イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

花彩り緑優しいオルヴィエート

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 今日は、1月8日以来、実に久しぶりにオルヴィエート(Orvieto)を訪ねました。

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Orvieto (TR), Umbria 26/4/2021

 東西に長く伸びるオルヴィエートの歴史的中心街の、断崖の上にある駐車場に車を置き、

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アルボルノス城塞の門、Porta Roccaを通って、

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オルヴィエートの歴史的中心街をいただく凝灰石(tufo)の岩壁の下をめぐり歩く、崖下周遊トレッキングコース(Anello della Rupe)に出て、ゆるやかな坂道を下っていきます。

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 道沿いにも、そして岩壁にも、色とりどりの野の花がたくさん咲いています。

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 しばらく歩いてふり返ると、アルボルノス城塞の門が、岩壁の上に見えました。

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 ヒナゲシ(papavero)の花が、少しずつ咲き始めています。

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 けれども、今花盛りで、道の脇にも、そして岩壁にも咲きほこっているのは、菜の花です。太陽の光のようなレモン色の花が一面に咲く道を、花を楽しみながら歩きました。

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 東西に長く伸びるオルヴィエートをいただく断崖の東の端から西の端まで、崖下の道を時計回りに歩き、それからエレベーターで崖の上まで登りました。

 秋には黄葉が美しかった菩提樹(tiglio)の並木が、今は若々しい緑の葉に包まれています。

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 崖の上に登って中心街を歩いたのは、昼食を食べるためです。午後2時を過ぎていたので、バールでサンドイッチを買って食べたのですが、このあと大聖堂に向かうと、まだ昼食を外で食べられるレストランやピザ屋があちこちにあったので、夫がそれを見て、残念そうな顔をしていました。久しぶりにバールでコーヒーを飲むことができてうれしかったです。

 先日ノルチャに行ったときにも、バールでコーヒーを頼みはしたのですが、当時はまだプラスチックのカップに入ったコーヒーを、バールから離れた場所で飲まなければいけなかったのです。この写真は人がいないときをねらって撮影しました。

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 昼食後はオルヴィエートの大聖堂(Duomo di Orvieto)を見に行き、美しい正面を眺めました。

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 大聖堂の近くにも、藤(glicine)の花がきれいに咲いています。

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 周遊コースの残る北半分を終えようと、オルヴィエートの中心街の西の端へと歩くと、今も花盛りの赤い椿(camelia)がきれいです。

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 西の端に戻ると、凝灰石の上にも、かわいらしい花が咲いています。

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 周遊コースの北半分も、崖下を歩く予定だったのですが、眺めがいいからと、崖の上を歩いていくことにしました。高みからは町並みや岩壁と共に、本来なら歩いたはずの崖下トレッキングコースも、見ることができました。

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町中の花や断崖の上からの見晴らし(冒頭の写真)を楽しみながら、駐車場へと戻り、ペルージャへの帰途につきました。

 3か月もの間、ペルージャやウンブリア州がオレンジゾーン、レッドゾーンで、原則的に市内から外に出ることができない日々が続いていたため、夫は、「5月になって、市外への移動が可能になったら、有給休暇を取って、旅行に行こう」とずっと言っていました。当初の予定より早く、今日、4月26日月曜日から、イタリアの多くの州同様にウンブリア州もイエローゾーンとなり、州内の他の市町村や、他のイエローゾーンの州に行くことができるようになりました。けれども、明日からは数日雨の予報が出ている上に、職場で夫が担当しなければいけない業務が5月中にあって、その業務がまだいつになるか分からないとのことなので、とりあえず今日1日だけ休暇を取って、オルヴィエートに行くことにしました。

 トラジメーノ湖にフィオンキ山、ラヴェルナと、行けるようになったらぜひ行きたい場所は他にもあったのですが、今日はオルヴィエート以外は朝は雨という予報が出ていました。トラジメーノ湖には、オルヴィエートから家に戻ったあと、早めに夕食を食べて、それから夕焼けを見に行こうと考えていたのですが、二人とも疲れていた上に、空がひどく曇って、天気も悪そうだったので、今日は行くのを見合わせることにしました。

 久しぶりにオルヴィエートを歩くことができて、うれしかったです。

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- 崖下の金いろ菩提樹と日本食、オルヴィエート / Orvieto in autunno (8/10/2020)
- 規制解除ようやく湖へ山へペルージャを出て / Zona gialla dal 26 aprile (22/4/2021)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by nonkonogoro at 2021-04-27 08:27
オルヴィエートの美しい風景を
見せて頂いて ありがとうございます。

こんな素晴らしい場所に
日帰りで行けるなんていいですね~
車で どのくらいの時間がかかるのですか?

海外の作家さんの小説で
イタリアが出てくると
なおこさんのブログで 拝見した場所もあって
とても楽しくなれます。

訪れたことのない イタリアですが
色々物知りになってきて うれしいです。

Commented by Kco at 2021-04-27 10:49 x
春のオルヴィエート散策羨ましい❗️ 写真見ていると今すぐ訪れたくなります。次は一体いつ行くことが出来るのやら。来年春には自由に行き来が出来ているといいのですが。
トラジメーノ湖やアッシジのアップデイトも気長にお待ちしています❣️
Commented by tokotakikuh at 2021-04-27 14:52
この風景だけでも、充分すぎる旅気分です(笑)
何時もながら・アングルが素敵
そして、広大さに魅了
何よりも、重い歴史を感じます

静かに、解除が始まったのですね
うまく都合がつくといいですね
楽しみにしています
旅日記を・・
Commented by meife-no-shiawase at 2021-04-27 16:16
菜の花や椿・・・
藤のお花もそうでしたが、日本と同じ種類のお花が
日本と同じぐらいの時期に咲くのですね~。

お天気もよくてあちこちに美しい花が咲いていて
気持ちのよい外出になりましたね~♡
Commented by u831203 at 2021-04-27 16:49
先日はわざわざご心配とお見舞いのコメントいただき、
ありがとうございました。
おかげさまでほぼ快復いたしました
イタリアもこれから良い季節に向かうことでしょうが
季節の変わり目ゆえ なおこさんもご主人もくれぐれもご自愛ください masa
Commented by milletti_naoko at 2021-04-28 17:51
のんさん、こちらこそうれしいコメントをありがとうございます。最近は道中道路工事で片道通行の区間が多く、車の量にもよるのですが、ペルージャからは1時間半ほどで行くことができます。

イタリアが舞台となる海外の小説を読まれることがあるんですね! どんな作品か気になります。

わたしも本や映画を通して、興味を持って行った場所があると同時に、訪ねたことがあるので、ドラマや本をより楽しむことができるということがよくあります。
Commented by milletti_naoko at 2021-04-28 17:58
Kcoさん、菜の花がこんなにたくさん咲いているとは思わなかったので驚きました。もっと早ければ崖の上のミモザがきれいだったでしょうし、しばらくするとヒナゲシがいっぱいに咲くことでしょう。春は花も美しいです。来年春までにはワクチンの接種も進み、また自由に旅行できる日が戻ってきますように。

楽しみにしてくださって、ありがとうございます。今日も朝から雨で、湖はお預けなのですが、再び行ける日をわたしも楽しみにしています。
Commented by milletti_naoko at 2021-04-28 18:04
zakkkanさん、ありがとうございます。
切り立つ崖の上に中心街があり、崖の下を通る散歩道があるおかげで、岩壁の眺めで写真にも奥行きや立体感が出る上に、崖の上からの見晴らしがすばらしいです。

考古学博物館なども、人数制限などが設けられるものの、各地でこれから少しずつ開き始めるとのことです。

Commented by milletti_naoko at 2021-04-28 18:13
メイフェさん、日本の春に見た懐かしい花がこうしてイタリアの町やの山に咲くのを見られて、うれしいです。

幸い雨も降らず晴れ間も見えて、花もたくさん咲いていて、本当に久しぶりの遠出を十分に楽しむことができました。ありがとうございます♪
Commented by milletti_naoko at 2021-04-28 18:14
masaさん、どういたしまして。
お元気になられつつあると知って、うれしいです。
季節の変わり目はやはり体調を崩しやすくなるのでしょう。どうかくれぐれもお大事にお過ごしくださいね。ありがとうございます。わたしたちも気をつけて過ごしたいと思います。
Commented by snowdrop-uta at 2021-04-29 16:59
こんにちは。
最後のクリーム色の花のお写真、
モッコウバラでしょうか?
ヨーロッパでも見られるのかしら、と
思っていたところだったので
目が吸い寄せられました。
イタリアの藤、見事ですね!
いつか見てみたいです。
Commented by sunandshadows2020 at 2021-04-29 22:40
オルヴィエート、私のお気に入りですが、なおこさんもですね!
聖堂の右の道路から街に入っていって聖堂の横が白と黒のストライプだったのに、真正面では濃厚な絵画が描かれていてその違いが面白いと思ったものです。こうして春のオルヴィエートを見せていただくと、今すぐにでも行きたくなります。
歴史の深い美しい場所が多いイタリア、羨ましいです。
Commented by milletti_naoko at 2021-04-30 04:12
snowdrop-utaさん、こんばんは。
モッコウバラだとおもいます。うちの庭にも、というよりは敷地を区切る金網にもたくさん咲いているんですよ。

いつかこちらで藤をご覧になれる日が、どうか早く来ますように。
Commented by milletti_naoko at 2021-04-30 04:20
お転婆シニアさん、お気に入りの町なんですね! わたしたちも、何がきっかけだったか、数年前に魅力に気づき、さらにおいしい日本料理店まで近くに見つけて、よく通うようになりました。四季を通して美しいのですが、春はやはり色とりどりの花が咲いて、花見をしながら散歩できるように思います。

いつかお越しになれる日が早く戻ってきますように。
by milletti_naoko | 2021-04-26 23:41 | Umbria | Trackback | Comments(14)