イタリア写真草子 ウンブリア在住、日本語教師のイタリア暮らし・旅・語学だより。

雷雨・豪雨 パリの傘と延期決めた歯科治療

 山の天気は変わりやすいというものの、8月13日、シビッリーニ山脈(Monti Sibillini)で山を登っていたときには、突然空が暗くなり、やがてはどしゃぶりの雨となりました。幸いわたしはレインコート、夫は折り畳み傘を持参していたのですが、

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Monti Sibillini 13/8/2021

その傘は、パリを旅行中に買い求めたもので、エッフェル塔と凱旋門が描かれています。飛行機でフランスに着いた翌朝、パリの町を歩いていたら、突然どしゃぶりの雨が降ってきて、わたしは傘を持っていたのですが、夫は最初に見つけた、傘を販売していた店、観光客用の露店で、この傘を購入したのです。買ってすぐに傘を開いたら、なんと中がすでに錆だらけだったのですが、こうして今も役に立っています。



 雷が鳴るときは、傘はささない方がいいと思うのですが、この傘には、上に突き出る部分がありません。それでもやはり、雷を引き寄せる可能性があるのかどうか、また今後調べてみたいと思います。

 ちなみに、わたしたちは、当日の朝になってから登山の行き先を決めることが多く、夫が早く出発したがるので、ペルージャの天気は調べるけれども、行き先の山の天気は調べずじまいで出かけるということも、時にあります。この日は前日のテレビの全国天気予報では、イタリア中部はどこも晴れるという予報だったのに、登山中に雨が降ってきました。それで、先週金曜日は、出かける前に夫が行きたがっていた山の近く、カステッルッチョの天気を調べて、雷を伴う豪雨となるという予報が出ていたので、ピントゥーラ・ディ・ボロンニョーラから山を登り、雨に降られずに済みました。

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https://www.3bmeteo.com/meteo/perugia

 けれども、山では雨が降っても、ペルージャでは雨の降らない日が長く続きました。ですから、今日はペルージャではかなりの雨が降るという予報が、数日前から出ていたので、「ようやく雨が降る、そうして気温が下がる」と、ほっとしていました。昨日まではけれど、雷を伴う激しい雨が降るのは、早朝から昼にかけてという予報が出ていたのに、今朝起きてみると、その予報が午後5時頃からに変わっていました。

 そうして、わたしは本来は、歯医者の夏休みのために中断となった奥歯の神経を抜く治療に、午後4時半に行くよう、予約が入っていたのですが、まれに見る悪天候が予想される日に、ちょうど渋滞となりそうな道を運転するのがこわいので、今朝9時、歯医者に電話して、予約を木曜の朝に変更してもらいました。暗い空の下の豪雨では、ワイパーを使っても前方が見にくいことがあり、以前夫の車のワイパーが、落ちてきた雹で壊れて、フロントガラスの視界が悪い中、ワイパーが購入できる店まで、恐ろしい思いをしながら移動したこともあるからです。

 今、本来なら歯医者に出かける時刻なのですが、雷が鳴り続ける上に、雨足がひどく激しいので、予約を変更して本当によかったと、ほっとしています。

 iMacで途中まで書いた記事を、途中で下書きとして保存して、パソコンとルーターの電源を切って、コンセントを抜き、今はその続きをスマートフォンから書いて投稿しています。そうして、その間に充電しておいたMacBookで、寄稿記事を書き上げて投稿する予定です。

    
 ちなみに、急に雷雨となり、雹が降ってきてワイパーが壊れたのは、このアッシジのラベンダー園のサルビア祭りからの帰り道でのことでした。

 長い間雨が降らずにいたあとの雷雨の際には、雹が降ることも少なくないのです。イタリア中部にお住まいの皆さん、そして旅行中の皆さん、どうかくれぐれもご用心くださいませ。

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Articolo scritto da Naoko Ishii

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Commented by meife-no-shiawase at 2021-08-24 01:47
傘を持っているときに雷がなると落ちるのではないかと
本当に怖くて、雨にぬれてもいいから傘を閉じたりします。
真実がわかったら是非是非教えて下さい。笑。

パリで買われた傘。おしゃれですね♪
本当にパリのお土産にピッタリ♡
でも傘ってすごく柄が素敵だったりしても
さしている本人には柄が見えないのがつまらないですね。
最近は内側に模様がある傘も増えていますが。
なのでこうやって傘をさしたお写真もいいものですね♪
Commented by milletti_naoko at 2021-08-24 02:26
メイフェさん、傘も危ないし、ずぶ濡れになっても危険だと思うし、判断が難しいところです。また調べてみようと思うのですが、やはり雨が降る可能性のあるときは、特に山は歩かないのが一番ですよね。頂上付近は雷が落ちやすいようで、登るのをやめてよかったと、今になって思いました。

初日から急な豪雨になって、特に夫は、そうして、傘が小さいのにしばらく相合い傘で歩かなければいけなかったわたしも大変でしたが、今となっては、そうでもなければ買うことがなかったであろうパリの傘といういいお土産ができました。ちなみに義父はイタリアの観光名所が描かれた傘も持っているので、やはり旅行先で雨に降られて買ったのだと思います。なるほど最近は中に柄が描かれていて、楽しめるものもあるんですね!
Commented by tokotakikuh at 2021-08-24 10:35
( ´艸`)
土産物屋さんは、信用できない・・
これ、イタリアでいわれた会話ですが
パリもそうなのね・・(笑)

そこへ来ると、日本はまじめね
真面目過ぎて、コロナ誘発ですから
何が?よくて、何が悪いのか
不信だらけです

でも、この傘、欲しいです( ´艸`)
Commented by ciao66 at 2021-08-24 20:17
なかなか楽しそうな柄の傘ですね!
観光土産で買った品でも役に立ち、記念にもなり、
雨の日に差しても楽しめる優れものでしょう。
雨に降られなければ買わなかったでしょうが。

私はイタリアで傘を忘れて、列車の中で気づき、雨が降っているのに困ったなと思ったら、いい具合にラ・スペツィアの駅でプラットホームの傘売りに出会って、とても助かったことが有ります。柄は普通の折り畳みでしたが・・・。
Commented by milletti_naoko at 2021-08-24 21:28
zakkkanさん、特に道に広げてカバンなどを売っている場合、偽ブランドの場合もありますよね。この傘、中に錆があった理由は謎ですが、買っていなければ、夫はさらにずぶ濡れになったでしょうから助かりました。携帯用にしては重いのですが、その分丈夫にできているように思います。

青空が広がるパリの町、いいですよね♪
Commented by milletti_naoko at 2021-08-24 21:32
ciao66さん、さしながら旅行を思い出せる傘、しかもデザインもなかなかしゃれていますよね。雨の日にさすのに、青空が広がっているというのも、おもしろいと思います。

駅の傘売りは、利用する地元客も多いので、普通の傘だったのでしょうか。傘が手に入って、よかったですね♪
Commented by sunandshadows2020 at 2021-08-25 22:49
山も天候は変わりやすいとよく言われますが、流石準備が良くて濡れずに済み良かったです。
ご主人の傘の柄と色がその場を明るく楽しくしてくれますね。
降らなかった雨が急に豪雨になるのは困りものですね。
乾燥しすぎのこちらでは豪雨でも何でも良いから雨が欲しいのですが。
天気予報で雨が何ミリ降るかも分かるのは良いですね。
当たりますか?
Commented by milletti_naoko at 2021-08-26 18:59
お転婆シニアさん、ありがとうございます。雨の予報が出ていなくても、巡礼中に雨に降られることも多かったので、幸い山を歩くときは、ちゃんと雨具の準備ができています。夫のパリの傘、寄稿記事に添える写真を探していたら、去年の6月も、雨が降ったときは、やはりこの傘をさしていました! 青空のデザイン、いいですよね。

降水量については、天気予報サイトによって差があり、実際ペルージャ市はとても広いので、降水量は場所によってかなり差があります。この日は我が家の周辺では雷を伴う激しい雨が、ちょうど歯医者に行くとしたら、わたしが出かけなければいけない頃に降っていたので、延期して本当によかったです。ペルージャ市内には、一部地域ですが、洪水で大きな被害があった場所もありました。そちらもどうか早く雨が降りますように。
by milletti_naoko | 2021-08-23 23:34 | Viaggi | Comments(8)