしです。
Commented by milletti_naoko at 2021-04-21 00:10
メイフェさん、地面や草花の生え方が違うだけで、どこか異世界にいるような気分を楽しむことができました。ちょうどつい最近、初めての月面着陸について当時の様子を語る報道や番組があったので、なおさらのこと。

育てるのが難しい蘭は、湿気がとても多く年中暖かい地域に育つの品種であるのに対し、ペルージャやウンブリアの山で見かける蘭は、冬は雪が降ることもあるほど寒いこともあり、夏は雨が降らずからからした気候の中でも野山に育つので、かなり生命力が強く、たくましいのではないかと思います。

書き方が紛らわしくてすみません。最後の花は蘭ではなく、おそらくユーフォルビア属ではないかと、前に似た花について調べたときのことから、そんなふうに考えています。
Commented by milletti_naoko at 2021-04-21 00:16
お転婆シニアさん、少しずつこちらも暖かくなってきてはいるようですが、今日はまだ最低気温が3度という予報が出ていて、朝晩は暖房をつけている状況です。

前日に夫についていったら、とんでもないところ、ここでわたし一人では引き返せないというところで、「僕はこの道を行くからね」と言うので、最後にはとんでもないイバラの道を歩かざるを得なかったので、そういう恐れがあるときは、安全な知った道であれば、一人でもそちらを選んで進むことにしました。

一人で歩いた方が、花を見たり撮影したりする時間はゆっくり取れるのですよね。夫もだからきっと待ちきれずにやって来たのでしょう。
by milletti_naoko | 2021-04-18 23:02 | Umbria | Trackback | Comments(6)