今夜は午後7時38分頃に友人から夫に電話があり、明朝までに終えなければいけない学校の仕事を、できれば今日中に終えたいと、夕食のしたくを気にしながら机に向かっていたわたしに、「今からすぐヨットでトラジメーノ湖を周遊して夕日が沈むのを見ようって誘ってきたんだ。今すぐ出発しよう。準備できるかい。」と夫が言います。
Lago Trasimeno al tramonto, Umbria 20/8/2020
トラジメーノ湖(Lago Trasimeno)は夕焼けの頃はことさら美しく、できれば行きたいとは思うものの、まだ夕食も食べておらず、ようやく仕事に片がついて、あとは同僚に文書を送ればいいという段階になったところです。
最近は、夫と出かけたり大家族との団欒のときをできるだけ持とうとして、一方では寄稿記事や授業の準備や学校の仕事があり、家事に水やりにとあれこれすることが多い上に、ブログの記事も1日に一記事は書こうと心がけているため、就寝時間がひどく遅くなり、午前1時前後になってしまうことが多く、午前3時になってしまったこともあって、寝不足気味です。

夕食の時間は、夏は午後8時頃で、夫が水やりを終えて戻ってくるのが、午後8時半などと遅くなるために、結果として夕食が遅くなる日もあるものの、それにしても、今晩は7時半過ぎになっても、わたしがまだパソコンの前に向かって仕事をしていたのは、今夜は、夫が職場での昼食にと購入したのに食べなかったピザを夕食に食べると言っていて、あとはサラダをさっと用意しようと考えていたからでもありました。わたし自身は、便利で早くておいしいマギーの即席の焼きそばを食べようと思っていたのです。
電話があと10分早ければ、さっと食事のしたくをして食べて、身じたくをして外出し、夫といっしょに友人と夕焼けを愛ながら、ヨットで湖をめぐることができたのにと思いつつ、おそらくは船上で食べるつもりでピザを持って出かける夫を見送り、これでゆっくりと自分の時間が持てると、けれどもどこかほっとしました。
今のご時世にありがたいことではありながら、好きではない役所勤めをしている夫は、最近は、義家族の健康や、改築中の家の困った隣人の問題もあって、いつにも増してストレスが多く、1か月も雨が降らない暑い日が続いているため、夫もペルージャの温室と畑、ミジャーナの庭と畑の水やりで、ひどく忙しくしています。
Pizzo di Meta, Monti Sibillini, Marche 2/7/2021
今年の夏もまた感染下にあって、長期間の旅行は難しく、また、週末は山が混雑するため、わたしたちは、土曜はうちにいて、金曜に休みを取って山に出かけるようにしています。
夫はストレスの発散ということもあるのでしょう、一度出かけると、できるだけ長く外で過ごしたい、体を動かしたい方で、一方、わたしは、せめて夕方にはうちに戻れたら、家事も仕事もブログの執筆なども、少しでもできるのにと思うものの、一度出かけたら、久しぶりに体を動かせるとき、そして夫と共に過ごせるときを大切にしたいという思いもあります。
先週金曜日は、シビッリーニ山脈(Monti Sibillini)で、「あのパネットーネの形をした山に登ろう」と夫が言った、この見晴らしのいい山の頂まで登ったあと、
Valle del Fargno, Marche
このファルニョ渓谷(Valle del Fargno)を歩いて、わたしよりかなり先の方まで歩いた夫が戻るのを待ちました。

そうしてそのあと、午後8時前に、雲間から漏れ出る美しい日の光を見てから夕食を食べていたら、ペルージャのうちに戻ったのは、午後10時半頃となりました。
Monte Cucco, Umbria. 3/7/2021
土曜日は、日中は家事や仕事、ブログのコメントやいいねのお返しをすることができたものの、夕方、早めに夕食を食べて、クッコ山(Monte Cucco)に夕日を見送りに出かけたら、帰宅が午後10時前になりました。
San Feliciano, Magione, Umbria 4/7/2021
そうして、日曜日も、久しぶりの大家族での昼食をトラジメーノ湖畔の店で楽しみ、おしゃべりをしながら皆とゆっくりと過ごしたあとで、
Monte del Lago, Magione, Umbria
近くの村を義弟たちと散歩し、わたしはこのあとすぐに帰りたかったのですが、

かつて暮らしていた家がある地域を訪ねようという夫のドライブにつきあっていたら、帰宅が午後7時前になりました。
こんなふうに出かけてばかりいると、するべきことを、できるときに集中してしなければいけなくなります。そうして、金曜・日曜と外食が続いていたので、昨日、月曜の晩は、ようやく胃に優しいごはんや畑で採れたてのサニーレタスなどが食べられると、食事を用意していたら、午後7時50分頃に、畑の水やりから戻ってきた夫が、今晩と同じ友人からの誘いを受けて、「今からピザ屋にいっしょに食べに行こう。急に誘いがあったんだ。」と言います。義弟夫婦もいっしょに行くと言っているのだと。
急な予定変更にすぐ応じられないのは国民性もあるのかもしれませんが、もう食事のしたくができていた上に、「どこで食べるか、誰と何人で食べるかも、友人任せなので分からない」とのことで、混雑している屋内の可能性もあったので、わたしは昨晩もうちに残りました。
うちにじっとしていられない、考える時間があるとつい考えが嫌なことに向かっていらいらしてしまう、そして、体を動かすのが好きな夫なので、これまでにも時々、遠方の友人と山中で会って、友と二人でかなりの長時間にわたる登山をしたことがあり、助かっていました。今夜の友人は、普段はいっしょに暮らすお母さんが夕食を共にしたいそうで、晩は出かけるのが難しい人で、だからおそらくは、何らかの事情で晩に突然自由に外出できることになったので、こんなふうに2日続けて、午後8時前になって、夕食やヨット周遊の誘いの電話をかけたのでしょう。もし今夜も昨夜と同じように夕食のしたくをすでに終えていたら、夫がそれでも食べずにすぐに湖にヨット周遊に出かけると言ったときに、わたしもさすがに腹を立てていただろうと思います。
幸いそうではないので、夫を連れ出してくれて、助かりました。それほどサッカーに関心のない夫も、今夜のユーロ2020の準決勝戦では、さすがにイタリアを応援するつもりだったのですが、湖でのヨット周遊と聞くと、試合を最初から見られないことを残念に思いつつも、迷うことなくすぐに出かけていきました。夫は先ほど、午後10時半頃に帰宅して、イタリア対スペインの試合を見ています。わたしは夫がうちにいたら、試合をいっしょに見るつもりではいたのですが、明朝は仕事や家事で忙しくなるでしょうから、今夜は試合を見る代わりに、ブログの記事を書き上げて、いいねのお返しも終えてしまえたらと考えています。
夫が帰宅したのに、いっしょに試合を見ないのは、けれども、自分でこうと決めて一人だけで行ってしまうのだから、試合観戦にはつきあわないという思いもあったからだったのですが、どうもまだ試合が終わっていないみたいですので、この記事を書き上げたら、わたしも試合を見に行くつもりでいます。
関連記事へのリンク- 友と湖上ゆけば夕日沈み二日月、トラジメーノ湖 (2020/8/20)- マギーの焼きそば食べてみました (2021/1/3)- 眺望のみごとな山それから渓谷へ、シビッリーニ山脈 (2021/7/2)- 涼を取り夕日見送るクッコ山 (2021/7/3)- 大家族みなで昼食トラジメーノ湖 (2021/7/4)
Articolo scritto da Naoko Ishii
↓ 記事がいいなと思ったら、ランキング応援のクリックをいただけると、うれしいです。↓ Cliccate sulle icone dei 2 Blog Ranking, grazie :-)
