イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

ボルセーナ湖で昼食 美しい村の散歩のあとで

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 紫陽花の花を愛でに、ボルセーナ湖を訪ねた日は、湖畔のレストランでの昼食の前に、まずはイタリアで最も美しい村の一つであるボルセーナ(Bolsena)の中心街を散歩しました。

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 駐車場から、キョウチクトウの花の間を通って、古城へと登っていきます。

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 そうして登っていく間にも、町並みや湖がきれいに見えるところがあります。

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 古城や紫陽花の花、湖の見晴らしが美しいこの広場には噴水があって、

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魚がたくさん泳いでいます。

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 古城の内部は博物館になっていて、数年前に訪ねると、近隣の遺跡の出土品や、ボルセーナ湖が火山活動からどのように生まれたかなどの興味深い展示があり、城の高みからの眺めもすばらしかったです。

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 屋根や町並みの向こうに、ボルセーナ湖が広がっています。

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 見晴らしが美しいお気に入りの場所にも行ってみました。

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 かつて古代エトルリア文明が栄えていた土地だからでしょう。遺跡で見られる像の頭部を象った植木鉢を、あちこちで見かけました。


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 建造物の美しさを楽しみながら、急な坂道を古城近くから下っていきます。

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 ひどく暑い日でもあったからでしょう。のんびりくつろいでいる猫を、散歩中に何匹か見かけました。

 これまでにも何度か食べたことがある、友人たちおすすめの店に電話をして席を予約し、駐車場まで戻り、車に乗って店へと向かいました。

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 レストランはこんなふうに、ボルセーナ湖のすぐそばに建っています。開店5分前に到着してしまい、まだ店の方が食事中だったので、30分ほど湖畔を散歩して、それから店に戻りました。

 わたしたちが食べたいと考えていた席には、すでに他の人たちが座っていて、ならばここで食べられたらと思った他の席も、他の人の予約が入っているとのことで、柱二つが視界に入ってしまって、見晴らしは今ひとつではあるものの、岸辺に近いテーブルに座って食べることができました。結果的には、けれども、わたしたちの席の方が、風通しがよく、他の席からも離れていて、安心して食べられたのではないかと思います。

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 幸せを運ぶと言われるテントウムシが、テーブルの上を歩いていて、うれしかったです。木がすぐ近くにあったので、他の虫も時々風で降ってきたり、落ちてきたりしたのではありますけれども。

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 わたしも夫も、湖の魚料理を食べました。わたしはサケ科の淡水魚、ホワイトフィッシュ(coregone)、夫は湖の魚の盛り合わせを食べて、中には鰻などいろいろな魚があったのですが、一番おいしかったのはホワイトフィッシュだと言っていました。夫が注文した魚の盛り合わせでは、骨が取り除いてあったのに対し、わたしが頼んだホワイトフィッシュは1匹丸ごとだったので、骨に気をつけて食べる必要はありましたが、とてもおいしかったです。

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 夫はレモンシャーベット(sorbetto al limone)、わたしはビスケットの間に生クリームをはさんであるデザートを食べました。5ユーロもするようなデザートだろうかという疑問は残りましたが、おいしかったです。

 ワインもおいしくて、昨夜リミニで友人たちと魚料理を食べて、今夜帰ってきた夫は、ボルセーナ湖で食べた魚料理の方がおいしいと言っています。夫の同僚である友人は、ボルセーナ湖畔のこの店は、何を食べてもおいしいと言っているそうです。少し残念だなと個人的に思ったことも、次回また食べるときのための覚え書きとして、また、どなたかのお役に立つかとも思い、この記事には書いてあります。

 夫は最初は、オルヴィエートの日本料理店で昼食を食べてからボルセーナ湖に行こうと言ってくれていたのですが、屋外で食べようとすると、オルヴィエートの店では車が通る道路の近くで食べることになるため、湖の風景を楽しみながら、こうして食べることができて、よかったです。

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 わたしたちが食べている間、こんなふうに前を通っていくマガモのつがいもいて、ほほえましかったです。

 このあと、夫が寄りたいと行っていた園芸店に寄ってから、再びボルセーナへと、湖畔や通りに咲く紫陽花の花を見に行きました。

Ristorante Filoni - Stella sul Lago
loc. Prati Renari - San Lorenzo Nuovo (VT)
Tel. 0763 727484
Cell. 338 8209357

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Bella passeggiata & buon piatto di pesce
al Lago di Bolsena
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関連記事へのリンク
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Articolo scritto da Naoko Ishii

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ブログテーマ:お気に入りの場所やお勧めスポット・お店を教えて!
Commented by tokotakikuh at 2021-06-21 10:50
最も・美しい村
この表現をしますね・・ヨーロッパでは
そして、その表現に納得の風景に出遭えるのですよ
保存の仕方がね日本とは異なりますが
石の文化は、歴史をそのまま魅せてくれますよね

猫に至るまで・・貴婦人のよう( ´艸`)

素敵なランチタイムですね
食事を執る、この行為が、人の和みを魅せます
Commented by maccha-roll at 2021-06-21 13:14
クッキーとホイップクリームを重ねたケーキを昔黒柳徹子さんが紹介され、以来それを黒柳徹子ケーキと呼ばれるようになりましたが、イタリアにもあるのですね! 
..と思いつつも海外文化にもお詳しい黒柳さんですから、イタリアで味わったものが始まりだったのかもしれません。

ともあれ湖畔でのひととき、美味しい食卓に心地の良い風と時間が流れていたことがこちらにも伝わってきました。
Commented by milletti_naoko at 2021-06-22 17:14
zakkkanさん、「最も美しい村」がウンブリア州だけで20以上もあり、該当しない村にも負けないほど美しい村もあるので、他との比較の意味合いや少数であることを思わせる「最も」という言葉の使い方には少々疑問もあるものの、どこかの地域を訪ねようと思うとき、目安になるのでありがたいです。モリーぜでは「政治的に決められているだけ(で他にもっと美しい村がある)」と言う方にも会ったのですけれども。

湖畔でゆったりと食事を楽しむことができて、うれしかったです♪
Commented by milletti_naoko at 2021-06-22 17:20
maccha-rollさん、なんとそういうケーキを黒柳徹子さんが紹介されたことがあるんですね!

わたしが見たのは初めてで、これはラッツィオ州でしたが、実は昨日トラジメーノ湖畔の店でも食べたので、イタリアでもこういうデザートをどうも作るようです。どこが発祥だか気になるところですね。

湖畔の村の散歩と岸辺での食事、うれしかったです。ありがとうございます♪
by milletti_naoko | 2021-06-21 05:42 | Lazio | Comments(4)