イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

神秘的な光 花うつくしいペンニーノ山

 今日の午後は、コルフィオリート近くにそびえるアクート山(Monte Acuto、1300m)を登ろうと、黄色い花に彩られた畑の間の道を通って、山を目指しました。

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Monte Acuto, Umbria 9/5/2021

 去年の5月、アクート山の隣のペンニーノ山を登ろうと、登山口まで車で登っていたら、道を間違えて、アクート山を登ってしまいました。そこで、ペンニーノ山の代わりに、アクート山の頂上まで歩いて登ったら、色とりどりの野の花が咲いていて、それは美しかったのを、覚えていたからです。


 ところが、なんということでしょう。今年は、アクート山に行くつもりで、気づいたら道を間違えて、車でペンニーノー山を登ってしまっていました。そこで、雨が降るのではないかと思われるほど暗い雲が空を覆っていたこともあって、ペンニーノ山を、車で行けるところまで登ってみることにしました。

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 途中で、草原一面に、野の花がたくさん咲いているところがあったので、車から降りて、風景と花を愛でました。

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 色とりどりのスミレや忘れな草、

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蘭が咲き、

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 流れる川のように、白いヒナギクの花が、一筋となって咲いています。

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 標高がとりわけ高い山や高原で見かけることが多いゲンチアナ・ベルナも咲いていたので、驚きました。

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 それから再び車に乗り込み、頂上近くに駐車して、山を歩いて登りました。ペンニーノ(Monte Pennino)は、標高1571mです。十字架を目指して歩いて行きます。

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 眼下に広がる眺めがすばらしく、

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雲の間から差して、空と地上を照らす日の光が神秘的です。

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 風景を見やりながら十字架まで歩き、十字架のそばから、なおも見晴らしを楽しみ、それから車へと戻りました。

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 今なお雪が残っているところも、わずかではありますが、何箇所か見かけました。

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 イタリア中部の野山で見かける自生の忘れな草は、花が開くと、右の花のように空色をしている場合がほとんどです。今日はピンクの花をいくつも見かけたので驚きました。

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 下方に見える夫の車の向こうに、山並みがいくつも連なっています。その一番奥、雲に隠れて、雪の筋が見えるのが、シビッリーニ山脈です。

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 車に戻ったあと、夫は車でどこまで行けるか見てみようとしたのですが、しばらく進んだ先に、雪がまだ残り、左右の木が道に倒れているところがあったので、来た道を引き返しました。その近くの斜面に、レモン色とピンクの蘭の花がたくさん咲いていました。

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 車でペンニーノ山を下っていくと、前方に見えるシビッリーニ山脈が少しずつですが、雲の間から姿を現してきていました。

 うちを出たときに楽しみにしていたアクート山の花は見られませんでしたが、ペンニーノ山の眺めと花を見ることができてよかったです。歩きたい気持ちもありましたが、夫が言うように、いつ雨が降ってもおかしくないような空模様でした。幸い帰宅するまで雨に降られることもなく、いつもよりかなり渋滞気味の高速道路を通って、無事うちまで戻りました。

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Tanti fiori spontanei, luci crepuscolari suggestive
e ancora un po' di neve domenica sul Monte Pennino
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by sunandshadows2020 at 2021-05-10 08:17
あいにくの曇り空でしたが、曇っている時の方が花が綺麗に映りますね。そして景色もダイナミックに見えます。
間違えた道でしたがそれが野の花満開で迎えられ嬉しかったでしょうね。すみれの立派なこと、それが野の花かしらと思える程です。ゲンチアナ、べルナも素敵な色ですね。
残雪があるのならそんなに暖かくはないはずです、その方が歩きやすいかも知れませんね。こんな時期ですから雨に濡れて風邪をひき病院へとならないようについ気を使いますね。
Commented by nonkonogoro at 2021-05-10 11:09
美しい風景と 可愛い花達
朝から さわやか気分になれましたよ。!(^^)!

昨日のニュースで
イタリアのガタリ洞窟で ネアンデルタール人の遺骨が見つかったと知りました。まだまだ たくさんのネアンデルタール人や動物達がこの地で眠っているのでしょうね。
何万年も前~ ちょっと想像できませんねえ。。。

Commented by tokotakikuh at 2021-05-10 16:27
この風景が待ち受けているなら
登ってみたくなります
しかし・・はい・・しかし・・
もう、私には、憧れの世界です
魅せていただくるので、諦めもつきます
素晴らしいです
Commented by milletti_naoko at 2021-05-11 07:15
お転婆シニアさん、ありがとうございます。黒々とした雲に驚きましたが、山を車で登るとき、方角が変わるたびに、見える空の風景ががらりと変わるのもおもしろく、歩いていたら、雲間から差す光が神秘的で本当にきれいでした。不思議とかなり遠くまで山々が見えて、夫は海さえ見えると言っていました。

標高が高いので日が当たらないところの雪はなかなか解けないのでしょう。風が吹いていたためもあり、平地は暑いほどだったのに、曇り空の下の山上は寒くて、コートを着なければいけないほどでした。
Commented by milletti_naoko at 2021-05-11 07:22
のんさん、ありがとうございます。たくさんの野の花が彩る緑の向こうに壮大な山の風景、車でかなり高くまで登ったので、それほど歩かずに楽しむことができました。

ネアンデルタール人の遺骨の発見、日本でもニュースとして報じられたんですね。イタリア各地で大昔の住居跡やかつて食べられた動物の骨が発見され、その博物館もあって、興味深いです。
Commented by milletti_naoko at 2021-05-11 07:30
zakkkanさん、ありがとうございます。
山のかなり高みまで砂利道を登っていったので、はらはらしましたが、眺めがすばらしく、野の花もたくさん咲いていて、とてもきれいでした♪
by milletti_naoko | 2021-05-10 05:36 | Umbria | Trackback | Comments(6)