イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

茜色の残る西へトラジメーノ湖をシラサギがゆく

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 まだ夏の盛りで、日が長いように感じているのに、夏至を過ぎてから、日の入りは少しずつ早くなり、8月3日火曜日には午後8時半、5日木曜日には午後8時27分となりました。少し前まで、日が沈むのが8時50分頃だったので、ついのんびりしてしまって、火曜日も夕食を早めに済ませて、いつもの南の湖畔に夕日を見送りに行こうと思っていたのに、

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Lago Trasimeno al tramonto, Magione (PG), Umbria 3/8/2021

湖が見えてきたときには、夕日がもうかなり低い位置にあり、しかも雲の間に隠れようとしてしまっていました。

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 できれば岸辺から見たかったと思いつつ、走る車から見える夕景もきれいで、肉眼には、まぶしく明るいオレンジ色の太陽の光が見えていました。この日は、出発間際に義父に来客があって、その対応をしていたこともあって、うちを出るのがさらに遅くなってしまいました。

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 今撮影時刻を確認すると、わたしたちが桟橋に着く直前に、日は沈んでしまっていたのですが、桟橋の先端まで歩いたときは、カスティッリョーネ・デル・ラーゴの暗く見える町並みの向こうの地平線近くの空が、赤くなっていたので、まだそのあたりに夕日があるのではないかと思っていました。

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 上空の雲は、もう灰色をしています。夕日の光が、雲に遮られて上空まで届かないのでしょう。

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 サンタルカンジェロ(Sant'Arcangelo)の桟橋からは、北東の方向に見えるサン・サヴィーノ(San Savino)の町並みとその向こうに見えるテッツィオ山(Monte Tezio)を撮影しようとしたら、シラサギ(garzetta)が飛んでいます。

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 シラサギは、桟橋のすぐ前方、北方に見えるポルヴェーセ島(Isola Polvese)の前を横切り、

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さらに北西へ、カスティッリョーネの方へと飛んでいきました。

 わたしたちの方に向かって、北西から激しい風が吹きつけていて、風が心地よくはあったのですが、空はこのまま暗くなっていくようです。「ジェラートは食べない方がいいから、うちに帰ろう」と夫が言います。

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 桟橋から岸辺へ戻ろうとして、南東を見やると、雲がほんのりとピンク色を帯びていました。開店したばかりの、湖の魚がおいしいという店は、駐車場には車がずらりと並び、テラスには食べる人たちが大勢います。

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 この日は詩人猫が見当たらず、代わりに別の猫が、夕日が沈んだ方向を見つめていました。

 ジェラートを食べなくても、どこか湖畔で散歩をしたいとわたしは思っていたのですが、夫は遠回りを避けたかったらしく、このあと乗り込んだ車は、どんどん湖から離れていきます。

 わたしが散歩をしたかったのにと言うと、それならコルチャーノに行こうと夫が言い、そこで、帰り道に近くを通りかかるコルチャーノの中心街を久しぶりに訪ねたのでありました。

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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by tokotakikuh at 2021-08-07 10:46
日の入りが・凄く遅いですね
日本では、お盆にはいる、この時期になると
薄っすらですが
日の入りが早まるのが解ります

でも、暑さは、最高潮に達してます

早々、4×100・男子リレー
金メダル・イタリア・おめでとうございます
今回のオリンピック、イタリア勢の活躍が素晴らしいです
日本は、バトンミスで‥残念でした
Commented by django32002 at 2021-08-07 17:14
国は違えど、やっぱりどこにいても猫は可愛いですね!
”夕陽を見つめる猫”って、なんとなく詩的です。
Commented by ciao66 at 2021-08-07 21:02
詩人猫ではない別の猫が夕日を見つめていたとは、
それは詩人猫2の登場だった?
なかなか面白い所ですね~。
ちょっと寂しい夕日でも、その代わりに素敵なコルチャーノに行けて良かったですね!
Commented by meife-no-shiawase at 2021-08-07 23:53
なおこさんのお写真はいつも空が本当に広々としていて、
それが気持ちがよいのだな~と今日はそれを特に感じました。
遮ぎる建物がない風景っていいですね♡

シラサギはこの広い湖でよく迷子にならないですね♪
なにか目印があるのかな~。

猫ちゃんも何かをじっと観ているようですね。
Commented by ririrouzu at 2021-08-08 11:33
気持ち分かります。
何処の国の夫は、同じかしら?(笑)
イタリアの男性は、
女性にはやさしいと?思われてますね
Commented by milletti_naoko at 2021-08-08 17:24
zakkkanさん、日本ではお盆に入ってから、日が短くなるのが感じられるんですね! 暑いのは辛いですよね。日本は湿度が高いですから、なおさらに。どうかくれぐれもお身体を大切にお過ごしください。

イタリア選手たちの活躍、びっくりしつつ喜びながらニュースを追っています。ありがとうございます。日本選手については、こちらではあまり報道がないのが残念です。
Commented by milletti_naoko at 2021-08-08 18:09
django32002さん、いつ見かけても夕日の頃はずっと西の方を眺めているので、やはり夕日を眺めるのが好きなのだと思います。

猫たち、かわいいですよね。
Commented by milletti_naoko at 2021-08-08 18:17
ciao66さん、ひょっとしたら夕日を愛する猫が増えてきているのかもしれませんね。

一番きれいな瞬間は車から見ることになりましたが、おかげで久しぶりにコルチャーノを散歩できて、よかったです♪
Commented by milletti_naoko at 2021-08-08 18:27
メイフェさん、住居や町は時を経て変わっていますが、紀元前217年にハンニバルの軍が古代ローマ軍を大破したトラシメヌス湖畔(トラジメーノ湖畔)の戦いの頃から、まだ風景がそれほど変わっていない岸辺も多いのではないかと思います。

自然が豊かで空の広い湖の眺めや夕景を、しばしば楽しむことができてありがたいです。シラサギもアオサギも白鳥も、かなり広い範囲を飛んだり泳いだりしています。本当に何を目印にしているのでしょうね。

この猫、夕焼け色の残る湖を向いていますが、視線の先の空はおそらくはもう雲に覆われていたと思うので、何を見ていたのか、わたしも気になります。
Commented by milletti_naoko at 2021-08-08 18:29
ririrouzuさん、夫はどちらかと言うと、自分が気になる方向へと遠回りしてでも行きたがる方なのですが、この日はせっかくわざわざ湖まで来たというのに、どういうわけかすぐに帰ろうとしていました。

優しいところもあるのですが、時と場合、そうして人によりけりという気がします。
by milletti_naoko | 2021-08-07 02:56 | Umbria | Trackback | Comments(10)