イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

修道院向こうも湖ポルヴェーセ島

 おいしい昼食を食べて一休みしたあとは、島の高みを通る道を歩いて、11世紀に建てられた修道院跡を訪ねました。

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Chiesa di San Secondo, Isola Polvese, Umbria 6/5/2021

 教会は、壁や柱が一部残るばかりなのですが、その向こうにトラジメーノ湖(Lago Trasimeno)やオークの巨木が見えて、風情があります。

 元修道院は、島の北西の先端近くにあるので、上の教会跡の右手に建つ

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鐘楼の向こうにもまた、湖が見えます。

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 アーチや、かつては扉や窓があった穴の向こうに、青い空や湖が見えるのがおもしろく、美しいと思って、立つ場所やカメラを構える角度を変えて、写真を撮ってみました。

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 イトスギとオリーブの間を通って、島の北西にある修道院跡から、北東へと向かうと、

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 背の高い木々の枝の間に、トラジメーノ湖と東の湖畔の町、モンテ・デル・ラーゴ(Monte del Lago)が見えるところがあり、光の加減で、湖水の色がとてもきれいです。この写真は、ズームを使って撮影しました。

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 島の高みから、長いながい階段を下ると、昨日記事でご紹介した岩場の、すぐ近くを通る道に出ます。

 夫が立ち止まって左を見やっているのは、巣からマガモが飛び立ち、その残された巣に、卵があることに気づいたからです。マガモが巣を作ったときには、周囲に生えていた木や藪が取り払われてしまって、卵が丸見えになってしまっているのだろうと言って、夫はこのあとすぐに、木や枝を寄せ集めて、卵が外から見えにくいようにしてやっていました。

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 階段を降りていくと、昼食前に、腰を下ろしてゆったりとくつろいだ岩場の向こうで、日の光に湖水がきらめくのが見えます。わたしはもう一度、岩場まで行って眺めを楽しみたいと思ったのですが、夫が歩いていくので、後を追いました。

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 岩場の近くには、こちらの展望台があって、

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上に登ると、ポルヴェーセ島の東の岸、そして、トラジメーノ湖の東の岸を見晴らすことができます。

 さらにしばらく東の岸に沿って歩いてから、島の高みへと行く道を登り、

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先ほども通ったイトスギとオリーブに囲まれた道を通って、修道院跡へと戻りました。

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 このときにも道の右手のオリーブの木々の向こうに、トラジメーノ湖とモンテ・デル・ラーゴの町が、きれいに見えました。

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 サン・セコンド修道院は、教会は廃墟となっていますが、修道院の建物は、近年再建されて、研修や会議、授業などが行えるようになっています。

 元修道院とポルぜーセ島をかたどった緑の間を通って、奥に見えるトラジメーノ湖と西の岸辺を眺めに行き、

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そのあと再び、島の中央の高みを通る道を、南の端にある港へと向かって、歩いていきました。

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 港へと急いでいたら、草の間にウサギがいるよと、夫が教えてくれました。このあとは、港の近くまで歩いてから、日陰のベンチに腰を下ろして一休みし、午後4時45分、出発5分前に港に着いて船に乗り、島を後にしました。

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 学校の夏休みが始まる前の平日で、感染下でもあって利用客が少ないからでしょう。今回は船が小さいので驚いたのですが、船に乗っている間は、湖をすぐ近くから眺めることができました。

 せっかくの有給休暇なのだから、ポルヴェーセ島のあとはキウーシに行こうか、カスティッリョーネ・デル・ラーゴに行こうかと、夫は島を訪ねたあと、さらにあちこちに行くつもりだったようですが、わたしはせっかくだから久しぶりに島でゆっくり過ごしたいと考えていたので、長い間島で過ごすことができて、うれしかったです。

関連記事へのリンク
- 久しぶりの散歩うれしいポルヴェーセ島、トラジメーノ湖

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by tokotakikuh at 2021-05-08 14:20
人が・・いない・・
もったいない・・日本人的発想です(〃艸〃)ムフッ

イイネ・・
行ってみたくなります
もう?ダメかな??
ヨーロッパの旅は・・(笑)
Commented by ciao66 at 2021-05-08 17:54
修道院の廃墟と湖の風景がうまく調和が撮れていますね。
オリーブ畑と糸杉が雰囲気を盛り上げてくれますし、
空の雲を映す湖面が美しい!
一日たっぷり島を楽しめて良かったですね。
拝見していて、ガルダ湖のローマ人の遺跡を思い出しました。
https://ciao66.exblog.jp/22676221/
Commented by milletti_naoko at 2021-05-09 01:18
zakkkanさん、2時間もあれば、岸辺に沿って歩いて島をぐるりと一周できる小さい島で、夏の週末は特に、例年ならかなり大きな船で、かなりの観光客が訪れるのですが、この日は夏休みには早く、平日だったおかげもあって、歩いていて出会った人は、全部で2、30人くらいだったのではないかと思います。

今日通りかかったペルージャ市内の公園とバールの人だかりに驚きました。もっと皆が人の少ないところで互いに距離を取って過ごすようにできればいいのですが。

来月半ばからは、ヨーロッパ圏外からでも、ワクチンを2度摂取した人や検査で陰性だった人、新型コロナウイルスにかかって数か月以内の人はグリーンパスでヨーロッパを旅行できるようになるという話が進んでいるようで、最近時々ニュースで聞いています。

どうか早く皆が旅行を心やすく楽しめるときが戻ってきますように。
Commented by milletti_naoko at 2021-05-09 01:29
ciao66さん、廃墟の向こうに空や湖が見える風景が美しいなと感嘆しました。国破れて山河あり、夏草や兵どもが夢の跡。人間の営みのはかなさと自然は永遠という構図は、古今東西を問わないのだなとも感じました。館や庭園、墓地に植えられがちなイトスギの並木とオリーブ園の数世紀を経た木もあろうオリーブの木々がいっしょに並んでいるのも、おもしろいです。

いつになく湖の色や空や雲を映す湖面がきれいでした。共感してくださったと知って、うれしいです♪

記事、拝見しました。古代ローマの遺跡の向こうに見える湖の風景、えも言われず美しいですね。ガルダ湖の近くには行ったことがあるのですが、合唱団一行との駆け足旅行だったので、こんなふうに自然や風景の美しい場所、散歩コースがあるとは知りませんでした。
by milletti_naoko | 2021-05-08 06:32 | Umbria | Trackback | Comments(4)