イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

花に満ち牛が突進フィオンキ山

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 昨日、フィオンキ山を登ろうと、スポレート(Spoleto)の中心街の近くから

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Spoleto (PG), Umbria 30/4/2021

登山口を目指して、車で山を登っていくと、

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鮮やかなピンクの花が美しいセイヨウハナズオウ(albero di Giuda)が花盛りで、

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ドライブしながら、花見を楽しむことができました。

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 そして、いつもの場所、近くの村への道と山への道との分岐点であるBivio Patrico(標高1040m)から、約2時半かけて、フィオンキ山の頂上まで歩きました。

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 歩き始めてまもなく、アネモネ(anemone)が一面に咲いているところがあって、とてもきれいでした。白、水色、薄紫色など、様々な色の花が咲いています。

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 ピンクやレモン色の蘭(orchidea)も、まだ咲き始めでしたが、あちこちで花を見かけました。この写真は、フィオンキ山(Monte Fionchi、標高1337m)を頂上まで登って、下っている途中に撮影したものです。

 頂上の十字架付近で、カメラの操作を間違えて、うっかり写真の縦横比を16:9にしてしまったため、以下の写真はすべて、かなり横長になっています。

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 登山道の途中に給水場があるので、下っている途中に、その給水場の近くに腰を下ろして、おやつを食べました。

 そうして実は、その給水場がある平地が近づいてきた頃から、カランカランと、鐘の音が響くのが聞こえ始めたので、ひょっとしたら羊がいて、そうすると牧羊犬もいるのではないかと不安を感じていました。かつて一度だけこの場所で、羊たちと牧羊犬を見かけたことがあるからです。フィオンキ山への登山道で一番よく見かけるのは牛と馬で、特に牛は、頂上付近で見かけることが多く、わたしたちが山を下って駐車した車へと戻る途中に、後から来た牛たちに追い越されることもあれば、わたしたちが車に到着したあとに、牛たちが同じ道を通ってやって来ることもあります。

 幸い、牛たちが一頭ずつ木の後ろから姿を現して、向こうの方へと歩いていくのが見えたので、牛であれば牧羊犬もいないはずだとほっとしました。

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 このあと、わたしたちが再び歩き始め、車に戻ろうと登山道を歩いていると、道からそう離れていないところで、牛たちが草を食んでいることが、涼やかに響き続ける鐘のおかげで、分かりました。そうして時には、こんなふうに、その牛の姿が見えることもありました。

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 出発地点に戻ったのは、午後4時過ぎでした。出発からは4時間半後、フィオンキ山の頂上到達からは2時間後です。

 ところが、登山靴を履き替えて、車に乗り込み、さあ山を下ろうと、出発したその直後のことです。

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 わたしたちの進行方向から、牛たちがやって来ました。

 2、3頭ではないかと思って、夫がそのまま進もうとしていたら、ところが、

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牛たちが、後から後からやって来るではありませんか。

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 仕方がないので、しばらく止まって、牛たちが通り過ぎるのを待っていたら、こんなふうに車のすぐ近くまでやって来る牛も時にはいたので、びっくりしました。

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 本来なら平坦な道を歩いて移動できたはずなのに、夫の車が邪魔なので、高みまで登って迂回していたようです。重そうな牛たちが、ひょいひょいと登っていくのを見て、驚きました。

 ようやく牛たちが通り過ぎたようだと、車で進み始めてからも、

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きちんと一列に道の端に並んで歩いてくる牛たちを見かけました。

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 最後尾は雄牛で、なぜか他の牛たちとは反対側を歩いていました。夫が言うにはおそらくまだ若い雄牛だからだろうとのことですが、幸い車に向かって来ることもなく、他の牛たちが向かった方向へと、歩いていきました。

 山道を車で進むことは少なくないので、こんなふうに道路で牛に出会ったり、道の向こうから牛が歩いて来たりすることは、これまでにもあったのですが、こんなにもたくさんの牛たちが次から次へと歩いてくるのを見たのは初めてのことです。

 今年の干支の牛さんたちと、一度にこんなに行き交うことができたのは、きっと縁起がいいことだということにしておきましょう。

関連記事へのリンク
- 羊・馬のんびり道路にノルチャ・カステッルッチョ

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by nonkonogoro at 2021-05-02 09:14
白馬ならぬ 白牛ですね~
ちゃんとしつけられているので
真面目に一列で 歩くのですね。

スイスの山で放牧されている牛は
茶色くて 蠅がいっぱいたかっていて
近寄りがたいですが
この白い牛さんたちは
とても清潔そうに見えますね。。。

Commented by みーは at 2021-05-02 12:14 x
こんにちは♪
やっぱり牛も外国の姿をしているなって感じます 
Commented by tokotakikuh at 2021-05-02 14:10
凄いですね(笑)
長閑すぎますね
でも、牛の行列に・驚かれたでしょうね

実際に目で見ると、大きいでしょ?(笑)

登山を楽しむおまけですね・・(* ´艸`)クスクス
Commented by zao480 at 2021-05-03 00:19
1000m付近でもアネモネの花が咲き始めているんですね。こちらの1000m付近はまだまだこれからです。白いアネモネはこのあたりのキクザキイチゲにそっくり、山の花は似ているのかな。ランの花も色がとてもきれいですね。
多数の牛に遭遇したのが車に乗っているときでよかったですね。動物はほとんど大丈夫なのですが、牛はちょっとだけ怖いです。子供のころキャンプした時、牧場の人が仕切りを閉め忘れてキャンプ場に牛が数頭来てしまい、テントを倒したりおしっこしたり大騒ぎになったことがあります。それからちょっと苦手です(;'∀')。何の因果か今住んでいるところも牛が多いですが、さすがに道は歩いていません。
Commented by milletti_naoko at 2021-05-03 06:43
のんさん、白い牛たちは、本場はトスカーナですが、ウンブリア州でもあちこちで放牧されているキアニーナ牛です。最初の牛たちは道いっぱいに広がって歩いていましたが、後ろの方の牛たちは、ちゃんと道の端を歩いていて、えらいですよね。
Commented by milletti_naoko at 2021-05-03 06:47
みーはさん、イタリアにもいろいろ種や色の牛がいるのですが、ウンブリアやトスカーナで山を歩くと、この白いキアニーナ牛に出会うことが多いです。
Commented by milletti_naoko at 2021-05-03 06:50
zakkkanさん、1500m近く、あるいはそれを越えるような高い山では、牛の群れを見かけることも少なくないのですが、標高1000mあまりの、しかも車が普通に通る道だったので、こんなにもたくさん道の向こうから歩いてくるのを見て、びっくりしました!

歩いているとき、近くから見ることもあるのですが、かなり大きいです!
Commented by milletti_naoko at 2021-05-03 06:59
zao480さん、東北はやはりまだこちらに比べて、きっと涼しいのではないかと思います。調べて写真を見て、確かにキクザキイチゲに似ていると驚きました。アネモネ属にもさまざまな花があり、中には国や地域が違っても、似ている花があるのでしょうね。

幼い頃にキャンプ場でそんな経験をされたとは! 大けがをするような人は幸いいなかったようですが、それは大変でしたね。動物は、こちらでは、牛や馬は比較的おとなしいのですが、雄牛にはやはり気をつけなければいけないようで、一度だけ気づいたら、山を下るわたしたちのあとを、知らぬ間に長い間雄牛たち2頭が追ってきているのに気づいたことがあり、おそらくは飼い主と間違えたのではないかと思うのですが、こわくなって、二人で全速力で逃げた覚えがあります。
Commented by ciao66 at 2021-05-03 16:29
こんどは牛に遭遇とはびっくりですね!のんびりした光景ですが、白い牛ばかりというのが珍しいと思います。アネモネの咲く美しい野山に癒されました。
Commented by milletti_naoko at 2021-05-03 20:13
ciao66さん、ウンブリアやトスカーナで、わたしたちが歩いていて見かける放牧されている牛は、たいていの場合この白く大きいキアニーナ牛なんですよ。

久しぶりに花いっぱいの山を歩けて、うれしかったです♪
Commented by sunandshadows2020 at 2021-05-04 21:53
セイヨウハナズオウは私の好きな花の一つです。
こちらにも2種類あって春先に楽しみました。
牛さんたち、別に道路を歩かなくても野原を歩けば良いのにと思いましたが、やはり野原でも所有者がフェンスで囲めば通れませんね。
白い牛が清潔そうに見えます。
引率する人か犬がいたのでしょうか?
Commented by milletti_naoko at 2021-05-05 01:59
お転婆シニアさん、鮮やかなピンクがきれいですよね。ひときわ色の深い桜の並木を見るようで、うれしかったです。

斜面が急で木が生い茂っているので、道が一番通りやすいのではないかと思うのですが、こんなにもたくさん道を牛が歩くのは初めて見たので驚きました。引率する人や犬はいませんでした。牛は、こちらでは、自分たちだけで草を食んだり、移動したりするのを見ることが多いです。
by milletti_naoko | 2021-05-02 06:05 | Fiori Piante Animali | Trackback | Comments(12)