今日はまず、シビッリーニ山脈(Monti Sibillini)の山、Pizzo di Meta(1576m)の山頂まで登りました。
Verso la cima del Pizzo di Meta (1576m), Monti Sibillini 2/7/2021
激しい風が吹いていたので、山頂への急な斜面を登りながら、そして、登りきってからも、はらはらしたのですが、
頂上からの360度の眺望がすばらしかったです。
この写真は、頂上から下り始めてから撮影したのですが、山頂から下る途中にも、シビッリーニ山脈の美しい高峰の山並みが見えました。
この山、Pizzo di Metaは、出発地点からゆるやかな長い坂道を登って、のんびりと歩いていたら前方に見えてきたので、夫が「あの山まで登ってみよう」と言い、山頂までの急斜面を苦労して登りました。登り道が長かったこともあり、たくさん歩いたように思ったのに、このあと、昼食後に万歩計を見たら、歩数が4千歩足らずだったので驚きました。
Monti Sibillini - Limitazioni alla circolazione conseguenti agli eventi sismici
昼食後は、ボロンニョーラ(Bolognola、1070m)の近くから、左右を高い山に囲まれたファルニョ渓谷(Valle del Fargno)を、川の流れを遡って歩きました。このトレッキングコースは、最初は登りがゆるやかな道が長い間続くのですが、地図で確認すると、ファルニョの山小屋(Rifugio del Fargno, 1811m)が近づき始めると、登り道がかなり険しくなるようです。
Valle del Fargno, Monti Sibillini
わたしはおそらく標高1300mあたりまで歩いたのではないかと思います。夫はさらにそのかなり先まで歩いたようで、わたしが引き返して出発地点に戻った40分後になって、ようやく戻ってきました。あと10メートル進んだら引き返そうと思いつつ歩いたのだけれども、あまりにも風景がすばらしいので、そのまま先へ先へと歩いてしまったのだそうです。ファルニョの山小屋まで歩こうとすると、標高差がかなりあるのですが、いつかまた、かつて別の山道を登って訪ねたことがある、この山小屋まで、登ることができればと考えています。
かつて歩いた登山道は、その出発地点まで登る道路が、2016年のイタリア中部地震以後、5年後の今になっても通行止めになっているために、いまだに歩くことができないのです。先に引用した地図および地図下のリンク先の地図では、シビッリーニ国立公園で、地震以来、現在も通行止めになっていたり通行規制があったりする道路や、トレッキングコースの歩くことができない区間などについて、色つきの丸や三角、四角などの記号を使って、詳細に示しています。
渓谷のトレッキングコースを長い間歩いて、出発地点へと戻るのが遅くなってしまったため、シビッリーニ山脈の高みで夕食を食べてから、車で山を下り、ペルージャへと帰途につきました。渓谷を長く歩いたおかげで、今日の歩数は、朝も晩もうちでは万歩計をつけるのを忘れていた時間がしばらくありはするのですが、14,386歩となりました。
夕食後にはもう夕日は山の向こうに沈んでしまっていましたが、空には夕焼けのピンク色が残り、たそがれ始めた空の下で、馬たちがのんびりと草を食んでいました。
Articolo scritto da Naoko Ishii
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