イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

花きれい猫いこうオルヴィエート風情ある村

 5月は花が最も美しい月、そして聖母マリアの月だと、夫は言います。先日、オルヴィエートの日本料理店に行く前に、散歩したスガーノ(Sugano)の村は、

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Sugano, Orvieto (TR), Umbria 8/5/2021

凝灰石(tufo)のレンガや石で築かれた家や町並みを、花や緑がきれいに彩っていて、散歩が楽しかったです。

 スガーノは、オルヴィエート市に属する村ですが、凝灰石の断崖の上に築かれたオルヴィエートの歴史的中心街から、車で約11km西に行ったところにあります。

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 この写真はスガーノを散歩した5月8日に撮影したものですが、5月15日土曜日に、ペルージャからボルセーナ湖に行ったときも、このスガーノへの分岐点があるところを通ったので、ふだんは意識していないのですが、よく近くを通っていたのかと驚きました。

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 駐車場に車を置いて歩き始めてすぐ、石の壁から育って元気に咲いている鮮やかなピンクの花を見かけました。

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 さらに歩くと、先日もご紹介した、野生味があり生命力旺盛な藤の花が咲いています。

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 今年は寒いため、花が咲くのが遅れ気味とは言え、5月になっても椿がきれいに咲いていることに驚きました。会えると懐かしくうれしい、日本の椿を偲ばせる椿です。

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 教会が建つ広場に面する家の庭でも、きれいなピンクの椿が咲いていました。

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 歩くわたしたちを、こんなふうに遠くから、じっと見つめている猫もいます。

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 額縁のように、パステルカラーの木の枠を、スミレの鉢植えの周りに配してある街角もあります。

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 花の色と鉢を覆う布の色、木の枠の色の取り合わせが乙で、すてきだなあと思いました。そうして、店の人に尋ねると、わたしが飾ったんですよと言うので、感嘆の気持ちを伝えました。

 わたしがこの写真を撮り始める前、夫が一人でバールにコーヒーを飲みに入ったので、コーヒーは昼食後だけにしようと考えたわたしは、店に入らずに、店の入り口の脇にあるこのスミレの花を撮影することにしました。夫が店から出てきたら、いっしょに散歩を続けようと考えていたのに、夫ときたらなんと、店から出たときに、すぐそばにいるわたしに気づかなかったらしく、どこかへと歩いて行ってしまったのです。

 バールの前にはずらりと一列に椅子が並んでいて、村の人が座って、隣の人とおしゃべりをしていたので、「まだコーヒーを飲んでいるのでしょうか」と尋ねたら、「あれ、とっくに出てきて、もう向こうへ行ってしまいましたよ。」と返事が返ってきたので、慌てて夫を探して歩き始めました。

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 夫の姿が見つからないので電話をして、夫がバールに入る少し前に、いっしょに見たみごとな椿がある広場で、待ち合わせることにしました。

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 近くの庭では、ピンクのバラとヒナギクもきれいに咲いています。

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 広場で待っていたらようやく夫がやって来ました。気づくと、車の下でまどろむ猫がいます。

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 村の人が皆とても親切で、向こうの丘の上に見える城を撮影していたら、「こちらへどうぞ。うちの庭は眺めがいいんすよ。」と言ってくれる人さえいました。

 夫はその城、サン・クイーリコ城へのトレッキングコースを歩いてみたいと考えていたようで、その人に行き方を尋ね、このあとは、花が彩るこちらの道を通って、城へと歩き始めました。

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Sugano, bel paesino, frazione di Orvieto
ora ornato dai fiori e dal verde.
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関連記事へのリンク
- 久しぶりに日本料理をオルヴィエートで、風情ある村訪ねてから寿司とてんぷら (2021/5/8)
- 青い湖椿きれいなボルセーナ (2021/5/15)

Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by yako12ya at 2021-05-19 09:33
おはようございます!

素敵な街並みと猫と花と( ,,`・ω・´)ンンントリプルパンチ頂きましたよ。
私の、心をわしづかみされちゃいました。
早く、どこにでも自由に行けるようになりたいですね~~。
Commented by tokotakikuh at 2021-05-19 10:21
イタリアは・今年は遅めの「花咲き」ですか
素敵ですね
この風景に、憧れて、何度も、パンフレットを眺めた頃
思い出します

ガーデニング
この言葉を自然体で受け入れたころ
海外のセンスを真似てみたくなったころ
花と、建物
それには、勝てない日本建築の違いを知ります

(=^・^=)
カワ(・∀・)イイ!!・・どこでみても
(=^・^=)ですね・・(笑)
Commented by meife-no-shiawase at 2021-05-19 15:54
この村は本当に雰囲気からしても
優しい方たちが住んでいらっしゃるのだろうな~と思えます。
お花も上手に飾ってあって、気持ちの豊かな方が
多いのでしょうね~。

ご主人さま。可笑しい~。
マイペースなときはとてもマイペースな方なんですね。笑。
Commented by sunandshadows2020 at 2021-05-20 14:11
ふふふ、我が夫とここまで似ているなんて!
猫のいる風景は安らぎますね。

ブログの内容から逸れますが、今イタリアの自転車レースをやっていて今日トラジメーノ湖をテレビで見ました。
昨日と今日はウンブリアを走っています。
舗装してない道路を75キロも走って選手は埃だらけ、雨が降らなくて良かったです。
Commented by milletti_naoko at 2021-05-28 17:36
シンシアさん、こんにちは!

ありがとうございます。こんなにすてきな町並みが通り道の近くにあったのだなあと、きれいな風景と花を楽しみながら歩くことができました。イタリアでは幸い、屋外ではかなり行動の自由が効くようになりましたが、今後も皆で注意が必要だなと感じています。
Commented by milletti_naoko at 2021-05-28 17:42
zakkkanさん、藤と椿がいっしょに咲いているのに驚きました。イタリアでは椿は、品種も違うのか、日本よりも咲く季節が遅いように思います。そう言えば、桜もそういう傾向があります。日本の皆さんのお宅や公園のお花の庭も、すてきだなと思いながら拝見しています♪

眠そうな風情もかわいらしいですよね。そう言えば、この車の下の猫の君、zakkkanさんのお友達ののらくろ君にどことなく似ているような。
Commented by milletti_naoko at 2021-05-28 18:03
メイフェさん、住む人たちが笑顔で、旅人にも温かい村っていいなと思いました。おっしゃるように、確かに花も通りかかる人が楽しめるように飾ってあります。

うちの夫、そうなんです。とってもマイペースなのはいつもなのですが、まさかバールのすぐ近くにいるのに気づかずに行ってしまうなんて!
Commented by milletti_naoko at 2021-05-28 18:08
あらあら、お転婆シニアさんのだんなさまも、待っているお転婆シニアさんに気づかずに行ってしまうことがあるんですね!

猫がゆったりと暮らせる場所は、人にも優しい場所ですよね。

アメリカからもご覧になったんですね! わたしたちも、トラジメーノ湖を選手たちが通り過ぎるまではテレビで観戦しました。最後の砂利道かつ登り道が長いということは、こちらでは最初の解説でも語っていたのですが、そういう道は確かに、皆が自転車で一斉に通ると砂埃もひどいので、車ではないからまともに埃の中を走る選手は大変でしたね。夕方にトラジメーノ湖の対岸からゴールがある地方を見やって、雨が降っただろうかと夫と話していたのですが、雨は降らなかったんですね。せめてもは雨に降られず、本当によかったです。
by milletti_naoko | 2021-05-19 06:29 | Umbria | Trackback | Comments(8)