ご用心 運送会社騙る通関料請求詐欺メールとほんわかトラック・おもしろ運送

　先ほど新たな詐欺メールが届いていました。最近では、迷惑メールは、たいていの場合、最初からスパムメールに分類されるのですが、このメールは、受信箱の中に入っていました。

　「お客さまの小包は、追加して払うべき通関料が未払いなので、本日はお届けすることができません。手数料が支払われ次第、配送いたします。」と文面にあって、支払うべき手数料は1.67€、下の「小包を配送」（Invia il mio pacco）というリンクをクリックすると、おそらくは個人情報や支払うための口座情報などを入力するページが現れるのだと思います。
　そもそも、最近は何も注文していない上に、

実際の配信元のメールアドレスが、BRTとはまったく関係なさそうなアドレスだったので、詐欺だとすぐに分かりましたが、このアドレスが、本物と紛らわしい場合や、ヘッダーでメールの経路を確認しなければいけないほど、まことしやかなアドレスである場合もあります。


　感染下、オンラインで商品を注文する人、外国から個人で輸入する人も増えているために、こういう詐欺が増えていて、残念ながら、うっかり信用して、大切な個人情報を盗まれてしまい、被害に遭う人も後を絶たないようです。残念ながら、インターネットは便利なのですが、詐欺も国際的、かつ、巧妙な手口のものが増えてきています。皆さん、どうかお気をつけください。
　かつてドライブ中に、BRTのトラックがたくさん駐車されている配達拠点を見かけて、撮影した記憶があるので、その写真を添えようと思ったのですが、「トラック」や「駐車場」で検索しても、その写真が見つかりません。そこで、検索中に見つかった、これはという写真を、一言と共に、記事に添えることにしました。
28/5/2021
　これはまだ、イタリアでようやくロックダウンがゆるやかに解除され始めた頃に、道路で見かけたトラックの写真と言葉が、いいなあと思って撮影したものです。

"Un camionista non sempre può tenere per la mano i suoi nipotima con il cuore non li abbandona mai."

　「トラック運転手は、孫（おい・めい）の手をいつも引くことはできないけれど、心の中ではいつも孫（おい・めい）たちのことを考えている」
　イタリア語のnipoteという言葉は、「孫、おい、めい」のすべてを指しうる言葉です。ここでは、i nipotiと、男性名詞の複数形の場合の定冠詞が使われているため、男性の孫やおいだけとも取れますし、孫の中に男の子も女の子もいる可能性や、おいとめいが両方いる可能性もあります。イタリア語では、孫の大半が女の子でも、男の子が一人でもいると、その全員を指すとき、複数形のnipotiが、男性名詞扱いになるからです。ただ、この場合は、男女に特にこだわらず、一般的な概念として、複数の「孫・おい・めい」に言及しているのだと思います。
　もう一つは、やはりドライブ中に見かけたトラックです。
11/5/2021
　「まあ、こんな車をこうして配送しているのだ」と驚きました。

　ドライブ中にもいろいろな楽しみがあるものです。

Articolo scritto da Naoko Ishii

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