2021年 05月 14日
ルクレツィア・ボルジアゆかりの城荒れて花・緑彩るネーピの町
わ~ネーピに行かれたのですね!
なおこさんのブログで私もお写真を通して拝見させていただきましてとても感動しています!
ルクレツイアが短い間過ごした城がこのように遺っているなんて凄いですね。荒廃してしまったとはいえ、実際に訪れると百聞は一見にしかずでいろいろお感じになられたことも多かったことでしょう。
ルクレツイア・ボルジアは作家によって、また研究者によって評価がかなり分かれる人のようですね。父と兄が強烈で時の権力者でもあり、女性としての幸せを追い求める気持ちと命懸けの権力闘争の狭間で大変な一生を送ったことでしょうね。
昔、ヴィテルボには立ち寄ったことがありました。ウンブリアからローマへ向かっていくと風景が平らかになっていくのが印象的でした。もう少し北にあるモンテフィアスコーネという小さな街もとても印象的でした。
それにしてもイタリアはやっぱり凄い!国中がくまなく文化歴史遺産で満ちていますね。史跡が数々遺っているのも凄いことです。
なおこさんのブログでは知らないことばかり教えていただき感謝しきれません。本当に興味深いお話ばかりです。
ご主人様とドライブ、そしてネーピでの散策、とても開放的に愉しまれたご様子が伝わってきます。
燦々とした日を浴びて、晩春の風景が眩しいほど綺麗。
ネーピというのはどのあたりでしょうね。
後で調べなくては。
先日ニューヨークタイムズを読んでいると、ムッソリーニをサポートしたということもあって、イタリアがリパブリックになった際に追い出された王家の末裔の話が載っていました。
彼らはフランス在住で、サヴォイ家だとか。
歴史で習った名前ですが、なんだかイタリアらしくない名前ですね(?)
家長はテレビホストで有名人らしいですが、男子が生まれず、分家と張り合ってる模様。
皮肉たっぷりに書かれた記事で、彼らの本城跡は今やパーキング場になっていて、土地の人にサヴォイ家のことを訊いても誰も知らないとかデシタ。
確かに、聞き齧ったイタリアの歴史には、大金持ちのメディチ家とか、ここに書かれているルクレチア・ボルジアのの名前など耳にしますが、王様って影が薄いのですか?
大名が各地に割拠して互いに牽制していたあたり、日本の歴史にも似たような感じですが、王家は天皇家のように象徴的だったのかしら?
Anyhow 、記事のポイントは、19歳だかの娘を王位継承者に独断で決めたとかで、これまでの1000年以上の歴史を覆すと、イタリア在の分家からもボロクソに言われ、本人は「金銭目的ではない」と主張しているとの事でした。
王家には爵位を与える権利があるそうで、そこに大きな礼金が発生するそうです。
まだ爵位が堂々とあるんですね、イタリアには🇮🇹
王家の不在な爵位って何だろう?
イタリアの歴史番組では、悪い評価はかなり時代を下ってからの芸術作品などの影響による場合が多く、最近発見された文書からも、賢女・賢妻であったことが明らかになったとしている場合が多いように思います。政治の駒とされ、人生を翻弄されながらも、置かれた状況で、自らの役目を果たして生き抜いていった、そういう強さと責任感がある女性だったのではないかと推察しています。
確かにウンブリアでも南方は山が多く、マルケやラッツィオとの州境も、高い山であることが多いように思います。その山を過ぎると、ローマに向けて平野が広がってくる、そういう風景を旅をしながら楽しまれていたのですね。モンテフィアスコーネも見晴らしもたたずまいも美しい町ですよね。
こちらこそお心からの温かくうれしいコメントを、どうもありがとうございます
イタリア語ではサヴォイア家と呼ぶのですが、もともとはイタリア・スイス・フランスの国境周辺を収めていた貴族だったので、英語名はフランス語圏での名前に由来しているのでしょうね。ムッソリーニや戦争を支持はしなかったけれども反対はせずに署名をしたことはむろん、ドイツ軍攻撃の前に国を放り出して逃亡したことが、やはり戦後、イタリア市民が王政ではなく民主主義を選んだ理由だと思います。イタリアやヨーロッパでは様々な王家や貴族がそれこそ栄えては衰亡し、また栄えてということを繰り返していきた中、サヴォイア家もそうした一家の一つで、第二次世界大戦やムッソリーニについての問題はさておき、長い間政治的に分断し、他の大国に支配下にあった地域が多いイタリアを、そうした大国やローマ教皇の支配から独立させ、イタリア半島をイタリアという国として統一する機運を作ったという意味では、その功績は大きいと思います。
以前はイタリアでは時々テレビで見かけたのですが、最近はそう言えば見かけていません。イタリアではかつての王家の子孫という認識がある程度だと思います。
ちゃんと残っているのはいいですね。たとえ半分廃墟でも、それがかえって雰囲気を盛り上げる感じがします。
探検みたいなところも有って、バラの花や滝まで楽しめて良かったですね!
町を散歩するつもりで、ジャングルに入っていくのではないかという場所もあってびっくりしましたが、花もきれいでした♪